ひだりポケットの三日月

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刊行日 2024/07/18 | 掲載終了日 2024/07/22

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内容紹介


指が2本しかない、
三日月のような形の左手の逃げ場だった「ひだりポケット」。
そこには著者のたくさんの物語が詰まっていました。

生まれもった障害、
NHKパラリンピックリポーターとしての奮闘、
自己肯定感をくれた美容との出合い、
セクシャリティのこと―――――。

足りないことを憂うのではなく、残されたものを活かす。
不自由な時代を生きる私たちに気づきを与える1冊です。

------------------------

*「はじめに」より、一部抜粋  *

生まれつき、左手指が2本しかありません。
右手の5本と合わせて、不恰好ですが、合わせてラッキーセブンの7本指。

これまで耳を塞ぎたくなる言葉をぶつけられた日や、
視線を受け止めきれない日もありました。それもまた人生です。

左手の障害を隠したかったとき、
やり場のない気持ちを受け入れ、守ってくれた場所が、左ポケットでした。
私には救いでもあり、同時にどこか虚しくもあった。

今でも、左のポケットに逃げ込むことがあります。
でも、今はもう悲しくなることはありません。

堂々とすることで得られる自由、隠すことで守ることのできる自由。
そのどちらも素晴らしくて、美しいという事実を、私は知っています。

きっと誰もが、やり場のない気持ちを胸に、ポケットに、今日を生きている。

ありのままの貴方が美しいのだというメッセージをこの本に託して。
昨日よりもほんの少し、貴方が自分のことを許せますように。

「自分のことが好きで、自分のことが嫌いな、世界に一人の貴方へ」

**--------------------
著者/三上大進(みかみ・だいしん)
大学卒業後、外資系化粧品会社でマーケティングに従事。2018に日本放送協会入局。業界初となる障がいのあるキャスター・リポーターとして採用され2018平昌、2020東京パラリンピックにてレポーターを務める。生まれつき左手の指が2本という、左上肢機能障害を持ち、自身のセクシャリティがLGBTQ+であることをカミングアウトしている。現在はスキンケア研究家として活動。スキンケアブランド「dr365」をプロデュース、運営。


指が2本しかない、
三日月のような形の左手の逃げ場だった「ひだりポケット」。
そこには著者のたくさんの物語が詰まっていました。

生まれもった障害、
NHKパラリンピックリポーターとしての奮闘、
自己肯定感をくれた美容との出合い、
セクシャリティのこと―――――。

足りないことを憂うのではなく、残されたものを活かす。
不自由な時代を生きる私たちに気づきを与える1冊です。

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出版社からの備考・コメント

★公開のデータは第3章までとなります。(全4章)
★校了前の仮データを元に作成しています。刊行時には内容が若干異なる場合がありますがご了承ください。

発売前の大切なゲラをご提供させていただいております。弊社では、下記のような方からのリクエストをお待ちしております。
○発売に向けて、一緒に作品と著者を応援していただける方
○NetGalleyへレビューを書いてくださる方
○自分には合わない内容だった際、どういったところが合わなかったかなど、建設的なご意見をくださる方

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○自分には合わない...

おすすめコメント


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2018平昌、2020東京パラリンピックNHKリポーターを務めた著者が語る、東京パラリンピックリポート時の回顧を含めた、著者の初自叙伝です!
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*主な内容*

―私についてもう少しだけ

第1章―パラリンピック奮闘記
 それが私にできること /パラリンピックがくれたもの  …etc

第2章―美容は心の処方箋
 学ランの私が、譲れなかったもの /手を繫ぎたいという願いこそ  …etc

第3章―障害と個性
 ビビるくらい厳しかった母 /個性は、探さなくていい /両手いっぱいのダブル・マイノリティ  …etc

第4章―大きな声で、Be Happy !
 欠けてる先を辿っていけば  …etc


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*主な内容*

―私についてもう少...


販促プラン


読み終わりましたら是非NetGalleyへレビューをご投稿ください!
著者・担当編集者ともに楽しみにお待ちしております。
また、適したメディアやお持ちのSNSにもレビューを投稿いただき、多くの方に本を拡げていただけますと嬉しく幸いです。

※発売前作品のため、ネタバレになるレビューはくれぐれもお控えくださいませ※

ご協力の程、何卒宜しくお願いいたします。

★★★
作品の拡材や指定配本をご希望の書店様は
恐れ入りますが<講談社 出版営業局>まで直接お問合せをお願いいたします。       

★★



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★★★
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出版情報

ISBN 9784065351024
本体価格 ¥1,400 (JPY)

閲覧オプション

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NetGalley会員レビュー

三上さんのことはNHKパラリンピックリポーターとして、そして「あさイチ」の美容コーナーでテレビで拝見していました。
三上さんがどのような人生を歩み、パラリンピックリポーターになったのか全く知らなかったので驚くことばかりでした。
まるでシンデレラストーリーのような裏話があったのですね。
パラアスリートに接する三上さんの姿がとても印象的でした。連日様々な競技が放送されパラアスリートの格好良さが伝わる大会だったと思います。

