第七の男
ジョン・バージャー(著)、ジャン・モア(写真)
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刊行日 2024/05/15 | 掲載終了日 2024/08/31
内容紹介
≪本文一部抜粋版≫
20世紀英国文学における孤高の"ストーリーテラー"であるジョン・バージャーが、今から50年前に放った鮮烈なドキュメンタリー。欧州の移民問題を扱い、新自由主義経済の暴力の核心に迫った伝説的「告発の書」、待望の初訳!
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最も政治的で、最も先鋭的で、
最も激しい告発をもって、
最も気高い人間性を証明する。
ジョン・バージャー。
私たちが最も長く愛する作家 。
──キム・ソヨン(詩人/『数学者の朝』『一文字の辞典』ほか)
ジョン・バージャーは、わたしが親密な繋がりを感じる作家のひとりです。
彼の作品は、美と政治の双方に深く関わっているからです。
──レベッカ・ソルニット(作家・批評家/『ウォークス』『オーウェルの薔薇』ほか)
現代英文学において、
バージャーは比類なき存在だ。
ロレンス以降、わたしたちの感覚世界に
これほど配慮しながら、良心をめぐる重大事に
応答した作家はいない。
──スーザン・ソンタグ(作家・批評家)
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出版社からの備考・コメント
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おすすめコメント
スーザン・ソンタグが「比類なき存在」と賛辞を寄せ、レベッカ・ソルニットが「限りない感謝を抱いている」と愛着を述べ、韓国の詩人キム・ソヨンが「わたしたちが最も長く愛する作家」と敬愛し、LE SSERAFIMのユンジンが鞄の中にその本を忍ばせる孤高の文学者/ストーリーテラー、ジョン・バージャー。知られざる傑作『第七の男』をぜひご一読ください。
スーザン・ソンタグが「比類なき存在」と賛辞を寄せ、レベッカ・ソルニットが「限りない感謝を抱いている」と愛着を述べ、韓国の詩人キム・ソヨンが「わたしたちが最も長く愛する作家」と敬愛し、LE SSERAFIMのユンジンが鞄の中にその本を忍ばせる孤高の文学者/ストーリーテラー、ジョン・バージャー。知られざる傑作『第七の男』をぜひご一読ください。
出版情報
発行形態 | ハードカバー |
ISBN | 9784910801001 |
本体価格 | ¥2,800 (JPY) |
ページ数 | 256 |
閲覧オプション
NetGalley会員レビュー
若い頃は人の生き様はそれぞれの努力によって決定するのだと思ってきた。しかしそこそこの年齢になりいろんな立場の人たちと出会う中で、「運」と言う言葉無くして人生を見ることができなくなっていた。自分の今があるのはたまたま豊かな国に生まれ、虐待や放置とは全く縁のない家族の中で育ち。失敗を受け入れてくれる人たちに恵まれていたのだと。
世の中は理不尽さに溢れており、ゴローバル化と夢の様に語った変化は安価な労働を手に入れ、資本を増やす方法を一方から見る言葉でしかなかったことにふと気づく。それが露見したのがここ数年問題となっている入管の在り方であり、外国人労働者を指す「人材」と言う表現を奇異に感じない私たちの感覚である。生きた人間を受け入れる覚悟のない社会は、そこに住む人間にとっても決して住みやすいものにはならない。常に落ちてゆく恐怖と戦う移民の姿は明日の私たちであるかもしれないからだ。随分と前に出版された本書が全く色褪せないのは、紡がれた言葉の深さ同様に変わらない現状がまだ目の前にあるからに違いない。