死んだ石井の大群

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刊行日 2024/08/05 | 掲載終了日 2024/08/07

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内容紹介

//『死んだ山田と教室』で第65回メフィスト賞を受賞した
金子玲介がおくる、あらたな生の讃歌 //

白い部屋に閉じ込められた333人の石井

失敗すれば即、爆発の3つのゲームで

試されるのは、運か執着心か――

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[ あらすじ ]

14歳の唯は死にたかった。理由なんてなかった。何度も死のうとした。死ねなかった。今、はじめて生きようと思った。この理不尽な遊びから抜け出すために。

探偵の伏見と蜂須賀の元に、石井有一を探してほしいという依頼がきた。劇団の主宰がその才能にほれ込んだ人物らしい。

唯と有一の身に何が起きたのか、二人の生死の行方は――。

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著者/金子玲介(かねこ・れいすけ)
1993年神奈川県生まれ。慶応義塾大学卒業。『死んだ山田と教室』で第65回メフィスト賞受賞。

//『死んだ山田と教室』で第65回メフィスト賞を受賞した
金子玲介がおくる、あらたな生の讃歌 //

白い部屋に閉じ込められた333人の石井

失敗すれば即、爆発の3つのゲームで

試されるのは、運か執着心か――

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[ あらすじ ]

14歳の唯は死にたかった。理由なんてなかった。何度も死のうとした。死ねなかった。今、はじめて生きようと思った。この理不尽な遊びから抜け...


出版社からの備考・コメント

★校了前の仮データを元に作成しています。刊行時には内容が若干異なる場合がありますがご了承ください。

発売前の大切なゲラをご提供させていただいております。弊社では、下記のような方からのリクエストをお待ちしております。
○発売に向けて、一緒に作品と著者を応援していただける方
○NetGalleyへレビューを書いてくださる方
○自分には合わない内容だった際、どういったところが合わなかったかなど、建設的なご意見をくださる方

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読み終わりましたら是非NetGalleyへレビューをご投稿ください!
著者・担当編集ともに楽しみにお待ちしております。

※発売前作品のため、ネタバレや、読書メーターやブクログなどNetGalley以外の外部書評サイトで発売前にレビューを投稿することはお控えください。

ご協力の程、何卒宜しくお願いいたします。

★★★
作品の拡材や指定配本をご希望の書店様は
恐れ入りますが<講談社 出版営業局>まで直接お問合せをお願いいたします。

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出版情報

ISBN 9784065367087
本体価格 ¥1,700 (JPY)

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NetGalley会員レビュー

死に憧れる少女唯ら333人の老若男女の〈石井〉による、不合理極まりないデスゲームが始まる。その過酷な様が克明に綴られていく。
なら、この穏やかな心地はどこから訪れた? 光はどこから差し込んでくる?読んでそれを探してほしい。

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人は一人で生きていく。様々な経験の中で、辛くても、投げ出したくなっても。でも最初から最後まで、一人で決め、一人で歩いていく。だから、彼は初めて『生きてる心地』を味わうことになる。それは、色々な感情を体感すること。正の感情も負の感情も。でも、それらの無数の感情達支えてくれるから、『生きてる心地』を実感して生きていくことができる。

最後の最後の『決断』は、君が初めて自分の意思で選んだ『決断』。だから、君は人生の後半を『初めて生きていく』。でも大丈夫。もう、君は大丈夫。皆がいたのだから。

『また始まる』のではなく、『とうとう始まる』んだね。君の人生、が。人生は半ば過ぎてしまってはいるけど、こうに言わせてもらっていいかな? 「誕生日おめでとう」と。

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うわぁ、そういうことだったのか…。読み終えて思わず声が出てしまった。前半のゲームの経緯があまりに不穏で容赦無く残酷で、この先どうなっていくのだろう、或いはこのまま悲惨な結末が待っているのだろうかと終始不安だった。途中から、人探しの探偵たちの話が段々と近づいてきて、あれ?もしかして…と思ったが、その予想を遥かに超える展開と結末を用意した作者にもう完敗だった。本当に凄い…。これは人知れず生きづらさを抱える人、自分の人生を生きている実感の無い人を救う物語だ。心してぜひ最後の最後まで読んで欲しい1冊!

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前作に引き続き、「生きる」ことに対する想いが熱い。
作中人物のキャラもあって軽く、サクサクとストーリーが進んでいくのに(だからとても読みやすい)テーマはしっかりしてる。
「大丈夫、生きていける」という声はたぶん読んた人みんなに伝わると思う。

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前作を思い起させる、男子同士のくだらない話を含んだ笑える軽快な場面と、容赦ない残酷な場面が交互に描かれ、ハラハラしながら引き込まれてしまう。やがて話が結びつき、読み終わった時、私の中でたくさんの「わたしたち」の声が聞こえる。「生きろ」と。

