忍鳥摩季の紳士的な推理

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刊行日 2024/04/15 | 掲載終了日 2024/09/11

ハッシュタグ:#忍鳥摩季の紳士的な推理 #NetGalleyJP


内容紹介

アガサ・クリスティー賞作家が贈る驚愕の特殊設定ミステリー

超常現象を利用して起きる殺人事件を”ちょっと頼りない”女の子が解決する!


・あらすじ

忍鳥摩季は世の中で起きる超常現象を調査する専門家。一見、ちょっと頼りない彼女が、世の中で起きる超常現象を利用した殺人事件を解決していくのだが、なぜか謎解きになると摩季の態度は一変してしまう・・・・・・。彼女の背後にいる謎の「先生」とは!? 世にも奇妙な超常現象の世界を描く特殊設定ミステリー。


・著者プロフィール

穂波了(ホナミリョウ)

1980年千葉県生まれ。2019年、謎の致死性ウイルスが題材のパンデミック小説『月の落とし子』で第9回アガサ・クリスティー賞を受賞してデビュー。近刊に『売国のテロル』(早川書房)、『裏切りのギフト』などがある。

アガサ・クリスティー賞作家が贈る驚愕の特殊設定ミステリー

超常現象を利用して起きる殺人事件を”ちょっと頼りない”女の子が解決する!


・あらすじ

忍鳥摩季は世の中で起きる超常現象を調査する専門家。一見、ちょっと頼りない彼女が、世の中で起きる超常現象を利用した殺人事件を解決していくのだが、なぜか謎解きになると摩季の態度は一変してしまう・・・・・・。彼女の背後にいる謎の「先生」とは!? 世にも奇妙な超常現...


出版社からの備考・コメント

※発売前作品のため、読書メーターやブクログなど外部書評サイトで発売前にレビューを投稿することはお控えください。
※書影は仮のものです。
※ゲラは校了の前のデータにつき、修正が入る可能性がございます。

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出版情報

発行形態 ソフトカバー
ISBN 9784575247374
本体価格 ¥1,800 (JPY)
ページ数 280

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NetGalley会員レビュー

超常現象とミステリー。なんでもアリでとっ散らかってしまうのでは….という予想に反して、可能不可能をしっかりと提示してくれて不思議な力の中で起きた事件なのに納得の推理。
主人公の摩季と先生がとても魅力的。実写化するならあの俳優さんかな〜とか頭の中で映像を浮かべながらラストまで一気に読みしました。

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珍しく、タイトルと表紙で選んだ作品。あらすじをきちんと読んでいなかったので、読み始めはちょっとびっくりした。現実には起こらないであろう現象が普通に語られていたから、理解するまでは戸惑ったが、第1話を読み終わる頃には、次の話を早く読みたくなっていた。
超常現象を利用した犯罪が企まれ、実行されてしまうが、それを解き明かしていくのが、主人公の摩季なのだが、彼女はまだ駆け出しで、そこには紳士的な推理をする「先生」と呼ばれる人物も登場する。けれど、その人物も、、、、。
人間の強い思いがどんなことを引き起こしてしまうのか、現実では起らないと信じているけど、でも怖いなと思う。

いつもなら読まない作風の小説。でも、読んで良かった。

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紳士的?タイトルを見たとき、時代錯誤かもしれませんが、一般的に女性に対して用いる言葉のチョイスでは無いな。
それがこの本に興味を持ったきっかけでした。
そうして、中身を読んでいくと1話目でなるほど、だから紳士的か。と納得すると思います。
このミステリーでは、超常現象が起きつつもそれを乗り越えてしまう謎がちゃんと描かれています。超常現象に頼るミステリーではなく、超常現象をアシストとしつつ、ちゃんと超常現象のせいでした。だけでは片付けない謎、と言えばネタバレにはならないでしょうか?
そして、この本の書き下ろしである最後の話はびっくりする真実が摩季とともに、体験できる。ぜひミステリー初心者も上級者も超常現象大好きな人も楽しんでもらえる1冊です。

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第一話で唖然とした。並の〈特殊設定ミステリ〉ではない、と。
様々な超常現象が頻繁に起こる中での事件。それは超常現象を利用した不可能殺人。摩季と〈先生〉は、奇想の極みたる超常現象の性質を読み取り、見事にトリックを暴き犯人を指名する。でも、ただそれだけでは、単なるキワモノ的発想の作品で終わってしまったろう。
推理の後に明らかになる犯人の動機。それが明らかになった瞬間、奥深くまた儚い人間ドラマに一変する様に息を呑んだ。更にその後でほのめかされる〈先生〉の謎……
短編という制約の中で、これほどの多重構造、緻密さ、そして人を描いていることに驚きを覚えた。なんと言う、変格な〈特殊設定ミステリ〉。

