天国からの宅配便

時を越える約束

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刊行日 2024/04/15 | 掲載終了日 2024/09/09

ハッシュタグ:#天国からの宅配便 #NetGalleyJP


内容紹介

大好評「天国からの宅配便」シリーズ、待望の新作!

依頼人の生前に預かった遺品をしかるべき人の所へ届ける「天国宅配便」にまつわる4つの物語。


第1話「パンドラのひみつ箱」…駆け落ちして消えた姉が、30年以上経った今妹に送ろうとしたものは。

第2話「食堂ミツコ最後の日」…おばあさんが営む昔ながらの食堂。その最後の営業日に招待された女子高生が食べたものは…。

第3話「いつかのファンレター」…夢を失い生活のため働く女性のもとに、自分が小学生の頃にファンレターを送った漫画家からの返事が届くが…。

第4話「孔雀石の母子像」…妻を失った老人は、美術館でいつも遭遇する青年とある「賭け」をすることに。


もう一度明日から頑張ってみようと思える珠玉の物語たち。

届いた小包みから優しさと希望があふれだす感動作!


〇著者プロフィール

柊サナカ (ひいらぎさなか)

1974年、香川県生まれ。日本語教師として7年間の海外勤務を経て、2013年「このミステリーがすごい!」大賞の隠し玉として『婚活島戦記』でデビュー。中国、韓国、台湾をはじめ20ヶ国以上で翻訳が決定されている『人生写真館の奇跡』、『お銀ちゃんの明治舶来たべもの帖』、「谷中レトロカメラ店の謎日和」シリーズなど著者多数。

大好評「天国からの宅配便」シリーズ、待望の新作!

依頼人の生前に預かった遺品をしかるべき人の所へ届ける「天国宅配便」にまつわる4つの物語。


第1話「パンドラのひみつ箱」…駆け落ちして消えた姉が、30年以上経った今妹に送ろうとしたものは。

第2話「食堂ミツコ最後の日」…おばあさんが営む昔ながらの食堂。その最後の営業日に招待された女子高生が食べたものは…。

第3話「いつかのファンレター」…夢を...


出版社からの備考・コメント

※発売前作品のため、読書メーターやブクログなど外部書評サイトで発売前にレビューを投稿することはお控えください。
※書影は仮のものです。
※ゲラは校了の前のデータにつき、修正が入る可能性がございます。

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出版情報

発行形態 ソフトカバー
ISBN 9784575247367
本体価格 ¥1,700 (JPY)
ページ数 220

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NetGalley会員レビュー

大好きな「天国からの宅配便」シリーズ第3弾。
短編4話。今作も「天国宅配便」が依頼人から届ける小包には優しくてあたたかい思いが込められていました。小包を受け取った人だけでなく、その周囲の人にも一歩踏み出すきっかけとなり、優しい思いの連鎖に号泣しました。
なぜこのシリーズにこんなにも涙腺を刺激されるのでしょう。それは明日が来るのが当たり前ではないと身をもって経験してきたからなのだと思います。伝えられなくて心の奥底に残った後悔はいくつもあります。だからこそ「天国宅配便」で届く遺された本当の思いと優しさが心の奥底を解してくれるので涙が溢れるのでしょう。
失敗したとしてもやり直しはいつでも出来る。今日からまた頑張ろうと元気が出ました。4話とも小包とともに背中を押してくれる思いが詰まっていて、下を向いてしまいそうな時にまた読み返したいです。

エピローグで届いたものもとても良かったです。
私もそこに加わり大切な人に贈りたいです。出来るならスピンオフで販売されたら嬉しいです。

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一生かかっても拭い切れない、あまりにも重すぎる思いを背負って生きている人がいる。相手への恨み、意固地、あるいは後悔。更に人は、相手の心の中まではなかなか見えないもの。だから、その重さがどんどん耐えられなくなっていく。相手が亡くなっているとなれば、もう取り返しがつかない。

だから、七星は逝った相手と残された人の想いを繋ぐものを届ける。そして、待っている。信じて待っている。
いつも脇役としてたたずんでいるそんな七星の、逝ってした人と残された人の心を結ぶと言う使命感、信念。そのことが直接描かれる事は普段はない。でも『いつかのファンレター』ではその片鱗が見えた気がした。

そんな七星も辛いことがあるはず。いつも死による〈別れ〉を前提とした仕事をしているのだから。捩れ切った繋がりを紐解くきっかけづくりをしているのだから。そんな彼女の、表には決して出さない想いをすくいあげてくれるのが、絵本『もぐらくんのまいにち』なのだろう。これだけは七星のもとに必ず帰ってくる。それも、新たな想いが積み重ねられながら。だから、これは宝物。七瀬が直接手渡し、七瀬に必ず戻ってくる、そんな、彼女を支えていく宝物。

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今回も天国からの宅配便が次々と届けられていて、安心しました…!まだまだずっと続いて欲しいです。
故人からの贈り物に込められた想いが伝わる度に、読んでいる私の心も熱くなります。ただの「物」ではなくて、ありったけの気持ちが詰まった贈り物。
その贈り物によって、新たな出会いがあったり、人生をやり直す事ができたりと、受け取った相手の人生が豊かな物へと変わっていく…たくさんの優しさと希望に溢れた一冊です!
エピローグもすごくよかったです。特定の相手への贈り物ではないけど、どこかの誰かの背中を押すような贈り物に、胸がいっぱいになりました。
これからも社長と七星さんにはたくさんの宅配便を届けていって欲しいです。
今回も素敵なお話をありがとうございました!これからも応援しています!

