新訳 ドリアン・グレイの肖像

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刊行日 2024/08/23 | 掲載終了日 2024/08/20

ハッシュタグ:#新訳ドリアングレイの肖像 #NetGalleyJP


内容紹介

鴻巣友季子氏推薦!

130年前の作品なのに、めちゃくちゃ面白い

最新研究を反映した決定版!異端の名作を、最高に読みやすい新訳で!


純真な青年ドリアンは天使のような美貌を買われ、肖像画のモデルになる。それは素晴らしい出来になるが、快楽主義者ヘンリー卿に若さが有限だと気づかされ絶望。「永遠に若いのが僕で、年をとるのがこの絵なら、魂だって差し出す!」以来、青年に代わり、絵が年老いていく。誰かを裏切れば絵は醜く歪み、破滅させれば邪悪に黒ずむ。××すれば…。現実と虚構、同性愛の記号が交差する異端の名作。徹底解説90P。最新研究を反映した新訳!


●他社と違う! 河合訳のここがポイント

ポイント① どの先行訳よりも読みやすく、面白く、原文の意味を忠実に伝える新訳。

ポイント② 最新研究に基づき、ワイルドの思想とテーマを明快に提示。

ポイント③ 作品の時代背景や芸術観がわかる、読解に必須の訳注が47Pも掲載!

ポイント④ ワイルドを破滅させた同性愛裁判を詳説する訳者あとがきも43P掲載!

※ポイント①②について、詳しくは「訳者あとがき」を参照


目次

ドリアン・グレイの肖像

訳注

訳者あとがき


著者紹介

オスカー・ワイルド

アイルランド出身の小説家・劇作家・詩人・批評家(1854-1900)。代表作に戯曲『サロメ』『まじめが肝心』『レイディ・ウィンダミアの扇』、小説『ドリアン・グレイの肖像』、童話『幸福な王子』。フランス象徴主義の影響を受け、耽美的・頽廃的な19世紀末文学の旗手となった。警句や軽妙な会話を得意とし、社交界の寵児となったが、当時犯罪とされた同性愛で有罪となり、投獄され破産。出獄3年後にパリに死す。その唯美主義の影響は大きく、谷崎潤一郎も影響を受けた。

河合祥一郎

1960年生まれ。東京大学およびケンブリッジ大学より博士号を取得。現在、東京大学教授。著書に第23回サントリー学芸賞受賞の『ハムレットは太っていた!』(白水社)、『シェイクスピア 人生劇場の達人』(中公新書)、『NHK「100分de名著」ブックス シェイクスピア ハムレット』(NHK出版)など。角川文庫よりシェイクスピアの新訳、『不思議の国のアリス』、「新訳 ドリトル先生」「新訳 ナルニア国物語」シリーズなどを刊行。

鴻巣友季子氏推薦!

130年前の作品なのに、めちゃくちゃ面白い

最新研究を反映した決定版!異端の名作を、最高に読みやすい新訳で!


純真な青年ドリアンは天使のような美貌を買われ、肖像画のモデルになる。それは素晴らしい出来になるが、快楽主義者ヘンリー卿に若さが有限だと気づかされ絶望。「永遠に若いのが僕で、年をとるのがこの絵なら、魂だって差し出す!」以来、青年に代わり、絵が年老いていく。誰かを裏切...


出版社からの備考・コメント

※頂戴したフィードバックコメントは拡材や広告などで使用させて頂く場合がございます。

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出版情報

発行形態 文庫・新書
ISBN 9784041141977
本体価格 ¥940 (JPY)
ページ数 464

閲覧オプション

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NetGalley会員レビュー

有名なオスカー・ワイルドの名作。
若い頃この本を読もうと思い挫折したままにしていた。
今作を読むにあたり、他の訳との違いを感じたくて他社で翻訳されているものを読んでみた。読みやすい訳だったのですんなり読むことができた。
そして今作、河合先生の新訳ということで、どんなドリアン・グレイが描かれるのかと思いこちらを読んだ。130年前の作品とは思えないほどの瑞々しさを感じた。
原文に忠実にということだが、先に読んだ翻訳と展開は同じでも、ドリアン・グレイの魅力が勝り飽きることなく楽しむことが出来た。
特にシビルとの関係の箇所の理解が深まり、二人の印象が変わった。
若さや美貌に固執するドリアン・グレイに、年相応に年齢を重ねられないことにどこか哀しみも覚えた。

訳注もついていて、ページの行き来がし易いので紙の本で読んだほうが読みやすいだろう。
また、私の中ではBL的な要素の強い作品に感じていたが、解説で時代背景や実際のモデルになったかもしれない人物などを知ると全く違った印象になった。
時代を経てもなお惹きつけられる作品。私のように途中までしか読んだことのない人にもぜひ最後まで読んでほしい。
また、他の訳で読んだことがある人にもぜひお勧めしたい。

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オスカー・ワイルドの名作。前に読んだ訳と比較するとかなり読みやすいのだとは思いますが、古典だしオスカーワイルドだしかなりの難敵なのであります。最後まで嫁はしましたが、かなり苦心いたしました。古典の好きな人だけチャレンジしてください。

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ドリアングレイの肖像は大学の時に原書を読まされた覚えがある。
面白いお話なのだけれどなかなかその英語を読むのがしんどくて翻訳本を手に入れた。
が、やはり翻訳本も日本語が読みづらい。これだから翻訳本は苦手なのだ。
さて、新訳が出たということで令和のドリアングレイはもっと読みやすくなっているかなと期待した。
が、やはり文体なのか、読みづらさはある。あと一体どこに注釈が書いてあるのかと思ったら一番最後にまとめて書いてあった。私としてはその章ごとにあった方がわかりやすいと思う。
まあやはりこんなもんだよなと思って読みましたが、役者あとがきを読み、やはり読みやすくしようとした努力があることがわかったがやはり言葉が混乱するのでこの言葉を使ったとか色々書いてあった。訳者あとがきが一番私には興味深いものであった。

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100年以上前の作品とは思えないほど読みやすい。
他の訳で読んだことがあるので、筋は知っているのに
楽しんで読めました。
中学生の娘が読書課題のうちの1冊に指定されていて
途中で挫折したことがあるのだけど
この本だったら読み切れたのかも…と思いつつ。
やっぱり、新訳って意味があるんだな、と思います。
とはいえ、読むのに時間がかかるのもまた事実。
ラノベのようにはいかないですよね。

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