新 心霊探偵八雲 赤眼の呪縛
神永 学
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刊行日 2024/06/24 | 掲載終了日 2024/06/24
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内容紹介
// 特殊設定ミステリーの金字塔が、4年の沈黙を破る!//
待望の「八雲」新シリーズ、ついに開幕!!
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「君にも、視えるのか」
新たな相棒は、かつての自分だった。
◆ ◆ ◆
両眼の赤い男との戦いから4年。
明政大学の助教となった斉藤八雲は、「記憶」を失い「幻覚」に苛まれる男子学生・深見蘇芳に出会う。
彼はなぜ「記憶」を失っているのか。見ているものは「幻覚」なのか、それとも――。
八雲は迷える蘇芳と共に、幽霊によって引き起こされた連続不審死事件の調査に挑む。
現場に残された「次の被害者」の名前、事故物件の謎、近づいてくる少年の幽霊。全てがつながったとき、切なくもおぞましい呪いが、明らかになる!
果たして、八雲は初めての弟子を光のもとに導くことができるのか?
心霊探偵の新たな物語が今、始まる。
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著者/神永 学(かみなが・まなぶ)
1974年山梨県生まれ。2004年『心霊探偵八雲 赤い瞳は知っている』でデビュー。同作から始まる「心霊探偵八雲」シリーズが圧倒的な支持を集める。講談社からは赤い左眼で霊視する斉藤八雲と神永学のもう一つの人気シリーズ「確率捜査官 御子柴岳人」の数学准教授・御子柴岳人がバディを組む『心霊探偵八雲 INITIAL FILE 魂の素数』『心霊探偵八雲 INITIAL FILE 幽霊の定理』や、『悪魔と呼ばれた男』『悪魔を殺した男』『悪魔の審判』の「悪魔」シリーズ、講談社文庫書き下ろし作品として『青の呪い 心霊探偵八雲』がある。その他著作に「怪盗探偵山猫」「天命探偵」「浮雲心霊奇譚」「革命のリベリオン」などのシリーズ作品や、単著『コンダクター』『イノセントブルー 記憶の旅人』『ガラスの城壁』など。
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おすすめコメント
読んで育った“八雲チルドレン”の若手作家たちから、
応援コメント続々!
◆中学時代に同級生たちとこぞって読んでいたシリーズに新たな歴史が刻まれる。こんなに嬉しいことはありません!
――― 阿津川辰海
◆世界への扉がほしくて、鏡を覗いて瞳が赤くなっていないかと何度も確かめる……子供の頃から、一番身近だった非日常が戻ってきた。
――― 斜線堂有紀
◆役者は揃った。おかえり、八雲先生! 絶望も希望もまだまだ続いていく。八雲たちの成長が嬉しく、頼もしい新章開幕。
――― 芦花公園
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そして、オリジナル八雲シリーズも完全改稿版にて
講談社文庫から堂々刊行スタート!
販促プラン
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出版情報
ISBN | 9784065359341 |
本体価格 | ¥1,750 (JPY) |
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あれから4年。八雲は助教授となり和心は僧侶となっていた。
新たな心霊事件は人の業と苦しみを浮き彫りにしていく。それに立ち向かう彼らの結びつきに変わりはなく、次世代たるべき者達の姿が心強く写った。
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あれから4年の月日がたっていたのか。八雲は助教授となり、和心はなんと僧侶になっていた。そして、八雲を中心とした今までの人間関係、それが時をへてリスタートした。それぞれの立場が変わり、生きるスタンスも変わった。でも、八雲への思いは変わらずに。
そこに運命的に入ってくる新たな面々。それに対し、手を貸していく彼ら。自分たちが長きに渡って歩んできた険しい道のりの二の舞を踏ませないように。
