放課後、星空喫茶で謎解き遊びを
瀬橋ゆか
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刊行日 2024/09/20 | 掲載終了日 2024/09/10
ハッシュタグ:#放課後星空喫茶で謎解き遊びを #NetGalleyJP
内容紹介
星座を使い謎をひもとく、彼らの名前は「星空探偵」。
「その小っ恥ずかしいネーミング、ほんと何とかならないわけ?」
「ならないねえ。だって僕が、気に入ってるし」
舞台は西東京、
プラネタリウムの輝く喫茶店で、スイーツとミステリーをどうぞ。
☆ ☆ ☆
【ゲラを読まれる方へ大切なお願い】
・校了前のデータを元に作成しています。刊行時には内容が異なる場合があります。
・レビューなどでのネタバレ行為はネットギャリーのみならず、外部サイトやSNS等の多くの方が目にする場でもお控えください。
・本文に対するご指摘などは「コメント」にてお願いします。
・自分には合わない作品だった場合、今後のためにも建設的なご意見をよろしくお願いします。
※今作は作者のご厚意によって提供いただいた校了前の大切なゲラを公開をしています。
※今作にこれから出会うであろう多くの読者のためにも、ご理解の上、素敵なレビューによる応援とご協力のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
☆ ☆ ☆
【あらすじ】
プラネタリウム好きの高校生・碓井十夜(うすい・とうや)は、
ある日クラスメイトの・桐山涼(きりやま・りょう)から出された「謎」を解いたことがきっかけで、
放課後に謎解き遊びをする「星空探偵」の活動に誘われる。
彼らの活動拠点は
「高い天井を持ち、滑らかな壁面いっぱいに、しっとりとした夜空と、それを彩る宝石箱をひっくり返したような星々を全視界に映す――プラネタリウムと喫茶店を融合させた空間」――『星空喫茶』だ。
満天の星々の煌きのもと、星座の逸話に絡む日常の謎を解くうち、
彼らは、自分自身に纏わるひとつの大きな謎と向き合うことに……!?
【目次】
P6 プロローグ。方向性を間違えたエネルギー
P16 第一章.ヘラクレスと蟹
P96 第二章.アルタイルの心痛
P162 第三章.ナルシストとオリオン
P234 第四章.ゼウスの変身
P306 エピローグ
◆著者について
瀬橋ゆか(せはし・ゆか)
徳島県出身、東京都在住。既刊に『ハナコトバ喫茶の事件図鑑』(双葉文庫)、『尾道 神様の隠れ家レストラン』シリーズ(アルファポリス文庫)、『鎌倉硝子館の宝石魔法師』シリーズ(ことのは文庫)がある。『尾道~』はアルファノルンCOMICSにてコミカライズ連載中。
◆イラストレーターについて
雪丸ぬん(ゆきまる・ぬん)
イラストレーター。広島在住。書籍装画実績として『世間知らずな同級生を飼うことになりまして』(四条彼方/ファンタジア文庫)『神様のお手伝いっ』(水瀬さら/ポプラ君ノベル)等。
出版社からの備考・コメント
◎拡材や新刊配本のお申込みにつきましては、
【マイクロマガジン社 販売営業部】までお問い合わせいただけますと幸いです。
件名に「ことのは文庫 9月新刊の注文」と明記の上、
「番線 or 番線情報」「書店名」「ご発注者様名」をご記載いただき
【hanbai-bceigyou@microgroup.co.jp】までメールにてご連絡くださいませ。
※受注状況によってはご希望数より調整が入る可能性がございます。予めご了承ください。
※価格は予価です。
◎こちらの新刊タイトルのお申し込み締め切りは2024年8月8日迄承っております。
おすすめコメント
◎高校生4人組が身のまわりの謎を解く、王道青春ライトミステリー。
黒髪高身長正統派イケメンで美味しいものに目がない碓井と、小柄で猫目、茶髪で童顔のかわいい系だが口の減らない美少年・桐山の二人を中心に、桐山の従妹でクールビューティーの月島とその友人のスポーツ好き女子・芹沢という4人の「自主的部活動」メンバーが、身の回りで起こる日常の謎を解くという、王道の青春ライトミステリー。
誰でも持ちうる小さな悩みがきっかけで起こった事件を解決することで、その悩み自体の解決方法も作中で提示されるため、「心の癒し効果」も抜群です。
◎各1話ごとに「星座」が絡んだ日常の謎を解いていく短編連作形式。
プラネタリウムのもとで、星座がモチーフのおいしいスイーツを食べつつ行う謎解きは輝く青春そのもの!というイメージを醸し出しつつも、その中で取り扱われる謎の背景はそれぞれにシビアなもの。
そんなギャップとともに、最終的に全てが解決する爽快感も、しっかりと味わえます!
