まんまるしっぽのクロ
ミヤザーナツ
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刊行日 2024/07/10 | 掲載終了日 2024/07/09
ハッシュタグ:#まんまるしっぽのクロ #NetGalleyJP
内容紹介
にゃおにゃお池に猫の家族が晩御飯の魚を釣りにやってきました。お母さん猫は、細くて長いしっぽを池のなかにたらし、見事に魚をゲット! 子猫たちも同じ方法を試しますが、クロのまんまるしっぽは魚を釣るには短すぎました。ここでクイズです。みんなと違ったしっぽをもったクロは、このあとどうするでしょう?
①いじけてふてねする ②きょうだいが釣った魚を横取りする ③自分で魚をとる方法を見つけ出す
クロがどんな方法で魚をとるかは、絵本でご確認ください!
おすすめコメント
前作『ただいまねこ』はNetGalleyでもすてきなレビューをたくさんたくさん頂戴し、発売後1か月で増刷が決まりました。その作者ミヤザーナツさんが贈る、待望の新作絵本です。みんなと違う自分を受け入れつつ、魚をとるために奮闘する末っ子クロの健気な姿を、柔らかなタッチで描きます。とにかく、クロが愛らしいので、癒されます!
前作『ただいまねこ』はNetGalleyでもすてきなレビューをたくさんたくさん頂戴し、発売後1か月で増刷が決まりました。その作者ミヤザーナツさんが贈る、待望の新作絵本です。みんなと違う自分を受け入れつつ、魚をとるために奮闘する末っ子クロの健気な姿を、柔らかなタッチで描きます。とにかく、クロが愛らしいので、癒されます!
販促プラン
●事前注文書<ご注文締切:2024年6月26日(水)>
●著者オリジナルデザインPOP
●事前注文書<ご注文締切:2024年6月26日(水)>
●著者オリジナルデザインPOP
出版情報
発行形態 | ハードカバー |
ISBN | 9784140361580 |
本体価格 | ¥1,500 (JPY) |
ページ数 | 32 |
関連リンク
閲覧オプション
NetGalley会員レビュー
みんなと違ってたっていいんだ。ぼくにはぼくのやり方があるはず!そんな言葉が子猫のクロから聞こえてきそうです。家族の中で自分のしっぽだけまんまるで短い。魚をとるには不向きなんです。でもお母さん猫が代わりにとってあげる、と言っても自分でなんとか頑張ってその短いまんまるしっぽで魚を釣ろうとする。思わず「頑張って!クロ!」と声援を送りたくなります。そして、クロが考えたある秘策。諦めないクロとそんなクロを見守るお母さん猫と他の子猫たち。家族っていいな、そんな気持ちにもなります。そして、作者のミヤザーナツさんの躍動感溢れる水の描写。水しぶきが巻き上がるイラストはとてもリアル。4コマ漫画風のイラストも楽しくて笑ってしまう。作、イラストともに素晴らしい。完成、おめでとうございます!!
とっても可愛い絵本でした。スヌーピーの「配られたカードで勝負するしかない」というのを思い出しました。
人には特徴があり、できること、できないことがあります。なので、できないことはできる人に助けてもらったり、自分の持っているもので工夫してできることが大事なんだろうな、と思いました。
しっぽを池にたらして魚をつる方法を、母さんねこから習う3匹の子ねこ。その可愛らしさといったら。慌てぶりといったら。そして最後に、末っ子のクロに拍手!
親子で一緒に何回も楽しめる絵本。
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ミヤザーナツ先生の絵の色合い、ふわっとして、なだらかに移り変わっていく色が、心に和む。そして、ねこ達の表情。読んでいる子どもが同じ表情をしてしまうような、楽しさ、驚き、喜び。
それがあるから、この〈ストーリー〉が余計に引き立つ。子どもが、何回でも繰り返し読みたくなる。親子で話したくなる。
やっぱり、ミヤザーナツ先生の絵本は大好き。
ミヤザーナツさんの猫の絵本、2冊目。イラストがとってもキュート!
ちっちゃなクロのがんばる姿がいじらしくて、かわいくて。自分の力で魚を捕ると決めた心の強さ。案外野生的なそのようすに拍手です。お母さんもきょうだい猫も、クロの気持ちの確かさに動かされたようです。お母さんの教えてくれた方法でうまくいかないから、自分で自分のやり方を編み出すまで!諦めないことの大切さがちゃんと伝わってきます。
クロ!すごいね!といって抱きしめてあげたいです!
