パニックのパン、呼吸で発作をおさめる
大江美佐里
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刊行日 2025/02/26 | 掲載終了日 2024/11/20
ハッシュタグ:#パニックのパン呼吸で発作をおさめる #NetGalleyJP
内容紹介
不安なことがあるときは、この本を開いてみよう。
パニックについて症状・メカニズム・考え方・自分でできるケアを紹介します。
不安なことがあるときは、この本を開いてみよう。
パニックについて症状・メカニズム・考え方・自分でできるケアを紹介します。
出版社からの備考・コメント
本書籍は刊行前のものです。内容・仕様等に変更がございます。ご了承ください。
出版情報
発行形態 | ハードカバー |
ISBN | 9784772615723 |
本体価格 | ¥2,200 (JPY) |
ページ数 | 36 |
閲覧オプション
NetGalley会員レビュー
パニック障害って何が何かわからなくなって不安だろう。
自分だけでなく周囲の理解も必要だし、自分自身の自覚もあれば心強い。
パニック障害だから、ということでもなく交感神経の弛緩とか、
リラックスするための方法など、大人の視点からも有効さは分かる。
周囲の人たちが、知識を共有し、リラックスさせてあげられる方法が、
こうやって本に書いてあって簡単にすぐに説明できるっていうのはとてもいいですね。
パニック障害…とまで呼べるか分からないけど、以前原因が思い当たらない身体の不調を感じていた時期がある。駅のホームで苦しくてしゃがみ込んでしまったり、頭の中で「どうしようどうしようどうしよう」と不安が満ちてしまって怖かった。呼吸を深くしたり、身体の強張りを弛めたり、対処法を知っているだけでも不安は軽減すると思う。所詮脳のバグなんだから、と強気でいなくちゃ。
トラウマ治療を10才でも読めるように作られた本。シリーズ2冊目。今回はパニック発作。
どちらかと言うとティーンの病気というイメージだったので、児童にも当てはまるのか…と驚き。
薬以外の治療法がわかりやすくイラストで描かれていて良い。
なぜそうなるのか?にも言及されていて、脳に原因があるとわかれば「死ぬかも」という恐怖も薄れそう。
学校など、子どもの来る図書室にぜひシリーズで揃えてほしい。
強烈な体験から、トラウマを得てしまったとき、寝てはこわい夢、起きてはパニック発作。もう自分では、なかなか自由にならなくなってしまった自分を取り戻すための本が生まれました。
自分の体、こころなのに自分の自由にならない。脳が勝手に先走って、自分を縛り付けてしまう。身動きが取れない。こころが不安で真っ暗になる。もうこのまま、何もかもだめになっちゃうんじゃないか・・・。夢はうなされて覚めれば救われる。でも、パニック発作はもうどうしようもないですよね。
だからこそ、このシリーズに、タイガくんにバトンを渡されるようにパンが登場。『トラウマのタイガ、こわい夢から逃れる』の姉妹本ですね。いつ誰にでも起こる可能性のあるトラウマによる発作、今作はパニック発作について、小さな子からしっかり読めるように、予習ができるように生まれたのですね。
とにかく、当事者となってしまった時点では自分でどうにもならないでしょう。でも、これは、自分だけの特別のことじゃないんだと知っていることが大事です。トラウマが引き金となって、誰にでも起こる症状だと知っているのと知らないのでは、全くもって、不安の度合いが違います。
助けを求めること。それを口に出せること。どうか、この本を大人も、子どもと一緒に学んでおいてほしいのです。自分と自分の愛するものを守るために。
しかし、読んでみてびっくりしたのは、対処法の呼吸法と筋弛緩法。実は、全て、受験生のとき、予備校の先生が毎回のように講義の中で教えてくれていた方法だったんです!先生は、極度の不安にさらされる受験生が試験会場で、パニック発作に似た状態になることを知って、この呼吸法や筋弛緩法を教えてくださっていたんですね。
ストレスの多い現代社会。トラウマと言えるほど重度のものではなくても、極度の不安にさらされる機会は昔に比べ格段に増えています。だから、この本は、心療医学の療法書としてだけではない存在意義があるように思えます。教育関係にある人も必読の書かもしれません。
ありがとうございます。
パニック発作は経験したことがないけれど、とても辛いものだと思う。大人でも怖いのに、子どもならなおさらのこと。自律神経に関わる症状は実にさまざま。私自身、熱中症の時に脳からの指令系統が暴走しているなと思ったことがあるし、最近とても増えてきていると聞く。いつ誰がパニック発作に襲われてもおかしくないのは時代のせいなのか原因がわからないところも難しい。ただ、知っているということは安心するための一つの手段になることは確か。自分や周りの人を理解している、理解してもらえているという意味において、この本は有用だと感じた。
自分の子どもはいないのですが中高生を教えたことがあり、出版に関しては科学絵本の経験があります。パニック様症状の当事者です。
今回の本は辛い思いをしている特に子どもに届いてほしいと思いました。Wordpressのリンクを張っておきます。
パニック障害について、当事者の主人公が自分に起こっていること、どんな気持ちなのかどんな風に関わって欲しいのかなどを、小さい子どもたちにも分かりやすいように書かれています。主人公のキャラクターも可愛いヤギで親しみを持ちやすく、障害について詳しく書かれているところもポイントです。
パニック発作を知らない人にも、それが大人でも子どもでも、すんなり心に浸透し、安らぎを与える本だと思いました。タイトルに「パニック障害」などの単語がない分、さらに本を手にとる敷居が下がっていると思います。日頃苦しんでいる方々が、自分の症状に気付き、それに加えて具体的な対処も知るきっかけになるのではないでしょうか。
パン君と一緒に筋弛緩法に取り組む少年は、読者に手指の動かし方を教えてくれると同時に、パニック発作に苦しむパン君と読者に寄り添う存在であり、とてもあたたかい気持ちになりました。
パニック障害はよく聞きますが子どもでもあることに驚きです。具体的にどうすればおさまるかがわかりやすく書いてあるので子どもが自分で読め実践できて良いです。これまでそんな本は知らなかったのでもしお困りの親御さんがいらしたら教えてあげようと思いました。
突然のパニックの症状に襲われた時の怖さはいかばかりでしょう。大人でも今自分に何が起きているのかを把握することはできないと思います。
小さな子どもなら余計に不安がって、それを言語化することもできないのではないでしょうか?
脳の不調が引き起こすパニック。お薬とセルフコントロールとで、対処が可能ということですが、どちらも試してみて、効果を見極めるのがいいでしょう。過度に不安を大きくしないで、話せることは大人に話して、共有してもらうこともだいじかと思います。
パニック障害についてと、対処法について書かれた本。ヤギのイラストがとてもかわいかった。
パニックって、症状を知らないと「わー!!」と叫んでいる症状に思えるけれども、実際は、意識が遠くなったりうまく息が吸えなくなったりといった症状。私も引っ越し先で電車に乗ったときに、慣れない乗り換えと、日々の仕事の忙しさと、ストレスと緊張で、うまく文字が読めなくなって頭がぼーっとしたことがある。意識が遠のく感じがして、ベンチに腰掛けて少し休んだらマシになったけど、あれもパニック症状のひとつなのかな。
「精神病なんて甘えているだけ」と言う大人に邪魔されずに、必要な子供にこの本が届きますように。