でもそこで留まることはない。徐々に超常現象よりも犯人の心に重点が移っていく。超常現象によることを理由に自分は無実と主張する犯人と〈先生〉との舌戦は、法的な解釈にまで及んでいく。こんなシチュエーションがありうるとは。

最終話ではそれさえも超え、人という存在の強い意志、そして心と心の結びつきが問われていく。

様々な超常現象が頻発する世界。それを使った不可能殺人に挑んでいく〈先生〉と摩季のバディ。奇想の現象下でこそ成り立つ型破りなトリック、それを2人は見抜けるのか?

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超常現象だけどミステリーですごく楽しめた。摩季と先生の関係性などキャラクターもなかなか興味深く、最後まで一気読み。不可解な現象でも謎解きがしっかりできてるところがすごい!超常現象調査が資格になっているところが面白い。

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超常現象とミステリーという、なんとも不思議な入口。
しかし、するすると読みやすい文体で、あっという間に物語の世界へ入れます。
読んでいくと、現実では起こらないであろう現象とともに起こる事件。
想像力も求められつつ、その設定に惹き込まれます。
最終話で、2人のつながりがわかり、その愛情にグッときました。
ありがとうございました!

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超常現象を調査する専門家の忍鳥摩季。
彼女は謎の人物「先生」とともに事件を解決していく。

特殊設定ミステリーということで読み始めましたが、あーやられた!!という思いです。
「先生」との関係性もやりとりも最初は謎過ぎて、頭が追い付かずにいましたが謎の解決とともに輪郭が見えてくると話に引き込まれました。
あまりにも怪奇な事件で`、人間の業の深さによりこんなことが起きるのかもと思うと、怖さとともに人の本質を突きつけられるようでした。とっても面白かったです。

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ミステリーの扉を開けるとまたそこにミステリー、という複層構造になっているのがまた面白い。
超常現象にからめた、人々の心理を解いていくという設定が、超常現象の謎を解き明かさずとも事件の糸口が見えていくところ。
人の持つ感情の複雑さや、信念がそれぞれから垣間見えるところなどがこのミステリーの醍醐味でもある。

すっかりだまされた読者だった自分が、どんどんこの世界に惹き込まれていく感覚が味わえた。

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超常現象×ミステリ。
別々の空間が繋がるループ現象により、全員がペンション2階に閉じ込められる。助けを呼べない中、体が二つに分断された死体が発見される「白銀のループ」、定期的に時間が止まるストップ現象の中で行われた殺人「月夜のストップ」、周りの人間の行動をコントロールする「怪物とコントロール」、繰り返されるタイムリープ中の殺人事件を通して、摩季と行動を共にする“先生”の正体が明らかになる「私と彼のタイムリープ」の4編。
超常現象好きとしては、ライトな読み心地だけど満足感のある一冊。特に「白銀のループ」と「月夜のストップ」は謎解きもロジカルで、ミステリとしても面白かった。最初は“先生”の設定がビミョーに感じたが、最終話でそういうことかと納得。続編が出たら是非読みたい。

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超常現象を利用した犯罪。その解明に挑む、連作形式の特殊設定ミステリ。

特殊設定好きとしては、読む前から垂涎の一冊。一体どんな超常が発生し、どんな謎が待ち受けているのかと期待を膨らませるほど、一話目からぐっ、と心を掴まれる。

軽妙な文体に、魅力ある登場人物、一筋縄ではいかない超常が巻き起こす現象が、読む手をぐいぐい先急ぎさせるけれど、まるで人智の及ばぬ犯罪が待ったをかけるほど、ミステリとしての凄みもあり。特に、謎を自分の手でも紐解きたい方は、〝先生〟のアシストを受ける主人公に共鳴を抱いて、一層、深みのある読書体験になること請け合いです。

そんな本作は、一本一本が短いお話で確立された、四篇からなる連作短編として構築されています。各話、異なる超常と事件が発生するため、常に新鮮な気持ちでお話に没入ができる、まさに始めから終わりまで楽しい一冊。その上、本作には欠かすことのできないもう一つの魅力があります。それは、「思い」の描写です。

多くを語ることはできないですが、毒としても、薬としても作用をする人の心が、背景にみえたとき、各エピソードはまた違った見え方をしてくると思います。特に、主人公の成長も絡んだ四話目は必読です。

読了後、表紙に立ち返れば、切なくも爽やかな気持ちを抱くことができる、そんなミステリ作品でした。

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