買い物の科学
消費者行動と広告をめぐる心理学
越智啓太
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刊行日 2024/07/31 | 掲載終了日 2024/08/15
ハッシュタグ:#買い物の科学 #NetGalleyJP
内容紹介
「安くすれば、もっと売れる」のは間違い!? 日々の選択行動としての「買い物」の心理を、多数の研究と事例をもとに解き明かす。
●高くてもバカ売れするもの、値下げしても売れないもの、違いは何?
●なぜか手に取ってしまう、ロングセラー商品パッケージの秘密は?
●ずっとフォローしたくなる「推しブランド」に選ばれる戦略は?
●No.1広告、タレント広告、プロダクトプレイスメントの本当の効果は?
こうした疑問、みんな消費者心理学で解明できます。
最新の国内外の研究成果や、有名企業・ヒット商品の具体的事例を多数紹介し、エビデンスベースの心理学の視点で楽しく解説。
顕示的消費、ミニマリスト、衝動買いなど、あなたの「買い物傾向」が、簡単な質問に回答することで「心理尺度」によって測定できます。
消費者心理学は行動経済学と並んで、現代を生きる私たちに必須の教養です。正しい選択眼を持つ賢いカスタマーになりたい人にも、マーケティング・販促に携わるビジネスパーソンにも役立つエッセンスが満載!
【目次】
第1章 どうすればおいしそうに見えるのか----商品認知の心理学
第2章 安売りするとどんどん売れなくなっていく----価格の心理学
第3章 スタバはMac使いの新しもの好き24歳----ブランドの心理学
第4章 比較広告は本当に有効なのか----広告の心理学
第5章 最高のものを求める人は幸せか----消費行動の個人差の心理学
◉あなたの「買い物傾向」を測定する「心理尺度」付き
【著者紹介】越智 啓太(おち・けいた)
法政大学文学部心理学科教授。
横浜市生まれ。学習院大学大学院人文科学研究科心理学専攻修了。警視庁科学捜査研究所研究員などを経て現職。臨床心理士。
専門は社会心理学、犯罪心理学。現在は主にデートバイオレンスと恋愛行動との関連を研究している。消費者行動に関しては、消費行動の個人差に興味がある。
著書は『犯罪捜査の心理学』『つくられる偽りの記憶』(化学同人)、『ケースで学ぶ犯罪心理学』『すばらしきアカデミックワールド』(北大路書房)、『Progress & Application 司法犯罪心理学』(サイエンス社)、『美人の正体』『恋愛の科学』(実務教育出版)、『特殊詐欺の心理学』(誠信書房、編著)、『心理学ビジュアル百科』(創元社、編著)など、入門書から専門書まで多数。
テレビ・映画等メディアでも、犯罪心理学や社会心理学の観点から多くの人気ドラマ監修、コメント出演を行う。
出版社からの備考・コメント
校了前のデータを元に作成しているので、刊行時には内容が若干異なる場合がありますがご了承ください。
全5章のうち第3章までを公開しています。
校了前のデータを元に作成しているので、刊行時には内容が若干異なる場合がありますがご了承ください。
おすすめコメント
[NetGalley担当者より]
商品のパッケージやネーミングをどうしたら売れるのか
安売りセールが効くのかクーポンが効くのか
自社ブランドのファンを作るにはどうしたらよいのか
同業他社との比較広告を作るのはどうなのか
…などについて書かれた本です。
NetGalleyの登録作業と称していち早くゲラを読みましたが、日々の仕事に役立ちます(その一部はさっそく業務に取り入れます)。
でも、役に立つとかっていう以上に、読み物として面白いので楽しんで読んでください。
販促プラン
読み終わりましたら是非NetGalleyへレビューをご投稿ください!