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「死は、何もかもが終わってすべてがゼロになってしまうわけではない。最後の贈り物が、生きている人の気持ちに触れることもきっとある」
生前の依頼人の荷物を届ける天国配達便シリーズ三作目。

駆け落ちした姉、食堂を営むおばあさん、崖っぷちの漫画家、亡くなった妻それぞれの思いとは。
じんわり心があたたかくなる、そんな作品。

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好きです。このシリーズ。

マイナス思考の連鎖で
ドツボにはまっていた人々が
思わぬ贈り物をきっかけにして
目を覚ましていく三作目。

戸惑いや拒絶から受容への
心のうつろいが丁寧に書かれていて
共感させる、させる。

私も主人公たちと一緒に
ハートを揺さぶられましたよ。

物ごとのプラスの側面に
いま以上に目を向けようと
思える読書体験になりましたね。

4話プラスαの短編集なのですが、

嘘を憎む女の感情のほとばしり、
自分を責めていた少女の力強い一歩、
特別な一冊がもたらす女の目覚め、
過去に囚われた男を動かした奇策など、

どれもが魅力たっぷりで
これが一番!って選べないです。

私が「天国宅配便」からもらったのは
前向きな気持ちになれる
特別なギフトでした。

よっしゃ、明日も生き抜いてやる!

(対象年齢は13歳以上かな?)

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生前に預かった遺品を届ける天国宅配便。第3弾となる今回も4話+エピローグの構成で、たっぷりと楽しませてくれる。
第2弾のレビューでも書いたけれど、同じパターンに当てはめれば楽なのにそれを回避している点に好感が持てる。第4話にいたっては、配達員の七星さんが直接には登場しないという究極設定だ(笑)。
第1話「パンドラのひみつ箱」は、少し前に話題になったノンフィクションを思い出した。誰にも気づかれず亡くなった人の思い出の品は、その人にしかわからない秘密なのだろう。
第2話「食堂ミツコ最後の日」は、おばあさんが経営する食堂に通う女子高生の話。昨今の風潮を鋭くえぐっていて、いや〜な気持ちにさせる。
第3話「いつかのファンレター」をニヤつきながら読み終え、第4話「孔雀石の母子像」で涙腺が崩壊した。
1話ごとに内容が変わり飽きさせない。第4弾が出たら「もういいかな」と思いながらも、きっと読んでしまうのだろう。おすすめです。

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天国に旅立った人からの手紙を受け取る。
それを受け取る人達の人生に希望の光を灯す。
登場人物たちの背景には、SNSや〇〇詐欺のような、今どきの話題も題材に取り入れている。
自分の人生に重ねてしまう場面も多くありながらも、不快な気持ちにはならなかった。
それぞれの主人公達は、手紙を受け取った後にも人生がある。
終わった過去をやり直すことは出来なくても、生き直すことはできる。
過去の悔やみを引きずり続けることで失った時間を新しく紡ぐための手紙は、とても温かく、傷を癒やしてくれました。

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中は短編ながら1話1話出てくる人物の気持ちに揺り動かされ涙が出た。ハッピーエンドなのも嬉しい。もやもやした気持ちや落ち込むことは本の中でくらいは綺麗に昇華したいので読んでいて楽しい時間が過ごせた。シリーズは是非読みたいと思う内容だった。

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そばにあれば手に取って、息をするように読み始める。そして心が安らぎ、穏やかさを取り戻す。
このシリーズはそんな存在だ。
取り立ててすごいことが起こる話ではない。「ほら感動的だろう」とでしゃばってくる物語でもない。割と静かなストーリーが流れていき、ふわっとラストを迎える。
そんなさりげない物語って、あるようで意外にないもの。
出会えたことはラッキー。バタバタとして波打つような日常に、ふわっと薄い布をかけてくれるような本だ。

「がんは死の準備ができる幸せな病気」と言われることがある。ピンピンコロリもある年齢になればいいが、がんは死を覚悟して準備できるから幸せだという。
もし自分の命の限りがわかってきたら、この本の「天国からの宅配便」が本当に欲しいと思うかもしれない。なにしろ渡す相手の所在がわからなくともきちんと調べて責任持ってきっちりと届けてくれる。
そうなったら、誰に何を届けてもらおうか。
そう考えるだけでちょっと楽しくなってくる。
なんだか暖かくなれる短編集、次作も楽しみだ。

