法廷占拠 爆弾2
呉 勝浩
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刊行日 2024/07/29 | 掲載終了日 2024/07/29
ハッシュタグ:#法廷占拠爆弾2 #NetGalleyJP
内容紹介
// ミステリランキングを席巻した『爆弾』の続編がついに発売! //
史上最悪の連続爆破事件から1年。
スズキタゴサクが帰ってくる。
■□■□■□■□■
東京地方裁判所、104号法廷。
野方署の倖田沙良は、史上最悪の爆弾魔スズキタゴサクの裁判に証言者として出席していた。
しかし裁判中、突如傍聴席から「異議あり」という声が聞こえて振り返ると、青年が立ち上がっている。右手には拳銃が握られていた。またたく間に100人以上は人質となってしまった。青年は法廷を占拠すると、ビデオ通話で警察との交渉を始める。「ただちに死刑囚の死刑を執行せよ。ひとりの処刑につき、ひとりの人質を解放します」。
前代未聞の籠城事件。立ち向かうのは、警視庁の高東柊作と、前作でも登場したあの人物! 警察とテロリストの戦いが再び始まる。
■ 呉勝浩さんより ■■
『爆弾』を発表した当初、続編の構想は欠片もありませんでした。プロットすらつくれない人間に、先のことを考える計画性などあろうはずがないのです。
今回、自身初の続編に挑戦しようと決めたのは、スズキタゴサクを再登場させる魅力的なアイディアを思いついたからです。
スズキや類家、倖田沙良たちの活躍が、読者のみなさんにとっても魅力的であることを願っています。
■□■□■□■□■
著者/呉勝浩(ご・かつひろ)
1981年青森県生まれ。大阪府大阪市在住。2015年『道徳の時間』で江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。'18年『白い衝動』で大藪春彦賞、'20年『スワン』で吉川英治文学新人賞、第73回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)を受賞。’23年『爆弾』で『このミステリーがすごい! 2023年版』国内編、『ミステリが読みたい! 2023年版』国内篇で第1位に輝いた。
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おすすめコメント
続編だからと侮るなかれ。
一気読み率は100%、面白さは前作200%増!
ミステリ界の異端児、呉勝浩の進化はとまらない!!
本年度絶対に読み逃せないミステリNO.1
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『このミステリーがすごい! 2023年版』国内編 1位
『ミステリが読みたい! 2023年版』国内篇 1位
週刊文春「ミステリーベスト10」2022年版 4位
2023年度本屋大賞 4位
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★★★
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出版情報
ISBN | 9784065363041 |
本体価格 | ¥2,000 (JPY) |
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スズキタゴサクが帰ってきてしまった。
史上最悪の爆弾魔スズキタゴサクの裁判中に起こった占拠事件。
人質は100人以上。
犯人の目的は?人質を救う手立ては?
タゴサク節に振り回され、
類家と犯人の頭脳戦にハラハラしっぱなし。
スピード感ある展開に
1ページも読み落とせない。
ミステリ界を沸かせた『爆弾』の続編、無敵の人・スズキタゴサクが帰ってくる。
凶悪犯スズキの裁判中に、100人以上を人質に法廷占拠を始めた謎の青年。のらりくらりと会話を躱し、ゲームのように人を傷付ける姿はまるでタゴちゃん二号。犯人の目的はなんなのか?『爆弾』で活躍した刑事たちvs占拠犯vsスズキ、奇妙な三竦みの頭脳戦から目が離せないノンストップミステリ。
『爆弾』と地続きの部分や共通点が多々あるが、全く別の作品。人気作の続編はどうしても前作と比較してしまい、期待もあって物足りなさを感じてしまう事があるが、事件の特性やその先の展望でハッキリと違いを出してくる所にただただ敬服。
倒叙形式で犯人の目論見も警察側の作戦も、こちら側(読者)はすべて共有しているはずなのに、少しずつズレが生じて焦燥に支配される。高みの見物の筈のこちら側が、いつの間にか人質のように事件に取り込まれていく、超劇場型の恐怖のエンターテインメント。
前作でタゴサクに苛ついた方にも胸を張ってオススメ出来る、Newタゴサクを覗ける一冊。
悔しいくらいにおもしろい!そして今作の犯人のキャラクターを霞ませるくらい、スズキタゴサクの濃い存在感がやばい!!
最初から最後まで、ノンストップで目を離せない展開が続き、一気読み。もうね、息をするのも忘れるくらい釘付けにされます。
どうなるの!?そうきたか!!の連続!
前作を読んでなくても楽しめますし、読んでいたらさらに楽しいと思います!
そしてこれはまた続編を期待してもよいのでしょうか?タゴサクを追いかけたいような、追いかけたくないような、、、複雑な気持ちです。笑
おもしろい作品をありがとうございました!
