ぼくらナイトバス・ヒーロー
オンジャリ Q. ラウフ
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刊行日 2024/06/06 | 掲載終了日 2024/06/06
ハッシュタグ:#ぼくらナイトバスヒーロー #NetGalleyJP
内容紹介
ロンドンに住む10歳の少年ヘクターは学校一のいじめっ子。ある放課後、ヘクターは公園でホームレスの男性にイタズラを仕掛けるも失敗に終わり、その報復に、彼のリアカーを池に沈めてしまう。そしてその一部始終を、クラスの優等生メイ・リーに目撃されてしまった。
同じ頃、ロンドン街頭ではさまざまな彫刻作品の窃盗事件が起こる。事件現場にはホームレスの通信用シンボルマークが描き残されており、警察は犯人はホームレスだと予想する。
メイ・リーの父親が運営するホームレス支援食堂「スープキッチン」の人々、そして公園のホームレス、トーマスらとの交流を経て、自らの考えの過ちに気づいていくヘクター。もしかして、連続窃盗事件もホームレスの仕業ではない?! ヘクターはトーマスと力を合わせ、事件解決に奔走する!
当たり前のように言われている「自己責任」って一体どういうことだろう? 事件の謎解きとともに、社会への関心がぐんと深まる一冊です。
(著者紹介)
Onjali Q. Raúf:人権活動家として、女性や子どもへの虐待や犯罪をなくすためNGO「Making Herstory」と難民の救済をめざすNGO「O’s Refugee Aid Team」を創設。児童書作家としてのデビュー作『5000キロ逃げてきたアーメット』(久保陽子訳、学研プラス)でウォーターストーンズ児童文学賞総合賞受賞、ブルーピーター文学賞ほか数多くの賞を受賞 。他の邦訳書に『秘密の大作戦! フードバンクどろぼうをつかまえろ!』(千葉茂樹訳、あすなろ書房/第69回(2023年度)青少年読書感想文課題図書小学校中学年の部)がある。
(訳者紹介)
久保陽子:鹿児島県生まれ。東京大学文学部英文科卒業。出版社で児童書編集者として勤務ののち、翻訳者になる。訳書に「ハートウッドホテル」シリーズ、「クローバーと魔法動物」シリーズ(ともに童心社)、『カーネーション・デイ』(ほるぷ出版)、『ぼくってかわいそう!』『明日のランチはきみと』『うちゅうじんはいない?』(いずれもフレーベル館)、『わたしのペットはまんまるいし』(ポプラ社)、『ぼくの弱虫をなおすには』(徳間書店/ 第68回(2022年度)青少年読書感想文課題図書小学校中学年の部)などがある。
出版情報
発行形態 | ハードカバー |
ISBN | 9784863898295 |
本体価格 | ¥1,650 (JPY) |
ページ数 | 336 |