エブリ リトル シング 夏休みのキセキ

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刊行日 2024/07/02 | 掲載終了日 未設定

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内容紹介

不登校児を救った作品としてインターネットを中心に話題沸騰

あえて5本足のカブトムシを買い求める少年の些細な行動が、夢や自分の存在意義を見失った人々の人生と交錯し、物語は波紋のように広がっていく――。多くの学校で副教材に使用されている『カブトムシと少年』から始まる、忘れられない夏の日を描いた連作短編集。

【ネットギャリーでは、冒頭の『カブトムシと少年』を先行公開!】

不登校児を救った作品としてインターネットを中心に話題沸騰

あえて5本足のカブトムシを買い求める少年の些細な行動が、夢や自分の存在意義を見失った人々の人生と交錯し、物語は波紋のように広がっていく――。多くの学校で副教材に使用されている『カブトムシと少年』から始まる、忘れられない夏の日を描いた連作短編集。

【ネットギャリーでは、冒頭の『カブトムシと少年』を先行公開!】


出版社からの備考・コメント

【各エピソードの内容】

第1話 カブトムシと少年〈小学生の夏休み〉
不登校児を救った作品としてインターネットを中心に話題沸騰。あえて5本足のカブトムシを買い求める少年の些細な行動が、夢や自分の存在意義を見失った人々の人生と交錯し、物語は波紋のように広がっていく。

第2話 ランチボックス〈中学生の夏休み〉
貧乏を苦にする中学生の菜々美には、誰にも話せない秘密があった。自分を肯定できない彼女を救ったものとは。 

第3話 アフター・ザ・プロム〈高校生の夏休み〉
「ダンスパーティの相手は誰だったの?」 “地味子”と呼ばれる女子高生の京香に投げかけられる冷ややかな視線。なぜ、彼女は相手をひた隠すのか?

第4話 彼女はいつもハーティーに〈大学生の夏休み〉
作家を目指しながらバーでアルバイトをしている玲奈。あきらめかけていた彼女の夢に彩りを与えたものは? 

第5話 ビジネスカード〈OLの夏休み〉
信頼していた上司や同僚に裏切られた星野。何も信じられなくなった彼女はある決断をする。

第6話 ボクはくすり指〈夫婦の夏休み〉
ボクは何の役にも立たない――そう思い込んでいる、みどりちゃんの薬指・クスリ。泣いてばかりだったクスリに起きた奇跡とは?

◆新エピソードを追加。各話に登場した主人公たちがどのように夢を実現させたのか。その後日譚

第7話 100万回生きた犬
一千万分の一の確率の奇病をかかえて生まれた犬、マロン。そのことを知った葵は、神様にあることを祈るが…。

第8話 二つの海がトラブルだった
思いきって自分の好意を伝えた悠斗。ところが相手は「二つの海がトラブルだった」という謎の言葉を残して…。

【著者プロフィール】
大村あつし
作家・ITライター。ITライターとしてデビューし、2005年に出演したテレビ番組で「過去10年でもっとも成功したITライター」と称されたが、2007年に『エブリ リトル シング』(ゴマブックス)で小説家としての活動も始める。その『エブリ リトル シング』は20万部のベストセラーとなり2回舞台化された。IT書籍は60冊以上上梓しているが、現在は小説も精力的に執筆している。主な小説に『マルチナ、永遠のAI。~AIと仮想通貨時代をどう生きるか』(ダイヤモンド社)、『しおんは、ボクにおせっかい』(KADOKAWA)、『無限ループ』(講談社)などがある。

【各エピソードの内容】

第1話 カブトムシと少年〈小学生の夏休み〉
不登校児を救った作品としてインターネットを中心に話題沸騰。あえて5本足のカブトムシを買い求める少年の些細な行動が、夢や自分の存在意義を見失った人々の人生と交錯し、物語は波紋のように広がっていく。

第2話 ランチボックス〈中学生の夏休み〉
貧乏を苦にする中学生の菜々美には、誰にも話せない秘密があった。自分を肯定できな...


おすすめコメント

20万部のベストセラー青春小説『エブリ リトル シング』が、新たに2つの後日譚を加え、『エブリ リトル シング 夏休みのキセキ』として復刊!

巧みに張られた伏線、先の読めない展開、そしてすべてのピースを回収する感動のラストまで、優しさと涙に包まれる8つの夏の物語をお楽しみください。読み終えたとき、きっとあなたにも“夏休みのキセキ”が起こります!


20万部のベストセラー青春小説『エブリ リトル シング』が、新たに2つの後日譚を加え、『エブリ リトル シング 夏休みのキセキ』として復刊!

巧みに張られた伏線、先の読めない展開、そしてすべてのピースを回収する感動のラストまで、優しさと涙に包まれる8つの夏の物語をお楽しみください。読み終えたとき、きっとあなたにも“夏休みのキセキ”が起こります!



