ハンガリー食文化とレシピ集

【内容紹介】
日本で初めて出版されるハンガリー料理集。しかし、単なるレシピだけではありません！本の前半にハンガリー食文化の歴史や祝日に纏わる食習慣、後半に６つのメニューにまとめた計２５品のハンガリー料理が掲載されています。

　ハンガリー料理を代表するグヤーシュスープを始め、ソウルフードのラーンゴシュまで料理が様々ですが、共通点は２つあります。その一つは、日本の食材でもハンガリー本番の料理が作れるため、レシピがアレンジされていること、もう一つは、食材がスーパーマーケットにでも手軽に手に入ることです。
　ぜひこの本を読んで、ハンガリー料理のファンになってください！

　著者の三木フォリヌス　イベットが2003年に来日し、今年で日本在住歴２０周年を祝います。大学時代から地域でハンガリーの紹介や料理教室に招かれましたが、２０１６年から自宅でも料理教室を定期的に開催しました。コロナで料理教室を辞めざるを得ませんでしたが、長年集めていたレシピを今回の本にまとめて出版することになりました。長年の経験からハンガリー料理のレシピを日本の食材からも本場の味が出せるよう合わせてアレンジした。
　知っていましたか？日本のサワークリームがハンガリーのより濃厚で硬いですから、ハンガリー料理に使うときに水や牛乳で薄めると良いです。このような些細なコツでより美味しいハンガリー料理が作れます！

　料理の煮込み中など、手が空いた時に前半に書いてあるハンガリー食文化についてもぜひ読んでいただきたいです。よりハンガリーの事が好きになるのに違いないと思います！
　
　そして、よりハンガリーっぽい料理にしたければ、本の最後の部分にハンガリーの商品などを取り扱っているお店や会社の情報も記載されています。ぜひ活用してみてください！

【著者紹介】
ハンガリー出身の著者が2003年に来日し、書籍の出版年で日本在住歴ちょうど２０周年でした。日本で大学院終了後、岐阜県に自動車関係の会社に就職しました。結婚後関東に引っ越したが、結婚間もない主人の海外転勤で仕事を辞め、一時日本を離れました。
２０１５年に双子が生まれてから日本へ帰国し、会社に復帰せず、しばらく子育てを専念しましたが、２０１６年から自宅で料理教室を開催しはじめました。コロナで料理教室を辞めざるを得ませんでしたが、長年集めていたレシピを今回の本にまとめて出版することになりました。現在子育てながらハンガリーの食品や雑貨を輸入し、イベントやウェブショップで販売しています。

【出版にまつわるエピソード】
出版のきっかけは、コロナ前に定期的に開催していた料理教室で使ったレシピを本の形にして残したかったことの軽い思いでしたが、出来上がったら、意外に多くの方々から喜びの声が上がっていて、こんなにハンガリー料理に興味を持ってくださっている方がいると思っていませんでした。
もっとも喜ばしいことは、（一番苦労して書いた）食文化のところが皆様に気に入られ、面白くて、読みやすいと言われたことです。