最後の甲賀忍者

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刊行日 2024/05/31 | 掲載終了日 2024/05/31

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内容紹介

MISSION

『幕末最後の戦いで見事活躍し、甲賀忍者ここにありと知らしめ、武士の地位を獲得せよ!』

幕末、江戸幕府が大政奉還をし、旧幕府と薩摩・長州の間で大きな戦が起ころうとしているその時、〝元〟忍びの里・甲賀は揺れていた。忍びとして戦国では大いに活躍したにもかかわらず、戦がなくなると時の権力者たちは難癖をつけて身分と領地を没収。気づけば忍びの術は失われ、百姓として困窮するまでになっていた。そんな折の大戦。忍びの技を再び世に示し、甲賀忍者ここにありと知らしめれば、武士の身分につけるのでは――。

そんな願いのもと、集められた甲賀の里の若者たち。その中でも、鬼っ子・山中了司、宮司見習い・安井金左衛門、箱入り息子・大原伴三郎、誇り高き血筋・鵜飼当作、少々年の行った薬術師・間瀬勘解由の五人組は喧嘩ばかりのはちゃめちゃで!?

『超高速! 参勤交代』『幕末まらそん侍』『引っ越し大名三千里』『身代わり忠臣蔵』などなど、出す作出す作、映像化!の土橋章宏が、幕末を駆け抜けた「最後の忍者」の活躍を描くノンストップ・エンターテインメント時代小説!

 

著者略歴

土橋章宏(どばし・あきひろ)

一九六九年大阪府生まれ。関西大学工学部卒。二〇一一年シナリオ「超高速! 参勤交代」で第三七回城戸賞受賞。一三年に小説『超高速! 参勤交代』で作家デビュー。同名映画で第三八回日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞。他の著書に『幕末まらそん侍』『引っ越し大名三千里』『号外! 幕末かわら版』『身代わり忠臣蔵』『駄犬道中こんぴら埋蔵金』『天国の一歩前』『チャップリン暗殺指令』などがある。


MISSION

『幕末最後の戦いで見事活躍し、甲賀忍者ここにありと知らしめ、武士の地位を獲得せよ!』

幕末、江戸幕府が大政奉還をし、旧幕府と薩摩・長州の間で大きな戦が起ころうとしているその時、〝元〟忍びの里・甲賀は揺れていた。忍びとして戦国では大いに活躍したにもかかわらず、戦がなくなると時の権力者たちは難癖をつけて身分と領地を没収。気づけば忍びの術は失われ、百姓として困窮するまでになっていた。...


出版情報

発行形態 ソフトカバー
ISBN 9784758414661
本体価格 ¥0 (JPY)

閲覧オプション

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NetGalley会員レビュー

時代は大政奉還後の日本。
戦国時代には重宝された忍者であるが、それでも伊賀一族よりも下に見られていた甲賀一族。
最後の賭けに薩長軍に味方して徳川家の残党と渡り合うことで身分向上を企むが、
所詮時代の流れには逆らうことができなくて忍者という存在が無意味なものになっていく。
その中でまだまだ夢を持って任務にあたる若い人たちにがんばりが爽やかであるが、
それだけに悲しいものを感じてしまう。
どの世代にもある時のうねりの残酷さが沁みる。

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徳川慶喜が大政奉還を行い、武士の時代は終わろうとしていたのだ。
それでも、失われた忍びの術を再会得して我らの尊厳を取り戻せ!と集まった若者たちの頑張りに胸を痛めた。

予想外に真面目というか、著者の既読作品同様(片手で数えられる程度の冊数だが…)もっとエンタメ感が強いかと思ったが、良い意味の裏切られ感で満足だった。

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時は幕末、甲賀忍者の末裔たちは武士への復帰を目指し、いざ関ケ原ならぬ戊辰戦争に朝廷側として参戦し忍術を使い傍若無人というのか独立独歩というのか魅力的な戦いをするという劇画みたいな展開の時代小説。リアリティと虚構が混在し、というか嘘臭さが多いが・・・楽しいエンタメ小説でした。主人公のキャラ、忍者の虚構をはぎ取るようなリアル。そこが楽しい。

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時は幕末、かつての威信を復活させようと奮起する甲賀の忍びたちの戦いを描く。
主人公が甲賀の里でもマイノリティなのが面白い。特訓シーンなどの意味合いが違ってきます。
談合シーンや合戦から近代戦闘への分岐点を描写するところも良かったです。
なによりエンタメとしてメチャクチャ面白い!
影にて動く忍びだけれど”目立たない”といけない!この矛盾した命題をどう処理するのか。
まさに"忍びなれども忍ばない!"がんばりでしたね!
『超高速参勤交代』も面白かったですが、こちらもやはり盛り上げ方が上手い!
読んでいてドンドン物語に引き込まれる作品でした。

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想像していたような忍術アクション作品ではなく、
知恵と度胸で「甲賀忍者」を演出しながら、
ときにしたたかに、ときに泥臭く、時代を生き抜こうとする人々の物語だった。
主人公チームを応援しながらスラスラ読めました。

キャラ小説として楽しめる設定だと思うのだが、
チームキャラそれぞれのストーリーや、
ヒロインの事情をもっと詳細に書いてくれたら、
より楽しめたかな、とも思う。

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