さようなら プラスチック・ストロー
ディー・ロミート文 ズユェ・チェン絵 千葉茂樹訳
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刊行日 2023/09/30 | 掲載終了日 2024/06/08
ハッシュタグ:#さようならプラスチックストロー #NetGalleyJP
内容紹介
第70回青少年読書感想文全国コンクール
課題図書 小学校中学年の部
約5千年前に発明されたストローは、なぜ今、問題になっているのだろう? ストローの発明と改良の歴史、プラスチックごみが環境や海の生き物に与える影響、解決策など、SDGsを考え行動するためのノンフィクション。
第70回青少年読書感想文全国コンクール
課題図書 小学校中学年の部
約5千年前に発明されたストローは、なぜ今、問題になっているのだろう? ストローの発明と改良の歴史、プラスチックごみが環境や海の生き物に与える影響、解決策など、SDGsを考え行動するためのノンフィクション。
おすすめコメント
ストローをとおしてプラスチックごみの影響や解決策を考え、行動するためのノンフィクション。
ストローをとおしてプラスチックごみの影響や解決策を考え、行動するためのノンフィクション。
出版情報
発行形態 | ハードカバー |
ISBN | 9784895721479 |
本体価格 | ¥1,600 (JPY) |
ページ数 | 32 |
閲覧オプション
NetGalley会員レビュー
飲み物を飲む際にストローが欲しい場合といらない場合がある。
それにそもそも私は外でストローを使って飲むドリンクを買う習慣もあまりない。
ペットボトルとかホットコーヒーとかばかりしか飲まないからね。
という風に、浪費しやすい人と浪費しにくい人もあるのがストローにはある。
だけれど、逆に病人だとか老人だとか必要であることと安全であることのためとかもある。
問題になってくるのはストローではなくプラスティックであるという問題で、
生物的に分解ができないものであり、気軽に捨てやすいものであるということ。
全体的な方向性としては、紙のストローでプラスティックを減らすように舵を切っている。
並行してプラスティックを分解をして害がないようにするという研究も、
世の中のどこかで進んでいるのだろう。そういう研究者の声みたいな成果も見てみたいなと、
プラスティック問題を考えるときにいつも思います。
自分の行動が「総論賛成なんだけど、各論になるとどうも・・・」と歯切れが悪くなっていることを自覚している。
そういう人って多いんじゃないかな?と時々自己弁護のように思ったりもする。
特にこの気持ちは、プラスチック製品を使い終わって捨てるときに「あああ」と思うのである。
使ってしまった。これがゴミになるのだ。と。
だからこの絵本は、心が痛くなりながらも「私はストローがなくても大丈夫だから」とちょっと顎を上げて読んでいた。
すると、病人には欠かせないということも知り(自分もお世話になったことを思い出し)、
必要な人にはちゃんと行き渡らねばならないものだと、知った。
使うな、ということではなく使わなくてもよいなら使わないこと。
身近に省けるものとして、ストローが取り上げられているのだということ。
レジ袋が有料になる社会となったとき、どうだったろう?