三上さんには左手指が2本しかなく、その左手の逃げ場は「ひだりポケット」だった。
その二本の指を三日月のようなカタチと表現する言葉が心に残ります。
そんな左手2本指と右手の5本指。合わせてラッキーセブンの指で生活している三上さん。
幼稚園の頃のエピソードの「クレヨンの匂い」には無邪気さで聞いたことが現実には起こらなかったことに対する思いが綴られています。行き場のない感情を5歳でどうやって受け入れたのかと思うと涙が出てきました。お母さんへの複雑な思いがありながら、お母さんへの愛が感じられてきっと子供の頃から優しいお人柄だったのだろうなと思います。

そして美容に目覚めたきっかけは中学生の頃。その年頃の誰もが通る肌荒れに対する悩みからくるものでした。
「頑張ったぶんだけ、ほんの少しずつだけど、結果がみえてくる」と美容に目覚めた三上さんの思いが綴られていました。

NHKのリポーターとしての肩書への思いや自分自身の性別についてなど、真っ直ぐな言葉で語られています。
私が印象に残ったのは「はじめに」に綴らえたメッセージと、「個性は探さなくていい」のなかの「自分の個性を決める権利は、自分だけのもの」という言葉です。

私は腕に大きな傷が有り夏場でも隠すように長袖や七分丈の洋服で過ごしています。
私にとってのポケットと言えるでしょう。手術を受け今は生活には支障はありませんが、その傷により心ない言葉に子供の頃から何度も傷ついてきました。でも私はこの傷によって自分のなりたい職業を見つけ、その夢を叶えることができました。
今でも傷を隠す服装でないと外出できませんが、自分らしくあることの大切さを改めて感じました。
寄り添ってくれる三上さんの言葉にもっと自分を大切にしようと思うことができました。

もうすぐパリオリンピック、パラリンピックが始まりますね。寝不足覚悟で応援したいと思います。

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三上大進くんの素直な気持ちが、描かれていて、爽やかな一冊でした。テレビで拝見しても、肩に力が入ってなくて、自然体だけど、やはり、そこに至るまでは、他人にはわからないほどの苦悩や葛藤があったんだなと、改めて感じました。これからの三上くんの躍進を期待します。

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第四章は刊行されてからのお楽しみということで、NetGalleyでは第三章までしか掲載されていなかったのだが、それでも圧倒的なポジティブなエネルギーがみなぎっていて、あっという間に三章を読んでしまった。

わたしは、NHKを見られる環境下にないので、著者のことを存じ上げないのだが、笑顔でアスリートにインタビューしたり、真摯に美容の質問に答える姿が簡単に想像できた。

「でも、その笑顔の陰で、ポケットの中に三日月を隠していて……」と悲劇のヒロインのようなことをいうわけではないし、「過去にはこんなこともあったけれど、今は大丈夫」と強がっているわけでもない。
「今でも時々、左ポケットの中に三日月を隠すときもあるよ」と自己の弱さをさらけ出しているところに好感を持った。

身体的に「障害」といわれるものがない人でも、性的マイノリティでない人でも、何かしらコンプレックスがあったり、自己否定に走ったりすることがあると思うのだが、この本を読めば、「そういう自分でも、まあ、いいんじゃない?」と思えるようになるんじゃないかな、と思った。

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東京オリンピック・パラリンピックのリポーターとして活躍された、三上大進さんの初エッセイ。

彼の人となりがよく伝わってくる、とても読みやすく、前向きな気持ちになれるエッセイだった。

新型コロナにより開催が1年遅れた東京オリパラ。
当時はまだ感染が収まる様子はなく、開催に反対する声も大きかった。
そんな微妙な立ち位置ながら、最終的には無観客で行われ、無観客と言いつつトライアスロンなど外で行われる競技では沿道で声を出さずに応援する多くの人の姿が映し出された。

三上さんを初めて画面で見たときは、この人はNHKのアナウンサーなのか?とおどろいた。
とても明るい陽オーラをまとったテンションの高いその姿は、盛り上がりに欠けると思われた大会に変化を与えた。
一生懸命選手のことを伝え、表情も豊か...正直選手より三上さんに目が釘付けだった。
この人はどこから出てきた人なの?もしかして手にハンディがあるのかな?
そんなことをちらっと思いながらも、あまりテレビを観ない自分はオリパラの終了とともに三上さんのことをすっかり忘れていた。

このエッセイで再び三上さんを知ることができ、ダブルマイノリティであることも軽々と飛び越えていくような姿に励まされる思いがした。
もちろん、このエッセイを読めば実際は軽やかに乗り越えているわけではなく、様々な葛藤があったことは伝わってくる。
でもなぜか、重要なのはそこではないと言われている気がするのだ。
三上さんのインスタライブがあったら、おばさんも勇気を出して参加してみたいと思う。

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