面白かった。
今回読むにあたって前作を読み直した。前作同様最後までノンストップで読破してしまった。
スズキタゴサクの人となりが深化した、というかますます得体のしれなさがアップしている。
最後、苦労三昧の青年2人の友情(?)にちょっとほっこりした。
続編刊行と知って楽しみにしていましたが、予想以上の面白さ!
一作目の取調室の緊迫感にもドキドキしましたけど、今度は法廷での立てこもり。人質だけではなく、何万人もの視聴者がいるなかでの交渉。まさに腹の探り合い。しかも法廷にいる被告人はあのスズキタゴサク。相変わらずの得体の知れない言動で、イラッとさせる達人。何も起こらないわけがない。
警察サイドも、前回の事件に関わったメンバーに新たなメンバーも加わり、自分の持ち場で仕事を全うしていく。手柄がありそうな持ち場が羨ましくなったり、地味な仕事を回されたりしても、目の前のことをする。その結果が類家に集約されて犯人を追い詰めていくのですが・・・どうなるかは読んでのお楽しみ。
前作は取調室の密室劇と爆破事件、今回は劇場型。スズキタゴサクの見えない思想が感染していくようです。次の事件はどうなる??
類家とスズキタゴサクの攻防がまた見られるのかと思ったら新たな敵が登場。類家たちは犯人そのものとネットの向こう側の群衆と戦うことになる。画面に晒された人間の心理を利用する犯人の狡猾さに背筋が寒くなる。犯人の後ろにいる人間とスズキタゴサクの謎は残ったままだ。この絡まった糸をほぐすにはやはり類家の頭脳なのだろうか。今回も息を詰めての一気読み。
前作にまったく引けをとらない、エンタメ作品でした。
スズキタゴサクがもう、本当になんなんですか!笑
終わり方にさらなる続編を期待してしまいました。
単行本の時もとても売れましたが、先日文庫化されてからもまた売れてますよね。
ここでまた続編のこの作品が発売されたらまた爆発的に売れそうです!
また発売されたらインスタにおすすめとして投稿します!
実は「爆弾」を未読のまま、こちらを拝読しました。
めちゃくちゃ面白かったです!
スピーディーな展開に惹きこまれ、一気読み。
キャラクター造形も、アクションの描写も、見事です。
とっても面白かったので、「法廷占拠」読了の翌日、「爆弾」を熱くおすすめして貸してしまいました。
とにかく面白かった!!!
『爆弾』にて警察の神経を逆撫でしまくったスズキタゴサクの裁判中、遺族によって法廷が占拠された。警察も舌を巻くほど理性的な犯人をタゴサクがおちょくる。何てカオスな状況。緊迫した状況なのに、タゴサクの存在によってワクワクしてしまう。何なんだ、この不思議な魅力。
そしてガラリと雰囲気の変わる終盤。類家による取り調べや刑事同士のやり取りに、この作品は一体どれだけの側面を持っているのかと驚かされた。読み終わった時に終わっちゃった……と残念になるくらい引き込まれた。今年ナンバーワンの予感!
スズキタゴサクの不気味さはそのままでした。
一つの事件の被害者にも、それぞれの家庭の事情だったり、育ってきた環境だったりで、精神的ダメージや金銭的ダメージなどさまざまだと思った。
誰もが皆突然大事な人を理不尽な形で失ったとしても、その悲しみや喪失感というものは同じではないということを改めて感じました。
現在の世の中、努力して働いても低賃金で生活するのもやっとという層が増えているので、抑圧され続けた人間の、プツンと切れる瞬間やシチュエーションなども興味深いものがありました。
なかなか現実的にはありえないような事件でしたが、その分その世界にはまりこめました。
自作も出るのではと期待しました。
あのスズキタゴサクが帰ってくると聞いて心躍らせてしまう読書民たちよ、心の罪悪に悩むなかれ。それはもう誰も抗えぬ自然現象。期待の爆弾を胸に迷わず続編を手に取れ!
