ヒツジ飼いの兄妹1
Miyako Miiya
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刊行日 2024/03/22 | 掲載終了日 2024/06/23
ハッシュタグ:#ヒツジ飼いの兄妹1 #NetGalleyJP
内容紹介
【5話までの公開となります】
あるところにヒツジ飼いの兄妹がいました。ただし、妹は狼人間でした
険しい山間でひっそりとヒツジの世話をしながら、平和に暮らしたいと願う兄のウルと狼人間の妹、ユーフ。そんな兄妹のもとにある日珍しい客が来て……。兄妹のもとに現れた珍客、麓の村人、王都での思わぬ出会い。さまざまな人との交流を通して、兄妹は一つの真実に近づいていくー。「人と違う」ことに翻弄されながらも力強く生きる兄妹と、兄妹が出会う人々の「優しさのかたち」を繊細に描いた、心温まるファンタジー作品です。
Miyako Miiya
イラストレーター・アニメーターとして活動しながら、漫画も精力的に執筆。著書に短編漫画集『おやすみ前にひとつだけ』(KADOKAWA)がある。
出版情報
ISBN | 9784756258649 |
本体価格 | ¥1,000 (JPY) |
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NetGalley会員レビュー
羊飼いの兄妹の元に毎回ゲストが訪ねてくるのが、この世界に入っていく入り口。
自分がこの兄妹にもし出会ったら、どのタイプの登場人物に似ているだろうかとか、
自分だったらこういう思いを兄妹に言ってあげたいと思いながらも、
日常を過ごすのを垣間見るマンガです。自分の面白くない日常も、
大事にしたい家族や友人がいなくても、この兄妹の温かさにあこがれを見出すことができますよ。
作画は絵本のようで温かい雰囲気ですが、不思議な兄妹と彼らに影響を受けていく人々の物語から偏見とか先入観について深く考えさせられました。表紙の絵からして人間の方が妹、狼の方が兄かと思っていたら、読んでみると実際は逆だった。ストーリーは悪くないが、作画に慣れるまでやや時間がかかる作品だと個人的は感じました。
強かさと観察力に秀でた、小柄な兄ウルと、鋭い感覚を持つ怖がりの妹ユーフ。見た目と逆だけど平和に暮らす2人。
各話の登場人物。好奇心の塊の考古学者エリシア。2人を守る物知りの老犬テテ。狼狩りに拘る猟師のブラン。厳しすぎる顔のパン屋のバーンズ。野心を秘めたヤギ番のオミィ。
彼らと兄妹の交流。それは情緒深く穏やかで、別れた後、彼らの心に何かを残していく。どこかが少しだけ変わっていく。すると、今まで抱えていたものに気づいて、それをそっと降ろしてみる。
自分達の心の底にある「人と異なる」ことの苦しみを傍において、そんな癒しを分け与えていく兄妹の物語。
今回の公開分(5話まで)の更に先、ウルとユーフの2人自身の「苦しみ」はどうなっていくか、それがとても気になった。
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山奥で暮らすヒツジ飼い、小柄な兄ウルと、真っ黒な巨躯の人狼だが怖がりの妹ユーフ。2人と出会う人々は、やり取りの中で温かい何かを受け取り、心の重荷をそっと降ろす。
兄妹のこれからに何が待つのか見守っていきたい。