黒猫を飼っているので、興味深く読ませていただきました。
黒猫、暗いところでは本当に闇に紛れますね。驚かされることが多々あります。
しっぽが丸くても自分ならではの活躍ができる。それは私達人間も同じ。
元気がもらえる1冊でした。
ひとりだけしっぽがまんまるで釣りができないクロ。失敗にもめげずに自分なりの捕まえ方で魚を獲る強さが、ザ・猫。
かわいい絵柄でやさしさと強さが描かれている。水飛沫や日暮れていく空などが美しい。
しっぽが長くてもまんまるでも、それぞれに良さが有り、生きる術を持ち、世界に受け入れられている。
わが家のまんまるしっぽのクロと重なった。
クロはまんまるしっぽの子猫です。そのクロの家族がにゃおにゃお池に晩御飯の魚を釣りにやってきます。
でもクロのしっぽはまんまるで、お母さん猫やきょうだいたちのように釣ることができません。
クロがクロにしかできない方法で釣りを始めたとき、あともう少しだよ、頑張って!と応援していました。
人間だって他の人と違うところがあると比べてしまうときもあるけれど、自分なりの方法を探せばいいんだという優しいメッセージを感じました。
みんなと同じ方法で、何かを成し遂げるのはそれはそれで『あり』な方法だけど。
それが叶わない場合、あきらめるのか、それとも・・・
まんまるしっぽのクロは、魚を捕れない。みんなと同じ長さの尻尾じゃないから。
でも、そこで兄弟が捕った魚をもらって満足するのではなく、自分の特性を活かして異なる方法を思いつく。
そして実行する。
自分はお兄ちゃんと同じじゃないといやだ!とか、
できない!と癇癪を起すお子さんと読んで、何か感じてくれたらよいね。
決して教育目的じゃなくて、この絵本のクロってすごいね!って。
絵の質感と雰囲気、色合いもとても良くて、何度も眺めて読んで繰り返して。
クロここで、こうするんだよ!ってきっと子どもが先回りして言ってくれると思います。
他の猫と同じ方法で魚をとれないのなら、ぼく独自の方法で魚をとったらいいという話。
それをお母さん猫や兄弟猫など周りから言われるのではなく、自分で見つけ出すのがいいと思った。
絵も柔らかくて、かわいらしい。
末っ子猫のクロはみんなより尻尾が短くて、魚釣りがうまくできません。でも池に落ちてビショビショになりながらも諦めない。彼だからこそうまくいく方法を考えます。
他の子と違っても、その違いが強みになる。違うからこそあなたなのだから。
我が家にも尻尾の短い黒猫がいるのでクロと重なりました。ミヤザーナツさんの猫愛あふれる絵にホッコリしました。
幸せそうな猫の家族。まんまるしっぽの小さいクロ。
自分の特徴であるまんまるしっぽをコンプレックスに思うこともなく、
今あるもの、自分を改めて客観的に見て、負けたくないのとたのしんでいるワクワクと、
一緒くたになりながら成果を上げてみんなと喜びを分かち合う。
クロのようなポジティブさをみんな持ってほしいですね。
クロを筆頭とするネコ一家の可愛らしさはもちろんですが、夜の闇の中でこっそり様子を伺っているカエルなどの動物、さりげないようでしっかりと存在感を主張している植物の描写が秀逸です。ミヤザーナツさん作品に共通しているのは『生きとし生けるもの』への愛ですね。まんまるしっぽであっても知恵を駆使し、狩りを学ぶクロに幸あれ!
まんまるしっぽをもつ末っ子猫のクロは
お母さんや兄弟達みたいにしっぽを池に垂らして魚が釣れません。
それでも自分で魚を獲りたいクロは大奮闘します。
みんなと違うことを受け入れて
自分に出来ること、
自分にあるものに目を向ける。
その時の状況に合わせながら
自分をどんどん変えていける、
柔軟なクロは本当に強いなと思いました。
柔らかいタッチの絵なのに、ダイナミックな構図で迫力があって楽しい絵本でした。
クロはなぜまんまるしっぽで黒猫でなければならないか、それには理由があります。けなげなクロのがんばりと機転に「自分であること」の大切さが伝わってきました。闇の中の猫と池の表現が美しい。紙の質感を味わうのが今から楽しみです。
おかあさんねこときょうだいねこ達は長いしっぽ。
クロはまんまるしっぽ。
自分の個性を自分で理解した時、本領発揮ってするんだね。
諦めないで何度もチャレンジするクロの様になりたいな。
成功した時のクロの嬉しそうなくりくりお目々と、家族の心からの笑顔がとっても素敵!
いつでも手に届く所に置いておきたい、何度でも読み返したくなる作品。
動物が主役のお話が読みたくて開きました
かわいい、愛おしい、手元に置いておきたい
にゃおにゃおむらのにゃおにゃおいけ
ひらがながやさしくて、ほっこりします
しっぽでさかなつり
楽しすぎます
おかあさんねことこねこたちのやりとりも微笑ましい
だいすきになりました
楽しいお話ありがとうございます。
黒猫は、あるときは不吉、あるときは幸運な存在とされてきました。
夜に目を閉じれば姿は消え、昼間でも目があいていないと写真うつりも悪い。
黒猫はそもそも存在自体がちょっと違うのです。
クロはその中でもまんまるなしっぽを持って生まれました。
ミヤザーナツさんの描く猫たちは、躍動感にあふれています。
疲れ果てて眠っていても、闇夜に紛れていても。
クロは、自分にできないことがあったって、生きていけることに気づきます。
今日もクロは「にゃ、にゃーん!」と目を光らせて、にゃおにゃおむらを走りまわっている、
そう感じさせてくれるのです。
まんまるおめめのにゃんこたちがかわいい!
フォルムにも癒されます〜。
かわいいタッチなのに、水しぶきのシーンだけはとてもリアルで美しくて、時をとめたような一瞬の描写にみとれました。
飾りたくなるような素敵な絵本でした。
まんまるしっぽにまんまるおめめの可愛いクロ。心配しなくても魚は釣ってきてあげるよ、と言ってあげたくなるけど本当に頑張り屋と思いました。
みんなと違う魚のとり方を見つけたときは思わず拍手! 自分も頑張らなきゃとほっこり勇気づけられました。
ミヤザーナツさんの作品を読んで特徴と思うのは、キャラクター達は愛らしいタッチなのに、その目力(めぢから)がとても強いこと。それをあえて消すというクロの奇策? 楽しく読めました。
読み聞かせをしたときのこどもたちが
どこで表情を変えるのか、どこで口を挟むのか、
その反応が楽しみな絵本です。
場面ごとに大きさも輝きも変化する目、ぴんと反り立つしっぽ、暗闇の潜み。
私は「バッシャーン!」の見開きのキラキラ感が好きです。
「もうすこし あとすこし」読み手の力量も相まって
何度もせがまれること必至です。