トッケビ梅雨時商店街
ユ・ヨングァン
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刊行日 2024/10/22 | 掲載終了日 2024/10/22
静山社・ほるぷ出版 | 10月22日
ハッシュタグ:#トッケビ梅雨時商店街 #NetGalleyJP
内容紹介
自費出版のクラウドファンディングで大バズり(1982%達成!)した噂のK文学が日本上陸!あなたの不幸、トッケビに預けませんか?
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出版情報
発行形態 | ハードカバー |
ISBN | 9784863898356 |
本体価格 | ¥1,650 (JPY) |
ページ数 | 360 |
閲覧オプション
NetGalley会員レビュー
「人生って穴の開いた靴下に似てる気がする」
自らをトッケビ(妖怪)と称する者たちがいるという噂のレインボータウンに存在する廃墟。
梅雨入りの日にチケットを持って廃墟へ行けば、人生を望むままに変えられるという。
貧しく、友人もいない孤独なセリンがトッケビ商店街で見つけたものとは。
シングルマザーの貧乏家庭に暮らすセリンは、がんばって進学校に入ったが、その中ではとびぬけて成績がいいわけでもない。
周りの子とは生活レベルが違い、友だちもいない。
友だちのように仲のよかった妹は失踪したまま。
テコンドーをやっているけど、それほどとびぬけて強いわけでもない。
自分は何も持っていない、こんな生活は、もう嫌だ、と思っていた時、ある噂を耳にする。
レインボータウンにある廃墟に、自分の不幸な身の上話を書いて送ると、不思議なチケットが返送されてくる。
そして、梅雨入りの日にそのチケットを持って廃墟に行けば、どんな願いもかなうらしい。
噂通りに手紙を書き、不思議なチケットを手にしたセリンは、理想の人生を求めて廃墟に行く。
貧乏でみじめな生活を送っていた子が、異世界に行き、そこで不思議な体験をする、といえば、ハリーポッターを思い出す。
著者独自の世界観が広がっていて、おもしろく読んだ。
トッケビのイメージが変わりました。
今まで読んだ話が昔話のようなものが多かったので、私の中ではどちらかといえば妖怪の仲間。それか、韓国ドラマの影響でイケメンで万能。今回はそのどちらでもなく、かわいさも面白さも恐ろしさも、キャラクターが生きていて、どの場面にも脳内でBGMが流れているような、ディズニー映画のようなイメージでした。
私が急に迷ったり忘れたりするのもトッケビのせいだったのか、これからは、「もートッケビ~」と思うことにしよう。
うわ、これは子供時代に読みたかったと、まず思った。
主人公はこうでなくては、と読み手は納得させられる。
選ばれし者なのだから。
一つ、二つ・・・と手に入れるものの、なかなか見つけられない人生における大切なもの。
主人公と一緒に、考えさせられる。
最後も、うん、こうでなくちゃねと、満足させられる。
それにしても、トッケビってこんなに魅力的な生き物?だったなんて。
トッケビ(妖怪)が集まって暮らす不思議な街。そこへ自分の不幸な身の上話を書いて送ると特別な招待状が届く言う。さらにはその街で、自分の人生を思い通りに変えることができるという…。
幼くして父親を失い母親と貧しい暮らしをしている高校生のセリン。友達もおらず、仲の良かった妹は家を出て離ればなれ。寂しさを抱え、将来への希望を持てないセリンはトッケビの街で人生を変えようと決意する。
トッケビたちが個性豊かで魅力的。冒険を通して成長したセリンが何を選び、人生がどう変わるのか最後まで目が離せなかった。
児童書なので「すぐに読み終えてしまうかな?」と少し思いましたが、予想以上に読みごたえがありました。
高校生のセリンは貧困の母子家庭で、仲良しだった妹は行方知れず。友達もいない。
望む人生を手にいれたいと願い、見事そのチャンスをつかむ!
行く先々で出会う個性豊かなトッケビと一風変わった商店街のお店。次はどんなお店なのかワクワクしました。
セリンはどんな人生を手に入れるのか?
ハラハラしつつ、想像力をかきたてられる。
セリンの成長と希望を感じるラストに、温かく柔らかな気持ちになりました。