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《特設サイト応援レビュー募集期間》
~2024年8月9日(金)午前10時
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恐れ入りますが『マイクロマガジン社 販売部』まで直接お問合せをお願い致します。
出版情報
発行形態 | 文庫・新書 |
ISBN | 9784867166284 |
本体価格 | ¥730 (JPY) |
ページ数 | 320 |
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NetGalley会員レビュー
プラネタリウムと喫茶店を融合させるという発想に脱帽。
日常に紛れた謎を紐解く星空探偵の高校生四人組は勿論、
脇を固めるキャラ達も個性豊かで華やかに物語を彩っている。
水と油のようでいて割れ鍋に綴じ蓋な碓氷と桐山のやり取りに思わず口元が緩む。
星座をモチーフにしたスイーツに想像力と食欲を刺激され、
口の中に唾液が溢れてくるほど実際に食べてみたいと思った。
星座、謎解き、スイーツ、青春を謳歌する高校生たち…
どこを切り取っても楽しめる文句なしの物語。
プラネタリウムの輝く喫茶店。
舞台は街の灯りが眩しく星空が綺麗に見えない西東京。
同級生曰く「行動と思考がアホ」な桐山と、プラネタリウム好きな碓氷。
二人はある謎を解いたのをきっかけに、桐山の叔父が営む喫茶店で日常の謎を解いていく。プラネタリウムの輝く喫茶店で解くのは、星座の逸話にまつわる謎だった。
星空やプラネタリウムが好きなので、こんな喫茶店があれば通ってしまうほど素敵な喫茶店でした。そこで桐山君の叔父が作るスイーツがとても美味しそうです。そしてそのスイーツが星空から星が落ちてきたような煌めきが閉じ込められているようでとても魅力的でした。
誰にでもオープンに見える桐山くん、他人には踏み込まない碓氷君。そんな二人にもお互いに言えない秘密があります。クラスメイトや親戚など個性的で魅力的な人たちに囲まれながら二人は自分に向き合っていきます。
青春時代の友情ってこうやって悩みながら育まれていくんだなという、懐かしさも感じました。
登場する星座を探しながら夜空を見上げたり、プラネタリウムに行くのもいいですね。
季節を変えながらこれからも「星空探偵」の活躍を期待したいです。
高校生になった碓氷くんは桐山くんにひっぱられるように日常の謎解き探偵のメンバーに入れられて……。
彼らの活動場所はプラネタリウムがある星空喫茶。星座にちなんだケーキやドリンクがとっても美味しそう。
日常の謎であっても、ふむふむなるほど、と推理が冴えていて、喉に刺さった小骨が取れたようなスッキリ感。
暗号もあって謎解きのワクワクがたまりません。
人に向けた悪意をそれくらい、としか感じていない子がいて、それがとても怖かったです。碓氷くんがそういうことに敏感な人で良かったです。
お話のあらゆるところにギミックがあって、読み進めていくうちにココとココがリンクするのか!と驚きが。
星座とからめて謎を解くというのが面白かったです。
彼らの高校生活が星空喫茶で集うことによってより楽しいものになるといいな。
日常の謎。そのキーワードだけで胸がときめく今作。高校生たちの賑やかでちょっぴり知的なやりとり、時々描かれる将来に悩む様子には、高校生の頃の懐かしい気持ちに浸れたほか、星や神話にまつわるエピソードで謎を解く要素がこの物語ならではで個性がありました。ほんの些細な好奇心から謎解きを始める星空探偵の活躍は、読めば自然と彼らの仲間になりたいと思ってしまうはず。十夜たちの日常がちょっとでも楽しそう、と感じたあなたは星空探偵の仲間です。
