一番の恋人

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刊行日 2024/05/31 | 掲載終了日 2024/05/29

ハッシュタグ:#一番の恋人 #NetGalleyJP


内容紹介

僕を愛してないくせに、結婚しようと彼女は言った。

『君の顔では泣けない』著者による、結婚以上恋愛未満の愛の物語。

道沢一番という名前は「何事も一番になれるように」と父が付けた。父の期待に応えることで一番の人生はうまくいってきたのだが、恋人の千凪にプロポーズしたとき、「好きだけど、愛したことは一度もない」との返事に一番はショックを受ける。

千凪はアロマンティック・アセクシャル(恋愛感情も性的欲求も抱くことがない性質)で、ずっと「普通」になろうともがいてきたのだった。

千凪への思いを断ち切れない一番と「普通」になりたい千凪は、そのまま結婚することを選ぶのだが――。

僕を愛してないくせに、結婚しようと彼女は言った。

『君の顔では泣けない』著者による、結婚以上恋愛未満の愛の物語。

道沢一番という名前は「何事も一番になれるように」と父が付けた。父の期待に応えることで一番の人生はうまくいってきたのだが、恋人の千凪にプロポーズしたとき、「好きだけど、愛したことは一度もない」との返事に一番はショックを受ける。

千凪はアロマンティック・アセクシャル(恋愛感情も性的欲求も抱くこと...


おすすめコメント

【担当編集より】

『君の顔では泣けない』で鮮烈なデビューを飾った君嶋彼方さんの長編3作目です。『君の顔では泣けない』の刊行準備の頃から、いつか男性性に苦しむ男性を書きたいという君嶋さんに、それは絶対に書くべきテーマだと前のめりにお願いしていたものです。

恋愛のできない恋人と将来をどう歩むか、というストーリーが見えてきたとき、なんという難問なんだと一緒に頭を抱えましたが、いただいた原稿を一読して、「これしかない!」という確信を得ました。やっぱりこれは君嶋さんが書くべき小説でした!!

ぜひ読んでお確かめください。

【担当編集より】

『君の顔では泣けない』で鮮烈なデビューを飾った君嶋彼方さんの長編3作目です。『君の顔では泣けない』の刊行準備の頃から、いつか男性性に苦しむ男性を書きたいという君嶋さんに、それは絶対に書くべきテーマだと前のめりにお願いしていたものです。

恋愛のできない恋人と将来をどう歩むか、というストーリーが見えてきたとき、なんという難問なんだと一緒に頭を抱えましたが、いただいた原稿を一読して、「これ...


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出版情報

発行形態 ソフトカバー
ISBN 9784041147900
本体価格 ¥1,600 (JPY)
ページ数 256

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NetGalley会員レビュー

この人の「君の顔では泣けない」は「男女入れ替わり」という古典的な題材を今の時代にアップデートして描くちょっと変わったヒューマンストーリーだった。
その人がアロマンティック・アセクシャルをどう描くのか、興味を持ってこの本を手に取った。
もし恋愛のスタートが「この人と一緒にいたい」「この人のことを知りたい」という欲求や熱情であるならば、その先に現れる「性」の問題を抜きにすることはできない。アロマンティック・アセクシャルの人にとっては、「相手の好きという感情」「自分を欲するという気持ち」が過度になると苦痛になってくる。そしてさらに先に現れる「結婚」の問題はさらに切実だ。
ただ一緒にいたくて一緒にいるのがいい。しかし実際には「結婚は?」「子供は?」のように無邪気に人を傷つけるプレッシャーが襲ってきたり、相手が「一緒にいるだけ」以上の関係を求めてきたりする。
アロマンティック・アセクシャルについて詳しくないのでもっと知りたいと思っているが、なかなかきちんとわからない。色々な本を読んでも今ひとつきちんとビシッと感じられない。
しかしこの本でアロマンティック・アセクシャルに対する理解がちょっと進んだかなと思えた。一気に全体を理解、共感するのは無理だ。まずは第一歩が大切。この本はその第一歩を踏み出すことの大切さを気付かせてくれる。
もし「好き」という気持ちが「恋愛」や「性欲」の感情に連動していなかったら、人生にとって「好き」はそれほど重要な気持ちではいないかもしれない。しかし実際には「好き」は「恋愛」「制欲」と表裏一体、連動した感情だ。「好き」は生きる原動力にもなったりもする。
しかし、そこを切り離すことのできる人がアロマンティック・アセクシャルなのかも。この本を読んでそう感じた。

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