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前作の「死んだ山田と教室」は、事故で突然死んだクラスの人気者が教室のスピーカーになって蘇るという奇妙奇天烈な小説だった。しかも呼び出す時には、普段絶対に口に出さないであろう言葉を合言葉にしようということで「おちんちん体操第二」にする。誰かが「おちんちん体操第二」と唱えると、亡くなった山田の憑依したスピーカーから声が聞こえる。死んだ山田は暇を持て余し、深夜に一人でディスクジョッキーをする。うーん、完全脱力系の物語だ。
しかしラストは意外にもセンチメンタルな気持ちになり、読後感がいいという不思議な作品。プロモーションのサイト展開も今どき。天下の講談社という構えもなく、令和のポップを実現している。

そして立て続けに発表された第二作もなかなかの珍作。今度はバトロワ系の怪作だ。
部屋に閉じ込められた333人の石井。様々な老若男女で構成された同じ苗字の333人。ゲームで争い、負けたものは命を落とし、そして最後に残ったたった一人が生き残れるというデスサバイバル物語。ラノベテイストで展開していくが、もちろん一筋縄では行かない。きちんと納得の仕掛けもあり、さすがと唸らされる。
しかもきちんと筆力もあり、物語の構成力も立派。侮れない令和の実力なのである。

作者はメフィスト賞の受賞作家。この賞こそ、まさに令和世代の文学賞だ。別に純文学だとかエンタテインメントだとか構えることもなく、ただ読者が読みたいものをひたすらに提供するための賞。「ゴリラ裁判の日」という珍作があったかと思えば、「線は、僕を描く」という普通に素敵な青春小説があったりする。なかなか振り幅の広いユニークな文学新人賞、テレビ業界でよく言う「Z世代」の文学賞だ。
本はマテリアルで読むものから電子データで読むものに変わっていった。ならばその中身だって変わって然るべきだ。その代表が「メフィスト賞」である。歴史ある新人発掘の文学賞が、電子書籍の時代にフィットした文学賞に見事に変容した。変わるべきところは変えて、守るべきは変えない。その好例を「メフィスト賞」に見た気がする。

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デスゲームの残酷な描写と探偵視点のちょっとコミカルなパート。この二つのバランスがとてもいい。
本当に予想もできない結末で『おぉぉぉぉ…』と叫んでしまった。
前作もだけど、死生観が厭味ったらしくなくて読みやすい。直球で『生きろ!』と言われるよりは素直に受け止められる。
読み終わった後ならタイトルの意味が分かる作品。後味も悪くないし、こういう作品は好きだ。

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なんかもう、とりあえず生きるしかないって!と強く訴えかけてくる作品でした。
生にしがみつくのは恥ずかしいことではない、とにかく生きろ!と、熱いメッセージをもらいました。
初っ端から目が離せない展開と、伏見と蜂須賀の軽快なやり取りが楽しくて、ぐいぐいと物語の世界に引き摺り込まれました。
そして「田中ファイナルウェポン」は脳にこびりついて離れなくて困りました。笑
口に出して言いたくなる、田中ファイナルウェポン。私の中で、このまま行くとこの作品は田中ファイナルウェポンで頭を占められて終わるのでは?なんてことも考えましたが、やっぱりラストがすごい!そういうことだったのか…!と、鳥肌モノでした。その頃にはもう、田中ファイナルウェポンはどこかにいってました。
最後の唯の心からの叫びもやばかったです。
生きるだけでいいよ。生きるだけでいいから、生きてよ。胸に刺さる読者も多いはず!
「死んだ山田と教室」とはまた一味も二味も違う、最高におもしろく、生きることを後押ししてくれる作品でした!

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とても読みやすく、スルスルと読めました
若い読者にも読みやすさから届きやすいと思います
最後の意外性もありとても面白かったです
前作と並べて販売するのにとてもいい作品だと思いました
次の作品もすごく楽しみにしています

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白い部屋に集められた人々が、突然始まったデスゲームであっけなく死んでいく。勝ち残った1人だけが生還できるという厳しい戦い。
ここはどこ?彼らは何故こんな目に?どうしてみんな「石井」なの?こんなストーリーを前にどこかで見たような······?次々に浮かんでくる疑問。

ああ、だからみんな「石井」だったのか。
理由がすごすぎて驚いた。

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最後の急転直下。 あり得ないデスゲームがいきなりリアルに!
驚きと、そして主人公の心情が迫ってきて、読後感は最高です

石井有一の本棚に並んでいたタイトルがわかりすぎてちょっと懐かしかったです
ビリー・ミリガンも・・・

山田に引き続きおすすめしたい小説です

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なるほどね〜と唸りながらあっという間に読了。
最初デスゲームムリと思いながらも誰が生き残るのかの興味だけでページをめくっていたのに、気付くととんでもない世界へ連れて行かれていた。個人的に蜂須賀のキャラが良いなと思った。

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首輪を着けられ謎の白い部屋に集められた330人の石井さん、こんな異常な状況で何も起きないわけもなく……。てな具合のデスゲームものなんですがデビュー作で『事故死した高校生が教室のスピーカーに転生する』というぶっ飛んだ設定の話を書いた著者が由緒正しいデスゲーム系作品を書くわけもなくやはりひと味もふた味も違う味わいとなっている。