前作の取調室の小さな密閉空間から、一気に100人以上を人質に取る法廷占拠という劇場型へ。
繰り広げられる心理戦、ズルズルと引き込まれていく展開、思わず息呑むエンターテイメント。スケールのデカさにヤラレます。
爆弾を抱えるような緊迫感。ラストのその先までもう全然目が離せません。
東京を恐怖に陥れたスズキタゴサクが帰ってきた。
『爆弾』の続編ですがこの本からでも十分楽しめると思います。
日本中が注目するスズキタゴサクの裁判。住所不定。名前さえも自称。
都内十数箇所で起こった連続爆破事件。スズキは天才催眠術師にやられたと言う。だが検察側と争う気はないらしい。
突如銃を持った男によって法廷は占拠され、その様子は日本中に配信されることになる。素顔もさらし、本名まで名乗る犯人、芝咲の狙いは…
前作を読んだ時、今後どうなるの⁉︎と思っていたらまさかの続編でした。
スズキを崇拝するネット民。
大切な家族をスズキに殺された遺族。
親からも国からも見捨てられた芝咲。
法廷で証言するためにこの場にいて人質になった野方署の倖田沙良。
登場人物たちの心の動きの描写がなんとも引き込まれます。
唯一スズキの心が読めそうな警官、類家の存在もスパイスが効いていました。
集中して読みすぎて今はボーッとしています。一気読み必至です。
こんなに骨太なのに一気読みしました。
諸外国の事件など報道される度に
「日本は本当に大丈夫?」「日本の防衛ラインはどこまで機能するのか?」などとてもリアルな恐怖感を煽られます。
結局、スズキゴタサクとはなんだったのだろうか。
仕事中にも彼のことが過るくらいには本作に沼りました。
最初からのイメージは俳優の六平直政さんみたいな感じだったけど最終的には火野正平さんみたいなかっこよさもあるかも?なんて考えながら読んでた時は別の楽しみ方を見つけていました。
スズギタゴサクに親を殺された遺族という立場を利用して忍び込み、まんまと爆弾と拳銃で法廷内の人々を人質にしてみせた犯人。ライブ配信をさせながらいまいち真意が見えない要求をしてくる犯人との駆け引きにはなかなか緊迫感がありましたけど、先の状況が読めない臨機応変の対応を迫られる中で、前回同様対極的な立場から状況に対処する類家とスズキタゴサクは、今回もその異質な存在っぷりが際立っていましたね。これからも2人の対決が続きそうな雰囲気の中で、犯人の真の目的を暴いてみせたその結末がなかなか効いていました。
前作『爆弾』があまりにも面白かったので、期待大でした。その期待を裏切ることなく、本作も大変楽しませていただきました。『爆弾』に登場した人物たちが、再び生き生きと動きまわり、スズキタゴサクまで登場するとは!
そして、さらに続編を匂わせる結末に、ドキドキが止まりません。
スズキタゴサクの見え方が前作と違ったのが興味深かった。得体の知れなさを前作で嫌ほど思い知らされたので、彼の予想外の行動はもはや予想外ではなくなっている。これでドキドキできるのだろうかという懸念は見事に吹っ飛ばされることになる。今作のメインとなる立てこもり犯は、演出がかった劇場型犯罪としてはむしろオーソドックスな方といっていいと思う。しかし、そこにイレギュラーのスズキが絡むことで異様な化学反応を起こしている、そんな作品として読めた。
それに対処する警察の右往左往が、視点を変えつつ詳細に描かれる。高東の目を通して類家の不気味さが際立つような仕組みになっているのが印象的だった。前作でも、スズキと渡り合った類家にはスズキと共通する「何か」が窺える。高東からすれば、のっぴきならない交渉の最中、自分の補佐として入っている部下の脳内が読めない……こんなサスペンスな状況もなかなかないなと思いながら見ていた。緊張感に読んでいるこちらの胃にも穴が開きそうな心地だった。
スズキタゴサク再び!
思わず第一作を読み返してしまった。
取調室という密室の中での、刑事vs爆弾魔の攻防。
続編は舞台を変えて東京地方裁判所。100名近くを閉じ込める104号。
被告人であるタゴサクが今回は被害者に!?
前作で彼を追い詰めた類家も登場。裁判所の外から彼らを救えるか。
ますます映画化を期待してしまう・・・・。東京が崩壊してしまうかな。
前作も面白かったけど、こんなに早く続編が読めるとは!
東京地方裁判所、スズキタゴサクの裁判中。テロリストが法廷を占拠。話題の裁判とあって法廷内には傍聴人、記者など100人もの人間が。彼ら全てが人質に。
犯人の目的は?
二重三重の罠。誰が最後に笑うのか、ラストまでどんどんとテンションが上がって一気に駆け抜けたー!
ほんとに最後まで楽しめます。
続きもお待ちしておりますー
まさか続編があるとは思ってもみませんでした。
取調室から、今度は法廷&配信に舞台を移す。
当初、「ダイ・ハード」のように、
舞台のスケールと反比例して面白さがダウンするのでは…と危惧してましたが、杞憂でした。
ページをめくる手が止まらないリーダビリティと、
二重三重の犯罪スキームは健在。
この終わり方だと、さらなる続編も期待できそうで楽しみです。
スズキタゴサクの裁判で、立てこもり&爆破予告。警察は爆弾を止められるのか。100人の人質を救えるのか。なぜスズキタゴサクの裁判で事件は起きたのか。犯人の目的は何なのか。
犯人と警察の駆け引きにひりひりどきどきして、それだけでもおもしろいのに、スズキタゴサクという予想もつかない存在が場を狂わせる。前作で出てきた人たちも大活躍で最後まで楽しく読めました!