追放された商人は金の力で世界を救う
駄犬
この作品は、現在アーカイブされています。
ぜひ本作品をお好きな書店で注文、または購入してください。
出版社がKindle閲覧可に設定した作品は、KindleまたはKindleアプリで作品を読むことができます。
1
KindleまたはKindleアプリで作品を閲覧するには、あなたのAmazonアカウントにkindle@netgalley.comを認証させてください。Kindleでの閲覧方法については、こちらをご覧ください。
2
Amazonアカウントに登録されているKindleのメールアドレスを、こちらにご入力ください。
刊行日 2024/03/01 | 掲載終了日 2024/05/23
主婦と生活社 | PASH!文庫
ハッシュタグ:#追放商人 #NetGalleyJP
内容紹介
ライトノベル新作“歴代売上第1位”を達成した『誰が勇者を殺したか』(スニーカー文庫)の著者の新作がいよいよ登場です!
勇者亡き後、世界を救うのはーー金⁉︎
金にモノを言わせた商人の非人道的 魔王討伐が始まるーー‼︎
Sランク冒険パーティーの一員でありながら、不人気職“商人”のトラオ。戦力として微妙な上に、金の使い込みがバレて「おまえはクビだ!」とパーティーを追放されてしまう。
仕方なく金の使い込み先だった女子達と組んで魔王討伐を目指すトラオだが、その初仕事はなんと全滅した旧パーティーの遺体から装備を回収するというもので……⁉︎
「関係ないよ。もう仲間でも何でもないないんだから」。
「ずっと仲間だと思っていた」と言われても、今さら遅い――。
大ヒットシリーズ『誰が勇者を殺したか』の著者が仕掛けるテンプレからの逸脱と裏切りの物語。
※ウェブ投稿サイト小説家になろうに掲載の『「足手まといなんだ!」と言われてパーティーを追放された商人は、金の力で世界を救う。「ずっと仲間だと思っていた」と言われても、今更遅い。』より大幅に加筆・修正のうえ改題しました。
出版社からの備考・コメント
ぜひ、下記リンクもご参照ください!
おすすめコメント
「コメディものを読んでいたはずなのに全部読み終わって気が付くと泣いていました」
「めちゃくちゃ笑ってたのに、読み終わった現在どばどば泣いてる」
「最後は本気で泣ける」
など、WEB小説版からその落差にハマる人が続出!ぜひご一読ください!
「コメディものを読んでいたはずなのに全部読み終わって気が付くと泣いていました」
「めちゃくちゃ笑ってたのに、読み終わった現在どばどば泣いてる」
「最後は本気で泣ける」
など、WEB小説版からその落差にハマる人が続出!ぜひご一読ください!
販促プラン
書店さま向け販促物など可能な限りご用意いたします!弊社販売部までお問い合わせください!!
書店さま向け販促物など可能な限りご用意いたします!弊社販売部までお問い合わせください!!
出版情報
発行形態 | 文庫・新書 |
ISBN | 9784391161830 |
本体価格 | ¥800 (JPY) |
閲覧オプション
NetGalley会員レビュー
面白かった。主人公が神様やら妖精やらと交渉するあたり、ウィットが効いていてそれでいて冷静な文体が、星新一の初期のショートショートを思い出させてくれた。「追放もの」というテンプレを良い意味で破壊している良作。
あまり読まないジャンルの作品だが、金の力と自らの知恵を活かして異世界を冒険する主人公たちの活躍がこの作品ならではで魅力的に感じた。エンディングが感動的な展開となっており、読み終えるとまた作品全体への印象も変わる小説だった。
読了して感じたのは全てがタイトルに書かれてるなぁ…ということ。
あとがきにもあるようにパーティを追放された主人公のシンデレラストーリーは数あれど、ちゃんと追放の理由まで回収されたものは中々みないかも。
そして1人の勇者より数で圧倒。現実的ではあるけれど夢もへったくれもない笑笑。
他の物語ではこれをやっても往々にして雑魚キャラとして悪役の一払いで淘汰されてしまう展開なのですがまたやることのスケールが大きく、神の加護も金で買ってしまうし商人恐るべしでした。
仲間から追放された主人公が、追放されてから大躍進を遂げるいわゆる『追放モノ』は、主人公を捨てたかつての仲間達への『ざまぁ』という報復と成り上がりのシンデレラストーリーがテンプレとも言える。
この作品はそのテンプレをなぞりつつ、これまでの追放モノに抱いていた違和感を払拭するだけの説得力を描きながら、最終的にそれを裏切ってくる二段構え。
テンプレをなぞった王道コメディかと思いきや、衝撃のラスト。思わずもう一度読み返してしまった。
主人公への印象も、最初は商人っていうか詐欺師だなぁから、悪徳っていうレベル超えてる、もはやクズといった方がいいという風にこれより下があるのか?と思えるほど人間としての評価はどんどん下降していき、その外道ぶりが痛快でもあるのだが、その評価すら最後には裏返って泣かせにくる。
王道のようで王道ではなく、でもこれが読みたかったというモノを与えられた気がした。
あとがきまで読んで、あぁこの作者の物語との向き合い方が好きだな、と感じた。非常に良作でした。