呪詛を受信しました

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刊行日 2024/07/03 | 掲載終了日 未設定

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内容紹介

死者から届く「死ね」というメッセージ……。

女子高生の間で連鎖する死の真相とは!?


北海道のとある町で暮らす女子高生の湊。彼女は継母と険悪な関係で、早く自立するためにパパ活をしている。

ある日、湊の友人・飛鳥のスマートフォンに、事故死した中学時代の友人・美保から「死ね」というメッセージが届く。

それから間もなくして凄惨な出来事が起こり……。

湊の周囲で連鎖する死の真相とは?

思春期の残酷な同調圧力と心の闇が描かれた、第22回『このミステリーがすごい!』大賞・隠し玉。

死者から届く「死ね」というメッセージ……。

女子高生の間で連鎖する死の真相とは!?


北海道のとある町で暮らす女子高生の湊。彼女は継母と険悪な関係で、早く自立するためにパパ活をしている。

ある日、湊の友人・飛鳥のスマートフォンに、事故死した中学時代の友人・美保から「死ね」というメッセージが届く。

それから間もなくして凄惨な出来事が起こり……。

湊の周囲で連鎖する死の真相とは?

思春期の残酷な同調...


出版社からの備考・コメント

※発売前の作品のため、ネタバレや外部サイトへのレビューのご投稿はお控えください。

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出版情報

発行形態 文庫・新書
ISBN 9784299056696
本体価格 ¥727 (JPY)
ページ数 320

閲覧オプション

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NetGalley会員レビュー

『呪詛』という言葉に惹かれ、この作品を読みました。
どんな災いが起こるように呪ったのか…
そんな事を思いながら読み進めました。

確かに呪詛はありましたが、そこだけではなく、高校生たちの言葉から起こる同調圧力みたいなのがとてもリアルに感じました。

呪詛=ホラー。なイメージもありました。
でも、この作品を読んで違う呪詛もあるんだなぁ。と思いました。

彼女たちの生きづらさや起こった事件など、心が痛くなりましたが、内容が新鮮でとても面白いミステリー小説でした。

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死者から死ねというメッセージが届く。まさしく呪詛。その二文字の言葉を送られた人が次々と死んでいく。それは呪詛なのか、それとも殺人なのか、それとも偶然なのかという、このミステリアスな展開はかなり面白かった。イヤミスという分野は正直そんなに好きではないのですが、この作品の主人公の腹黒さがすごく好ましかった。こんな家庭じゃオカシクもなる。でも、こんな彼女だからこそ、犯人のトリックに気づけたのかもしれないと思う。

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テキストメッセージ殺人である。
「呪いというのは、もう終わった人が、生きている人にたいしてできる、唯一の仕返しの方法」

かつての中学時代の仲良し五人組。
イジメにより不登校となった沙貴、ストーブ事故による一酸化酸素中毒で亡くなった美保。
ひとりふたりと欠けていく彼女たち。
そして死者から送られてくる呪詛のメッセージ。

しんじつって信じたい事実の略称だよ
彼女たちが信じているものの危うさ。

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読みやすく面白くて一気に読めた
エグい表現が多かった気がするけど確かに必要な表現なのかなとも思った
湊がカーストトップ→最下位→また復活しようとして春日を貶める手段がよかった
オープンチャットのくだりが確かに現代の呪いのようなものだなと思って怖かった

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一酸化炭素中毒で死んだ美保は他殺だと断言した春日をきっかけに、クラス内の人間関係が崩れていく。その真相を求める湊も清い体とは言えなかった。
絶対的な善が存在しないこのミステリは、どこに辿り着こうとしているのか?

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個性的な、いや、様々な事を心や体に抱え込んだ女子高校生達の複雑で微妙、そして危ういバランスの上に成り立つ関係。その様子を読むだけでも、胸が痛む。

そのバランスが崩れたきっかけは、美保の一酸化炭素中毒死。それを他殺と信じてウィジャ・ボードまで使い出す春日。辞めさせようとする湊。学年チャットを炎上させながら、事態は二転三転していく。

そこから明らかになるのは、皆の赤裸々な言葉の裏の裏。それは弱い本当の自分を守るための応酬だと言うこと。だから自分を優先して立場を変え、それに応じて態度まで反転させてくる。それが群集心理にまでなり、瞬く間に全体の流れを変えていく。私的裁判とまでなっていく。

そのようなきっかけを意図的に、あるいは意図せずにつくってしまう主人公らはもとより、名前さえ出てこない無数の同級生達の心の有様に、読みながらぞっとした。
ここには正義も善もない。あるのは真実と、生き残るための行為の結果。

そして最後にはまたもとに戻ってしまう。湊さえも。

人という存在は性善説や性悪説では割り切れない。善悪に関わらず託された意思に囚われてしまう。生きていくために、目的があるかように思い込んでしまうし、正邪に関わりなく必要な手段を選んでしまう存在。そうであることを実感した時、背中を冷たい手で撫でられて鳥肌が立つよう思いだった。

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第22回このミス大賞・隠し玉。
死者から届くメッセージの真相を追う。

高校を舞台に、一癖も二癖もある登場人物たちとスピーディな展開でサクサク読了。
呪詛とSNSというアンマッチな要素をうまく絡めてるなあと。
読みやすい青春サスペンスという感じでした。

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