また、SNS等にもレビューを投稿いただき、多くの方に知らせていただけますと嬉しいです。
拡材や指定配本をご希望の書店様は
<実務教育出版 販売部>へお問合せをお願いいたします。
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出版情報
発行形態 | ソフトカバー |
ISBN | 9784788914933 |
本体価格 | ¥1,600 (JPY) |
ページ数 | 304 |
閲覧オプション
NetGalley会員レビュー
ロングセラーの商品には、そのパッケージからブランドロゴまで関わっており、変わらないことでの価値があること、ファンを逃さない努力が必要な事に気づかされた。
安いだけでも、また時代に合わせて、変化していかないと消えていく商品があること、1度安くするとそれに人間心理が影響すること、なるほどなぁと思いました。
数多くの商品と情報が溢れる市場で、消費者の選択に影響を及ぼす要因について、心理学的視点から解説する本です。
どの章も身近な事例で紹介されているので、日々の買い物で思い当たる節があり、自分の心情を言語化してもらえたようなスッキリ感がありました。
クーポン配布やポイント還元は、単に次の来店機会に繋げるための方法だと思っていて、内的参照価格の低下を防ぐ効果については考えたことがなかったので目から鱗でした。伝統的な経済学では説明のつかない人間の不合理な行動が、心理学で分析できるところが面白かったです。
こういう種類の本って、専門用語がたくさん並んでいたり『いつの話をしているの?』って思うような事例が出てくることもあるが、比較的新しい調査研究で説明してくれるのでわかりやすい内容になっていた。
接客業に携わっている身としては効果的に売る方法がないかと思い読んでみたが、あまり得られるものはなかったかな……とりあえず、POPを書く時は文章を右に配置しようとは思った。
書名が「買い物」というやさしい言葉づかいであることからも、著者の姿勢が伝わってくる。
親しみやすく、わかりやすく、消費に関する行動心理学を教えてくれる本。
さらりと書かれているので強い印象はないけれど、予備知識がなくても読めそう。
【買い物の科学】
#越智啓太 #実務教育出版
買い物の科学についてはなぜあの商品は売れたの?どうして売れないの?など誰もが気になる内容です。
本書は商品が売れる・売れない、ブランドの意味、値引きについてなど説明された内容になっていました。
個人的に興味深い内容がたくさん散りばめられた面白い本でした。
値引きは魅力的であるが、値引き終了後に大変なことになることがわかりました。
#マクドナルド や#牛丼 チェーン店、#スターバックス #サブウェイの話など具体的でわかりやすかったです。
紹介します。
・商品の質が全体的に向上している現在、商品の魅力や品質は心理学的な問題になってきている。
・パッケージは売上を左右する重要な要因である。
・商品やブランドの名前は性能認知や評価に影響する。
・選択肢が少なすぎても多すぎてもと満足度が下がる
・値下げは短期的に見ればもっとも強力な販売促進手法。
・値下げは長期的にはマイナスになることが多い。
・値下げはブランドイメージが低下する。
→コアなファンが離れてしまう。
・値下げと恒久化が優れた戦略になる場合がある。
・アーカーのブランドパーソナリティ5因子
→誠実性、刺激性、能力性、洗練性、タフさ
・最も良い顧客は商品やブランドのファンである。
・自分のブランドを好きになってもらうブランド戦略が有効。
・ブランドのファンを裏切らない。
かなり面白い本だったのでぜひ、読んでみてください!
#マーケティング #パッケージ #商品名 #シュワルツ #アイエンガー
#サブウェイ #ハンバーガー #サブスク #ブランド
#値下げ #客層 #ブランドイメージ #優良顧客 #スターバックス
#アフターコロナ #ポテトチップス #クーポン #サブリミナル広告
#ミニマリスト #衝動買い #マキシマイザー
安易な値下げはなぜ良くないのか?昔から老舗は既存客や馴染み客を大切にしている。京都等は一見様お断りの文化である。何故なのか?その疑問の答えは本書にある。普段の買い物という行動を科学的に分析してみた1冊。
この本を見ていくと、実は「認知科学」といったところにフォーカスを当てているようです。認知っていうと、人の行動ですとか、顔ですとか、 見えるもよく見えるものっていうところがあるんです。
そういう意味で言うと、「認知科学」と「心理学」というと、結構繋がりはあるという風にも見えます。特に第1章のところの「どうすればおいしそうに見えるのか?」っていう商品認知っていうところが、 ここが1番「科学」と「心理学」が際立っているのかなという風に思っています。
特に他にも安売りリストかスタバやマック比較広告といったところがあるのですが、もっぱら2章以降は本書のサブタイトルに心理学っていうフォーカスを当てているんです。ともあれ価格やブランド、広告がどのように心理的な効果をもたらすのかといったところが魅力的な1冊かなという風に思ってます。