出版情報

発行形態 ソフトカバー
ISBN 9784391162745
本体価格 ¥1,500 (JPY)
ページ数 272

閲覧オプション

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NetGalley会員レビュー

この短い文章でヒトの心をわしづかみにする圧倒的な筆の力に脱帽です。ホント人生というか読者の人生観を変えてくれる物語ですよね。この「カブトヌシ」にしても自分がこの店の店員で少年に対応していたらどうしただろうと思わず考えさせてくれる文章は短いけど深いふかい小説です。

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エブリ リトル シング。ちっちゃな者や、些細な出来事。そんな、ちっちゃくて、些細なものの中にも、ちゃんと、ホントが隠れてるんだよ。
そのホントに気づけたならば、キセキだっておこせるんだよ・・・NetGalleyでは『カブトムシと少年』のみの公開でしたが、大村あつしさんが「キセキ」に込めた思いは十分に伝わってきます。
カブトムシを買いに来た少年と、売り場のおじさんの10分ほどのコンタクト。そこに起こった「キセキ」とは、少年にではなく、おじさんの心に訪れたキセキでした。それ以後の世界が、ぱぁ~っと明るくて、温かで、広くて、高くなる、そんなキセキでした。
心は自由に見えて、実際には、なかなかの頑固者で、臆病者。滅多なことでは変わらないものです。だから、おじさんの心におきたこのキセキを、侮ってはいけません!
まだ柔らかい心の少年が、固く固まったかに見えるおじさんに、ホントに気づかせるというキセキ!
それは、年の差なんて、全く関係のないのですね。大事なのは、素直な心 同士が、まっすぐに向き合って、誠実に相手の心を認められること。
そもそも、カブトムシは、その一匹一匹が、一つの命なんです。尊い唯一無二のものです。それを、5本足だから安いんだと、大人なら疑問を持たないかもしれません。たとえ、角がかっこよくても大っきくても、5本足じゃ価値が低いものなんだと・・・でも、本当にこれは危ういものの考えであることに、普段は気づかないでいます。だって、人に値札が付けられますか?誰が、どうやって値段をつけるのですか?その時どきに様々な光を放つ人の心、たった一瞬のたった一つの視点で、簡単に判断しちゃうんですか?それは、あまりに愚かで、傲慢です。
幸い、おじさんは少年を憐れんだり、子供だからと下に見たりはしない人でした。心をちゃんと見ることのできる人でした。姿、形、能力・・・目に見えたり、測れたりするものにやすやすと騙されないでください。おじさんのように、その奥にあるホントに気付ける素直な心を持ってください。そうすれば、あなたにも、わたしにも、きっと、キセキは今すぐにでもおこるはずです!
忘れてはいけないもの、大切なものを思い出せました。ありがとうございます。

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一足先に夏を感じる書影に魅力を感じたので読んでみました。今回読むことができた5本足のカブトムシのエピソードは、今を生きるすべての人が活躍できる可能性を強く感じられ、短いながらも勇気がもらえるお話でした。10年以上も前の作品とのことですが、物語のメッセージはむしろ最近の意識に通ずるものがあり、あまり古臭さを感じにくかったです。他の収録作や後日談のエピソードもあらすじが魅力的だったので、発売されたらぜひ読みたいと思わせてくれました。

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2007年刊行の『エブリリトルシング』に新たに二つの後日談を加わり復刊。
『エブリリトルシング』を読んだことがないので初めてこの作品に触れた。冒頭の「カブトムシと少年」が公開されている

カブトムシを買いにきた少年が、あるカブトムシだけ値段が安いことに疑問をもつ。なぜそのカブトムシだけ安いのか?それは足が5本だからという理由だからだ。その理由を聞き少年は5本足のカブトムシを買うという。
少年が買おうとする理由も、その少年から発せられる言葉にも、思わずはっとさせられる。人間も外見よりも中身が大事だと言うけれど実際はどうだろうか?もし他の人と違う特徴があったらどう接するだろうか。ぜひ少年の言葉から考えてみてほしい。

作品紹介に「不登校児を救った作品としてインターネットを中心に話題沸騰」とありこの本に興味をもった。連作短編集ということでこの先の繋がりがとても気になるし、子供たちがこの物語のどこに救われたのかもぜひ知りたい。
復刊される本作でこの夏救われる人がいると信じている。

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6つの短編と後日譚2編の短編集。
小学生から大人までの各世代が、夏に体験した一時。それは自分を、更に周りを前向きに変えた一時。
読む者の心にも響いてくる、改めて進み始めるきっかけとなってくれる、そんな一時。

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『カブトムシと少年』
少年の足が「カキン」と音を立てた時から、世界の捉え方が文字通り反転した。〈欠けてる部分が問題〉なのではなく、〈だから自分のよい面を捉えて前向きになる〉のが大切なのだと。負の面にばかり目が向いてコンプレックスに囚われがち、そんな自分も、この10ページにも満たない短編によって、明るい調子で、でもしっかりと喝を入れられた気がした。

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久しぶりの短編かもしれません
大人と子供の会話だけど、最後は逆転したような感じでした
年を重ねて経験値があっても、大事なことを見落としてしまう
それを実感させた作品でした
まさに穴があったら入りたい

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とてもいい話でした。男の子は責めているのではなくて純粋に自分のことを話しているのが分かり、物や人の事を見る時の判断基準にわたしもハッとしました。適正な値段での購入、必要な個数の判断、大人には難しいかもしれないなと反省でした。最後の素敵な話だったので、他も楽しみです。

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読みやすい内容で小学校高学年が初めての本として読むのにおすすめです。
自分が勝手に定義した尺度で評価してしまわないように、本質がなにか見落とさないようにしないといけないと思わされました。
他の収録作もぜひ読みたいと思います。

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