イケメンだけど変な人である桐山と彼に誘われ星空探偵に所属する事になった碓氷。実はお互い隠している事がありそれが各話にほんの少しの違和感として残されて(ちりばめられて)おりそれが繋がった時なるほど、と納得しました。全てを知ってから読み返すとなぜこの時このように感じていたのだろうという事が分かり新たな発見がありました。主軸は日常の謎でありながらそこに加わる星座の知識、喫茶店で提供される星座モチーフのスイーツなど美味しそうに描かれておりこんな素敵な空間があるならぜひ行ってみたいと思いました。面白かったです。
高校生男子が主役の物語です。
マイペースなイケメン桐山くんに巻き込まれるような形で探偵になる碓氷くん。
星空喫茶に星空探偵、日常のちょっとした謎を解き明かします。テンボよく話が進みます。
碓氷くんに、心の声がもれてるよー、と教えてあげたいくらい、心の声がダダ漏れなのも魅力の1つ。
怜さんの作る素敵な夜空のスイーツは、食べたくなります。高校生男子たちの心の動きが繊細にかかれていて、その場で見ているような錯覚におちいる作品です。
入学したばかりの、無気力な碓氷と人懐っこい桐山。性格は真逆だが、推理力は対等。つまり、ホームズとホームズのバディ。それがうまくいくのは、性格の違いと『星空探偵』をはじめとする人達がいるから。
その2人が挑む「日常の謎」は、ギリシア神話と星座と繋がっていく。それだけでなく、喫茶店からおいしいスイーツまで、ギリシア神話と星座のウンチクで盛り上げていく。
こんなミステリは初めてだった。
それだけに、ラストへ向かう急展開に息を呑んだ。碓氷が人との関わりを浅くしようとしてきたのは、劣等感から。将来的が見えないから。でもそれは、「まだわからない」だけ。だから「まずやってみる」。
それが桐山を凌ぐ碓氷の真価を発揮させる。それによって今までの「日常の謎」が一気に繋がり、運動会のあのシーンへと収束するとは。
そして『星空喫茶』のもう1つの意味に、「やられた」と思った。
そのして、それだけでは終わらなかった。『星空喫茶』 がそこにあるのも、桐山が碓氷に声をかけ共に行動するようになったのも、こんな理由があったとは。また、無気力な碓氷の言動などにおかしな点があったのも、そんな過去があったからだったのか。物語の最後にたどり着いた時には、唖然としていた。
これからは、碓氷は人との繋がりを大切に、明るい眼差しで様々な可能性を探っていくだろう。もちろん、『星空探偵』の面々と一緒に。
プラネタリウムの輝く喫茶店。
高校入学してすぐに、謎解き探偵メンバーに入らされた?碓氷くん。
日常に潜む謎を解いていく…その細やかな視点で語られていく様が読みやすくて良かった。
そして、最初の謎の流れから、最後へと向かう謎解き!
「こう来たかー!」とうなりました。
喫茶店の美味しそうなドリンクやケーキが気になり、こんな素敵な場所があったらいいなぁと思いました!
プラネタリウムのあるカフェというのがまず最高だと思いました。メニューも星座をもとにしていたり、この空間にいるだけで癒されそうです。ここに持ち込まれる事件の方は、嫌な感じで決着ついたとしても下手すると後にも引きずりそうな事件なんですが、この高校生達なら上手く乗り換えていけるのだろうな、という力を感じました。この本は、表紙とか挿絵とかも見てみたいなと思いました。
プラネタリウムのある隠れ家カフェに集うは、高校生4人組の「星空探偵」。壁を作りがちな十夜が、グイグイ前のめりな桐山との出会いを機に、日常のちょっとした謎を解く「探偵ごっこ」に引きずり込まれていく、目映いばかりの青春ミステリ。
高校生の遊びの延長のような、はっきり言ってどうでもいい、と思えてしまうくらいの小さな違和感を拾い上げて捏ねていく。こういう緩さもたまにはいいかと思いながら読み進めると、予想外に深く広く展開されていく事に驚いた。桐山というキャラの軽さから生まれる先入観が作品全体に影響を与え、それを最後に引っ繰り返してくる所がニクい。誰かにとっては「どうでもいい」ような事が、他の誰かにとってはとても大切で、そういう当たり前の教訓も全体を通して感じ取る事が出来た。
星座に纏わるたくさんの逸話と、星座モチーフの美味しそうなスイーツの数々も魅力的で、生き生きした彼らの情景が浮かんでくる作品。