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「天国からの宅配便」シリーズ3作目。依頼人が亡き後遺品を故人の希望する人の元へ届ける「天国宅配便」。今回も4篇それぞれ色んな形のお届け物でした。亡くなった人の想いと受け取った人の想いは必ずしもそれぞれの思うような形ではないかもしれないけれど、確実に受け取った側に心の変化をもたらしている。綺麗事ばかりのストーリーじゃないところも良いです。エピローグもとても良かったです。私は七星さんがお気に入りなのでまた彼女が主人公のお話を読みたいですね。

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天国宅配便の七星さんが届けてくれるのは、故人からの贈りものです。
 故人のことを好ましい人だと思っている場合は、すんなりと受け取ってもらえるのですが、そうでない場合には受け取りを拒まれてしまうこともあります。でも、七星さんは一生懸命に説得します。そんなあなただからこそ、故人はこれを選んだのだと確信しているから。

 贈りものを開いてみて、その人のことをイヤだと思っていたのは、実は思い違いだったと気づく人が今回は多かったですね。

 今回一番気に入ったのは、子どもの頃に好きだった漫画のことを思い出して勇気が湧いたという第3話です。勇気を持つってこういうことなんですね。

 それにしても、七星さんは頑張りますね。きっと、この仕事を天職だと信じているのでしょう。そういう仕事に巡り合えた彼女が羨ましいです。

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一気に読んだ。

今回も謎に満ちた宅急便やさんが活躍する。
配達するものは様々だ。
でも、どれもが今はもう亡くなった方が生前に依頼したことばかりなのだ。
思いもよらない依頼が、受取人の心を次第に溶かしていく。

人って、人生って本当によいものだ、としみじみ思わせてくれるお話だった。

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このシリーズが好きなのですが、シリーズを重ねる毎に深みが増しているような気がします。期待を上回る素晴らしさでした。
人生の機微に触れ、心揺さぶられ、そして、最後にはじんわりと心が温かくなる。とてもいい作品を読めたなあという思いでいっぱいになりました。

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天国からの宅急便。私はこのシリーズを読むのは2冊目。宅急便屋さんは、あまり表には出てこないのだが、その徹底した調査ぶりや、仕事ぶりが要所要所に垣間見られて、いい仕事してると思いつつ、楽しんで読んだ。一番好きなのは、食堂の話。最初はどうなることかとハラハラドキドキしたけれど、思いがけない着地点に可笑しいやら、楽しいやら。美術館が舞台の話も、やはり意外な展開に驚かされつつも、おおいに楽しみ、ちょっと涙ぐみ....。最後の宅急便屋さんの事務所でのエピソードも、意外な依頼主の登場で、どう話が終わるのかと思ったら、やっぱりしんみり、そしてクスッと。心暖まる素敵な物語の数々だった。また今から自作が待ち遠しい。

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依頼人が亡くなった後に送られる最後の贈り物。故人がどのような気持ちで贈り物にメッセージを込めようとしたのか? 届けられる贈り物の種類は様々だが、依頼人の心と受取人の心はやがてつながれ、ほのぼのとした気持ちが伝わります。故人の気持ちを汲み取った時に輝きを増すプレゼントは心を温めますね。

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亡くなった人からの最後の届け物をする宅配便。長く会っていない人、会ったこともない人、疎遠だった人を結びたい人、自分の罪だと亡くなった人に詫び続ける人、色々な人の元へと、最後の届け物が届けられる。
亡くなった人の真意が、推測しかできないこともあったり、ハッキリとした意図を持った願いだったりと本当に色々だ。
けれど一つだけハッキリしていることがある。
それは、亡くなった人も受け取った人も前へと進むような届け物だと言うこと。
七瀬は今日もどこかで、亡くなった人の想いを届けているのだろうか。

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天国宅配便が届ける人生最後の贈り物は宝物だと思いました。
その贈り物には、心を変えてくれる力。自分を見つめなおす力。生活を変えてくれる力。自分の中の気持ちに気づかせてくれる力。
さまざまな力とともに大切な人への想いがこめられている。
受け取る側は、今までの悩みが消えて、何かが始まり、未来が動き出す。
どの物語も心のど真ん中に響きました。
エピローグの悩める人々を救うかけがえのない贈り物もとても良かったです。
これからも天国宅配便の心にじんわりと染みるあたたかい物語をぜひ読み続けていきたいです。

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亡くなった人の意思により遺品を届ける代行をしている会社「天国からの宅配便」届ける人は、ひとりの女性。この同じテーマの短編。届けられた人は「なぜ?わたし」だが思いなり意思を理解していく。言葉にすることが少ないから伝わらなかったのだ。その人の人生そのものがダイレクトに伝わってくる。これは今の時代にぴったりかもしれない。ぜひシリーズ化を実現してほしい。楽しみに待ちますよ。

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