ぼくらは回収しない
真門浩平
この作品は、現在アーカイブされています。
ぜひ本作品をお好きな書店で注文、または購入してください。
出版社がKindle閲覧可に設定した作品は、KindleまたはKindleアプリで作品を読むことができます。
1
KindleまたはKindleアプリで作品を閲覧するには、あなたのAmazonアカウントにkindle@netgalley.comを認証させてください。Kindleでの閲覧方法については、こちらをご覧ください。
2
Amazonアカウントに登録されているKindleのメールアドレスを、こちらにご入力ください。
刊行日 2024/03/29 | 掲載終了日 2024/03/29
ハッシュタグ:#ぼくらは回収しない #NetGalleyJP
内容紹介
数十年に一度の日食の日、名門大学の学生寮で起きた不可解な事件の真相とは? 第19回ミステリーズ!新人賞受賞作を含む五編収録。Z世代の新鋭による鮮烈な作品集!
数十年に一度の日食の日、名門大学の学生寮で起きた不可解な事件の真相とは? 第19回ミステリーズ!新人賞受賞作を含む五編収録。Z世代の新鋭による鮮烈な作品集!
出版社からの備考・コメント
・多くのレビューをお待ちしておりますが、物語の核心をつくような、所謂「ネタバレ」はお控えください。
・ネタバレ行為はネットギャリーのみならず、読書メーター、ブクログ、Twitter 等の多くの方が目にする場でも同様にお控えいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
・本作は校了前の大切なゲラデータを著訳者よりご提供いただいた上で公開をしています。本作の刊行を楽しみにお待ちいただいている、多くの読者のためにも、ご理解、ご協力のほど何卒よろしくお願い申し上げます。
・多くのリクエストをお待ちしておりますが、過去のフィードバック状況やレビュー内容からリクエストをお断りする場合がございます。予めご了承ください。
・いただいたコメントは帯やPOP、X等SNSでのご紹介など、弊社販促活動に使用する場合がございます。予めご了承ください。
おすすめコメント
伊吹亜門さん、櫻田智也さん他、文学賞やミステリランキングでも評価される作家を多数輩出した短編ミステリの新人賞「ミステリーズ!新人賞」を受賞した真門浩平(まもん・こうへい)さんによる、受賞作を含む作品集です。
真門さんがミステリーズ!新人賞に初めて応募したのはなんと中学生の時!!
そこから受験生だった年も含めて毎年応募し続け、
ミステリーズ!新人賞が創元ミステリ短編賞に名称変更前の最終回(19回)に
同賞を受賞しました。
同賞の選考会では「動機の特異性や事件での厳しい経験を抱えつつも、懸命に生きていく主人公など、ぐっと心に迫るものが描き切られている」(大倉崇裕氏)、「ひとつめの推理をひっくり返しての真相解明という、ミステリ小説の醍醐味がある」(大崎梢氏)、「さらなる飛躍を予感させる、次作も読みたい作家」(米澤穂信氏)と賞賛されました。
またミステリ界では小説・評論の両方で大活躍する作家・阿津川辰海氏を輩出した新人発掘プロジェクト「カッパ・ツー」でも同時期に選出され、一躍注目を集めています。
著者と東京大学出身で、ミステリ界ですでにご活躍の阿津川辰海氏、市川憂人氏、辻堂ゆめ氏に推薦とエールを込めたコメントをいただきました。
『ぼくらは~』は独立した短編集で、中学生が出会った日常の謎、高校の部活で起きた奇妙な盗難事件、名門大学学生寮で起きた殺人事件など、五つの作品を収録しています。全体で約220頁とコンパクトでありながら、ミステリとして謎解きの楽しみと青春時代のきらめきと苦みを凝縮したような作品集です。
出版情報
発行形態 | ソフトカバー |
ISBN | 9784488020255 |
本体価格 | ¥1,700 (JPY) |
ページ数 | 224 |
関連リンク
閲覧オプション
NetGalley会員レビュー
謎の解明だけでなく事件の背景や動機・後日談など、驚かされることや、考えさせられることがちりばめられていて、5つの短編集を読み終わるまで時間がかかりました。事件と絡ませて、自然と通説や、自分の価値観・感覚について見直すきっかけになるように導かれていて、特に中学生や高校生が主人公の物語は、その素直さや、成長がさわやかで、自分も人に何か指摘された時はこんなふうでありたいと思うし、いつでも成長できる自分でいたいとも思いました。
街頭インタビューが炎上した姉を救ってほしいという依頼に挑む観察力に優れた少年と意外な結末、ファンに告白されたお笑い芸人の成功と直面する皮肉な現実、喧嘩したまま亡くなった祖父と浪人生の心残り、サッカー部の部室が荒らされた事件を解決する敏感探偵といった身近な謎を解いていく構成で、複雑な心情から生まれた謎を解き明かすアプローチもなかなか良かったですけど、謎を解決するだけにとどまらない、繊細な機微を描いた余韻がまたいい感じに効いている物語になっていました。