彗星を追うヴァンパイア
河野裕
この作品は、現在アーカイブされています。
ぜひ本作品をお好きな書店で注文、または購入してください。
出版社がKindle閲覧可に設定した作品は、KindleまたはKindleアプリで作品を読むことができます。
1
KindleまたはKindleアプリで作品を閲覧するには、あなたのAmazonアカウントにkindle@netgalley.comを認証させてください。Kindleでの閲覧方法については、こちらをご覧ください。
2
Amazonアカウントに登録されているKindleのメールアドレスを、こちらにご入力ください。
刊行日 2024/08/29 | 掲載終了日 2024/08/28
ハッシュタグ:#彗星を追うヴァンパイア #NetGalleyJP
内容紹介
――未知を愛した青年、人間を信じた怪物。魔術が終わる時代に、ふたりは戦場で出会った。
17世紀、イングランド。母と暮らした幼い頃から、オスカーの願いは〈世界のルールを解き明かす〉ことだった。数学の才を持つ彼は、ケンブリッジ大学でニュートンに師事する。けれど、王位継承を巡る反乱が勃発し、戦場へ。窮地に陥った彼の命を救ったのは、人知を超えた力を操る謎の男、アズ・テイルズだった。物理法則に従わない未知の存在を解き明かそうとするオスカーと、自分が解き明かされる日を待ち続けるアズ。ふたりの出会いが、人類の〈科学〉と〈戦争〉の歴史を動かす。
おすすめコメント
『昨日星を探した言い訳』が〈愛と倫理の物語〉なら、本作はきっと〈愛と知性の物語〉。
河野裕さんがこれまでの作品で共通して描いてきたものは、「手の届かない何かへのあこがれ」や「誰かの人生を照らし続けるもの」ではないか、と思っています。それらが、いままででいちばん純粋な形で、愛すべき主人公たちの葛藤や彼らの真摯な対話から伝わってくる作品です。
それが、人生を捧げる対象であれ、目の前にいる誰かであれ。
自分にとって〈大切な何か〉のことを、もっと知りたいと思う気持ち、知ろうとして手を伸ばす感覚、知りたいのにわからない苦しみ、ほんの少しずつでも「理解できた」と信じられる喜びを、人生で一度でも味わったことのある人なら、きっとこの物語が届ける特別な感動を受け取ってくださると信じています。
(担当編集者)
出版情報
発行形態 | ソフトカバー |
ISBN | 9784041149607 |
本体価格 | ¥1,700 (JPY) |
ページ数 | 384 |
閲覧オプション
NetGalley会員レビュー
私にはとても難しくて、悲しくて、未知に溢れていて、すごくおもしろかったです。
そしてオスカーとアズ・テイルズ、人間とヴァンパイアの友情が確かに存在していたことに、胸がいっぱいです。
わからないことだらけの物語を読んでいるのに、学び、考え、読み解くことに喜びを感じるオスカーの、胸の高鳴りがびしびしと伝わってきて、楽しい!嬉しい!という気持ちが伝染しました。
だからこんなにもおもしろかったんですね。
ラストもすごくよかったです。
人間の儚さと、儚いからこその輝き。そして世界の美しさ。すべてがキラキラとした一冊でした。
素敵な作品をありがとうございました!