八雲の霊への揺るぎない態度、解決への手立てが変わらない事にほっとする反面、蘇芳たち次世代たるべき者たちが、それを受け継いでいけるかに一末の不安があった。蘇芳と八雲の父との繋がりが明らかになれば尚更。
でも、不安のままでいい。不安は次世代を担う者達が感じるものなのだから。八雲達にとってはそれが当然で手を差し出すのだから。そして、八雲達もその交流で気付かされることがあった。見つめ直すことがあった。だから両世代とも、新たな一歩を踏み出せた。
まだ霞がかかる未来に対して、力強く。
幽霊が見える蘇芳くん。幽霊といえば……と八雲に相談が持ちかけられて……。和心和尚さんになった後藤さんと八雲の会話のやり取りは相変わらず。石井刑事は随分と頼もしくなりました。一癖二癖もある登場人物が持ち込んでくる事件。呪いで人を殺せるのか……。そこらへんの解決が面白しろかったです。巧妙に入り組んだ人間関係。八雲にも関することを匂わせていて、セカンド・シーズンに入ったこのシリーズ、ますます面白くなっていきそうです。
読めば読むほど大好きな八雲達が戻ったきた実感が湧いてくるお話でした。
今までのシリーズを通して成長してきた八雲達だからこそ伝えられる言葉があるというのがとても感動しました。
これから先、八雲達がどのように、蘇芳達を導いていくのか楽しみです。
私と斉藤八雲との出会いはかれこれ20年前。
心霊ミステリで、恐る恐る読んだ記憶があります。
そして、思わず笑いを抑えきれず読んだオカルトも初めてでした。
八雲とその仲間との、歯に衣着せぬやり取りが、微笑ましくも面白かったからです。
そして、新章の始まり。
大学の助教となった斉藤八雲は、過去の記憶を失った男子学生・深見蘇芳と行動を共にします。
それは、以前の自分を重ね合わせているかのような、痛ましさと優しさも感じます。
連続不審死は幽霊によるもの?
そんなわけない、と大半の人は思うでしょう。
では幽霊が視えてしまう八雲は、どうやって事件を解決に導くのか、
手に汗握るスリルは初めて読んだ20年前と全く変わっていません。
人間の愚かさや、優しさ、切なさも心に迫ってきます。
新章がこの先も続く、嬉しい予感で読み終えました。
八雲が助教になって帰ってきた!
真実は時に残酷で、思いもよらない繋がりを持っている。同じように赤い目を持つ蘇芳との出会いは必然であるように、新たな歯車が回り始める!
おなじみのメンバーがパワーアップして事件を紐解く様子に、同窓会のような懐かしさと新たなワクワクが沢山詰まっていました。B棟裏手プレハブ【映画研究同好会】での八雲と晴香のシーンは2人の今を見られた気がしてキュンと嬉しくなりました。
出会いから始まる『新 心霊探偵八雲』
めちゃくちゃ面白かった!
今後の展開にも期待大です!!
心霊探偵八雲完全版から入った人は、いきなり未来に飛んだような感覚になる本作。
新しい八雲のバディは、かつての八雲のように自身の血縁の過去と向き合っていくことになるのかもしれない。
そんな新しい登場人物と心霊探偵八雲シリーズでお馴染みのあの人たちも登場!
心霊探偵八雲完全版から入った人も間の時間のことを気にせず読めると思うので、ぜひ一読して欲しい。
私の大好きなシリーズが復活してすごくうれしい!
全巻コンプしてますが、なんと完全版が出たということですごく読んでみたい(というか比べてみたい!!)。
今回の新シリーズではなんと後藤刑事はお坊さんになっていたり、八雲はなんと御子柴先生の助教になっていたり、設定ですでにワクワクする。
御子柴先生のシリーズも読んだのですが手放してしまったんですよね。こうなるともう一回集めたくなる・・・。
八雲のその後が読めて本当にうれしいシリーズです。ですがすみません、文庫で集めているので文庫化を待ちたいです・・・。
赤い瞳で死者の魂を視る八雲が、警察と協力して不可解な事件を解決していく特殊設定ミステリの新シリーズ。
シリーズを追ってる人には胸熱の新設定とお馴染みのキャラたちの掛け合いがたまらない。初見の方も細かい事(過去や交友関係など)が引っ掛からないのであれば、事件自体は問題なく今作の情報だけで推理が出来るので、入門編としてもオススメ。
シリーズの全体像然り、今作の事件然り、とにかく手が込んでいる。複雑なトリックと入り組んだ人間関係だが、それが結び付いた時に全く違和感がなく、しっかり伏線が張られている所に感動した。
「心霊」に纏わるものや生まれた感情を純粋に受け止める者と、後悔の捌け口として受け止める者。両者の違いが比較出来るシビアさもまた良かった。
八雲に重なる新バディが今後どう成長していくのか、楽しみで仕方ない。