人の頭がバンバン爆発する超絶ハードコアな地獄絵図と、コントのような探偵パート。そしてアッと驚く展開が連続するクライマックスまで全く飽きない怪作。

前作に続き特殊すぎる設定を破綻することなく綺麗に着地させる金子玲介さんに脱帽です。

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冒頭からいきなり始まる理不尽なデスゲーム。
バトロワを彷彿とさせる容赦ない展開だと思ったら、本当にバトロワの本が作中で出てきてドンピシャ世代としては、おっ!と反応してしまった。
何の目的でこんなゲームが行われているのか。
それが分かった時に、物語の印象がガラリと変わった。

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333人の石井さんたちによる石井さんたちのデスゲームが始まる!!
しかし!!
ただのデスゲームだと思うことなかれ!
ラストまで読んでください!!
こんなストーリーを思いつくなんて、天才的!!
全く予想外の展開に一気読みでした!
深いのよ……本当に。
頑張れ、石井さん!!

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突如として過酷なデスゲームの舞台に立たされた、333人の石井さん。希死念慮を抱えながらも生き残りをかけて理不尽な状況と闘う、「命」を凝縮したミステリ。

どこから違和感を覚えるべきなのか?『死んだ山田と教室』に続き、圧倒的な奇抜さに戸惑ってしまい、ぐいぐいと世界に引き摺り込まれ、最後の最後まで意図に気付けなかった。
残酷なデスゲームの真の目的はなんなのか?グロテスクな描写とその不条理さとは掛け離れた所に落とし込む、著者の創造性に石井と共に爆発した。

「生きるだけ」簡単な事が一番難しい。

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先日、新聞で「このまま夫婦同姓が500年続くと、全員『佐藤』になる」という記事を読んで衝撃を受けたのだが、本作は300名を超す「石井さん」だ。タイトルはもちろん、ジャケも攻めている。ホラーは大好物だけれどスプラッター物は大嫌いな私が手にするのだから、本の神様からの天啓だったのかもしれない。殺られた、もとい、やられた。読了直後の放心状態は、登場人物の「石井有一」と同じだきっと。スプラッターもので感動するとは思いもしなかった!なんなのこのスプラッターハートウォーミング的な。実際にある小説作品を絡めたミスリードも巧い。p.127のキング『死のロングウォーク』は読んでみたくなったし、その後一瞬『かがみの孤城』的ミスリードも。巧い。奇しくもこの作品の前に読了した本が同じテーマを扱ったものだったので、本のリンクの神秘にクラクラした。そして作品名を挙げられないあの本も懐かしく感じた。まだ自分の本棚に眠っているはず、久々に表舞台に登場させてあげよう。感服。

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『死んだ山田と教室』で衝撃デビューした金子玲介さんの第二弾!タイトルが似た感じだから、デビュー作に似た感じなのかと思いきや…これは、完全に裏切られました!全然テイストが違う!もちろん、とてもいい意味で。最初からインパクトありありの衝撃展開で、あのわちゃわちゃした楽しい学生達を描いた作家とは思えないハラハラドキドキしっぱなしの展開。そして、テーマとしては、色々な作品でも見られる物ですが、この消し方?解決方法は初めてでは!次回作も期待せざるを得ませんね〜!

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『死んだ山田の教室』でも思いましたが、このお方の書く文章はとにかく多面的で立体感が感じられてとても舞台や映画など3D媒体との相性がとても良い気がしています。
だからこそ、本作のような世界観に閉塞感が三倍マシくらいで圧力があって気が気じゃないほどに読み込めました。
こんなに石井さん必要だった?と思うほどちょっと多すぎなような気もしますが、インパクト的にはだいぶ強めに伝わってきました。『神様の言うとおり』をちょっと思い出しました。

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突如はじまるデスゲーム、最後の1人になるまでってエグい…!
あまりにも理不尽、ゲームの行方が気になって一気読みしてしまいました。
石井の大群にこんな結末が待っていたなんて…
思わぬところから差し込んだ希望にぐっときました。
面白かったです!

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死にたいのに死ねない14歳の石井唯が、突然333人の石井とともに白い部屋に閉じ込められ、友人の石井たちとともに失敗すれば即爆発の3つのデスゲームに参加させられるミステリで、ドッジボール、階段しりとり、そしてじゃんけんといった失敗したら爆死するゲームに参加させられ、理由もわからないうちに次々と死んでいく石井の大群。一方、探偵の伏見と蜂須賀の元に石井有一という人物を探してほしいという依頼が舞い込み、2つのストーリーが並行して進む構成になっていて、そもそもなぜこのゲームが開催されたのか、いきなり巻き込まれた理不尽なゲームから抜け出すためにはじめて生きようと抗った唯たちが迎える思わぬ真相には、そう来たかと驚かされそのアイデアに唸らされました…。

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キャラクターが魅力的で面白かったです
少しずつ読み進めるつもりが二転三転する展開にハラハラして一気に読み終えてしまいました、「元小説家の探偵とチャラけた助手」というコッテコテのキャラクターがある種の目くらましとして作用しているのもいいですね、そっちは現実なんかい(笑)、という

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