女性の階級
橋本健二
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刊行日 2024/04/18 | 掲載終了日 2024/04/16
ハッシュタグ:#女性の階級 #NetGalleyJP
内容紹介
主婦という地位は常に危険と隣り合わせ
日本の母子家庭の貧困率は、51.4%。実に、2人に1人が貧困である。多くの女性たちは、正規雇用で就職したあと、結婚・出産を機に退職し、専業主婦やパート主婦になるが、夫との離死別などにより簡単に最下層に転落してしまう。本書では女性にとって大変リスキーな国である日本の実態を、「階級・格差」研究の第一人者がデータを用いて明快に解説する。
職種、年収、持ち家率、教育費、趣味、支持政党、幸福度、飲酒率、メンタル……
54のデータから6階級・20グループを徹底分析!
格差是正の鍵を握るのは、女性です!
出版情報
発行形態 | 文庫・新書 |
ISBN | 9784569856858 |
本体価格 | ¥1,150 (JPY) |
閲覧オプション
NetGalley会員レビュー
男たちの間の格差は、基本的に本人の所属階級によって決まる。
たいして女は、本人の職業の有無と職業がある場合の所属階級、配偶者の有無、そして配偶者の所属階級によるため30ものグループに分かれる。
いままで省みられることのなかった女性の所属階級の分析を行った画期的な一冊。
女性が階級を横断して社会的な力をもつために読みたい一冊。
女性本人だけでなく、夫の収入や職業にも着目し、詳細な調査データを用いて女性の生活実態が詳らかにされています。
5年ほど前に出版された橋本教授の『アンダークラス』では、家計補助的に働くパート主婦はアンダークラスの定義から除外されていましたが、本書ではパート主婦がアンダークラスと隣り合わせの危険な階層であることを再認識しました。育休制度や保育園の充実はある程度進んでいますが、結婚や出産で退職した女性たちが、仕事に復帰しやすくなるような制度設計がもっと必要なのではないかと感じました。
男性と違い、ほとんどの女性は階級が結婚で変わることが多い。
この本では女性を階級ごとに細かく分類し、その女性たちの健康状態、健康に関する考え方、子どもの教育観の違い、生活水準の違いについて分析している。
私の周りにもこの本で言う色々な階級の人がいるけれどなかなか興味深かった。
そしてすごく日本ぽいなとも思った。女性は特にマウントを取りたがる人も多いし。
私は現在フランス在住だけれど、もちろん階級は存在するけれど基本的に共働きで、男の方が極端に収入が多いというわけではない。小中高くらいの先生(公務員)なんて本当に給料が安く、レストランでウエイターとして働く人とほぼ変わらない。ニュースでやっていてこの国の基本的な給料の安さにびっくりした。(しかも公務員は別として会社員なら年々上がっていくとかもほぼほぼない。ずっと同じ給料。)それではやっていけないから共働きで2倍もらって生活しないと家なんて買えないよなあとも思う。
またこれは是非海外の階級について比較したらもっと面白そうだと思いました。