最初は不安もあったが、今は当たり前のようにマイバックを常に携帯している。
私はペットボトル飲料もなるべく買わないようにして、水筒持参。
とはいえ、身の回りにはプラスチック容器があふれ、分解されずに残り続けるという現実から目を背けずに
自分でできることと、これから考えて働きかけていくことを理解し、行動していくことが大切だと、
この本を読みながら思った。なるべく各論を自分のなかでつぶしていきたい。
身近なところから考える、環境問題。わかりやすく、それでいてきちんと問題提起されていて、多くの人たちにも読んで欲しい。さらに、ストローにとどまらずに、広く環境問題に目を向けていければ良いと思う。3つのRに加えて4つ目のRが印象的だった。
ストローの誕生日、それは今から5千年以上前の西アジアに住んでいた古代シュメール人が思いついた。葦を使うことを。葦は中が空洞なのだ。そこからラピスラズリという青い石と金できたチューブのストローを作り出した。その後世界のあちこちで植物のくきを使ったり銀や銅でできたストローが作られた。そこから紙になりプラスチックのストローができて大変革。曲げることもできるしプラスチックストローは世界中で使われている。でも、海に流れ着いたプラスチックを食べて死んでしまう鳥や海の生き物たちをみて、環境に悪影響を与えるって気がつき始めた人類は紙や竹、シリコンなどでストローを作り始めている。自分たちは何ができるだろう?そんなことを考えさせてくれる絵本です。
読者の興味を惹く出だし。
ストローの歴史なんて考えたことがなかったので、序盤は「へえ」と思いながら読んだ。
戦後、プラスチックのストローが登場してからは、私たちの知る現代の環境問題の話へ。
ストローに限らず、プラスチックの何がいけないのか、ということが分かりやすく書かれてあった。
わたしが子どもの頃、こういう本を読むと、本文だけを読み、著者あとがきなどは読まなかった。
でも、あとがきにも、「なるほど、そうだね」と思うことが短くまとめて書いてあったので、もし、読み聞かせなどで、この本を読む場合は、あとがきまでしっかりと読んであげて欲しいと思った。
プラスチックの環境問題は、ストローだけではないけれど、ストローの歴史を辿ることによって、身近なストローについて、プラスチックについて、よく考えることができるようになっている。
SDGs、環境問題についての授業でぜひ読み聞かせに使いたい1冊。
子どもたちにとってストローはプラスチックが当たり前なのかもしれないが、そもそもストローはなぜ必要だったのか、現在の姿になったのか、わかりやすく説明されている。SDGsの学習にも身近なストローから環境問題への関心の広がりが期待できる。表紙の鳥の絵は、実際の写真を見たことがあるが、ショッキングなものだった。この本を通じて、そうか、べつにほかのそざいでもいいし、ストローなくても飲めるよねと、本当はストロー大好きな子ども達が思ってくれるだろう。
プラスチック・ストローが生まれた背景と問題点が詳細に書かれていましてとても勉強になりました。溢れかえるプラスチックごみ、海の生き物の死骸の体内に詰まっていた大量のプラスチック製品の動画を見て世界中の多くの人々が心を痛めたと言います。本書を読むことでこれまで考えて来なかった問題について大切な事を教えてもらえて心を新たに自分の出来る範囲で行動を変えて行けたらなと思いますね。世界中の人々に向けて地球環境にとってより良い方向性を訴え教え導いてくれる非常に価値ある有意義な絵本だと思いますね。
ストローの歴史と問題点について絵本で簡潔に描かれている。
あとがきの「知ることで気になりはじめ、気になれば変えられる」と3RにプラスRefuse(必要ないものをことわる)は、子どもたちに伝えるのはもちろん、おとなたちにも知ってほしい。
ストローの歴史なんて、今まで考えたことがあっただろうか。
けれど、こうやって知ってみるととても興味深い。
この本を読みながら、ストローの歴史を知り、ストローに興味を持ち、自然とこれからのことを考えるきっかけができた。
ただ声高に”プラスティックストローはだめ!”と言うのではなく、こういう本が子供たちの関心の入り口になるのは素晴らしいことだと思う。
できるだけ多くの子供達、そして多くの大人に読んでもらいたい1冊。
教科書が新しくなり、6年の国語でもプラスチックが取り上げられました。この本は中学年の課題図書ですが、そういった意味で6年でも使えそうかな?
と思いながら読みました。
センセーショナルに訴えたければ、プラスチックを飲み込んだ動物を主軸に置けばよいと思いますが、本書はそこにばかり焦点をおくことはしていません。
まずはストローの歴史から。知識系の本が好きな子の心もガッチリつかみそうです。そしてヒステリックにプラスチック撲滅をうたうのではなく、プラスチック製品を必要とする人がいることにも触れています。でも減らした方がいい、じゃあどうする? 本書の主眼はここではないかな、と思っています。うん、6年生でも使えそうです。
ただしバス何台分という表現は、東京ドーム何個分と同じくらいピンと来なかったなぁ。スクールバスが身近なアメリカならではの表現だったのでしょうか。