かざらないひと
「私のものさし」で 私らしく生きるヒント
月と文社(編)
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刊行日 2024/02/15 | 掲載終了日 2024/08/31
ハッシュタグ:#かざらないひと #NetGalleyJP
内容紹介
「自分をどう魅せる?」から自由に見える、あのひとが考えていること
フリーアナウンサー・赤江珠緒、家政婦&料理人・タサン志麻、産婦人科医・高尾美穂、フリーアナウンサー・堀井美香、「北欧、暮らしの道具店」店長・佐藤友子。
絶大な支持を集める「かざらない」たたずまいを持つ彼女たちの人生の軌跡を振り返り、その時々の「思い」に焦点を当てながら、何を大事にして生きてきたのかを紐解く濃厚インタビュー集。
他人のものさしに左右されず、でも世の中とうまく折り合いをつけながら、自分のものさしを持って生きている。そんなふうに見える彼女たちには、どんな思考と行動の蓄積があったのか。
その等身大の言葉の数々のなかに、あなた自身が大切にしていること、大切にしたいと思っていることと共鳴する何かがきっと見つかるはずです。
出版社からの備考・コメント
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おすすめコメント
登場する5人の女性たちは、月と文社代表の藤川明日香が日経WOMAN編集長時代に取材経験のある方々です。「かざらない」人柄によって多くの人を惹きつけている5人の濃厚なインタビューの言葉には、彼女たちが今の状態に至るまでに悩んだこと、頑張ってきたこと、大切にしてきたことがたくさん詰まっています。読んでくださった方が、気持ちがふっとラクになったり、背中を押されたりしながら、「自分のものさし」を育むヒントを得ていただければ嬉しいです。
出版情報
発行形態 | ソフトカバー |
ISBN | 9784911191019 |
本体価格 | ¥2,200 (JPY) |
ページ数 | 256 |
閲覧オプション
NetGalley会員レビュー
ある出版関係の方に聞いたが、最近は「ひとり出版社」が流行っているらしい。出版に関わる人(そうでなく異分野からの参入もあるようだが)が独立し、自分で出版社を興す。
出版はかつて、出版社、取次、書店というシステムががっちりと出来上がっていた。しかし時代が変わり、企画を作れる編集者がいれば、ネットやAIを使って校閲もできるし、版下も自分で作れる。装丁のための写真やイラストもネット経由で依頼できるし、小規模の注文に対応する取次もあれば、Amazonのように販売方法や電子書籍だってある。だから「ひとり出版社」が成立するという。
「ひとり出版社」の書籍はユニークだ。発行人の個性が強く打ち出されているからだ。面白そうだなと読んでみて、出版社を見ると聞き馴染みのないところ。調べると「ひとり出版社」ということはよくある。
この本の「月と文社」もそんな「ひとり出版社」のようだ。この出版社の前作の「東京となかよくなりたくて」は、東京でちょっと頑張る女性を主人公にした可愛いイラストブックだった。エピソードごとにバックの音楽が指定されていて、ネットでそのプレイリストが公開され実際に聴くことができる。ブレゼント需要もありそうな一冊。非常に個性的な一冊だった。
そしてこの「かざらないひと」は、発行人の方のピックアップした「気になる人」を集めたインタビュー集。このセレクトがいい。今の時代を自然体で生きている女性5人だ。
ラジオで長く活躍した赤江珠緒さんとは、ある大物司会者の番組でご一緒したことがある。月〜木の帯のラジオ番組を担当していたので、空いているのは金曜日。たまたまその番組は金曜日の収録だったのでスタジオに来ることができたというわけだ。ロケに出ていただいたこともある。とにかくマイペースの自然体で気持ちのいい人だった。
子育てに注力するためにラジオを降板するという決意も、この人らしい。自分のメインの仕事から外れられるというしなやかさも素晴らしい。
家政婦の志麻さんには会ったことがないが、あるもので次々と料理を作り上げていく能力、ひらめきのような創意と工夫の料理は、実はきちんとした料理の知識や修行に裏打ちさせていたということがわかる。この人も無理のない自然体が素敵だ。
高尾美穂さんは、私が制作会社にいた時、ある対談を拝見してテレビ番組の企画化できないかと構成作家と相談して企画書にしたことがあるが、残念ながら実現には至らなかった。
とにかく説明がわかりやすい人だ。ただ丁寧ということではなく、要点がバシッと入ってくる話し方なのだ。何がキモかをきちんと伝えられるということは話し方、伝え方の大切なスキルだ。そして何より、目線が優しい。女性に圧倒的に支持されるのも当然だと感じた。
堀井美香さんはポットキャストの番組をよく聞いている。語ることで局アナの世界を生き抜いてきた人だ。
最近の局アナ出身の女性ナレーターでは近藤サトさん、魚住りえさんと長く仕事をさせていただいたが、2人とも抜群にナレーションが上手かった。何よりきちんと情報が入ってくる。そしてさらにきちんと感情も込められる。ザッと下読みをして、いきなり「テスト本番」でナレーションを読む様は素晴らしかった。
堀井美香さんもよくナレーションの仕事をしているが、きっとそんなスキルフルな人なのだろうと感じる。そしてポッドキャストの番組を聴いていると真っ直ぐで自然体の人だと感じる。この本でも語っているとことは極々自然体。これほど気負わずに生きている人はそうはいない。
佐藤友子さんは、最初誰だかわからなかった。読み進めるうちに、「カンブリア宮殿」に私が担当を外れた後に出演した方と分かった。お兄さんと一緒に出演したので印象に残っている。北欧の文化を日本に紹介する企業はいくつもあるが、その中でもガツガツすることなく、身の丈のスケール感で情報や商品を発信している企業はこの人の会社だけだ。だから多くに支持されているのだろう。
あまり存じ上げない方なので、語られていることが非常に新鮮だった。失敗もしてきたが、だからこそ成功も大きい。プロダクトアウトによる信念はあるが、しかしコンシューマーにそっと寄り添い、きちんとマーケットインを実現できている。見事な人だ。
どの人も魅力に溢れている。人の選択がとにかくステキ。じっくりと話を伺っているところもいい。
そしてその人の魅力をきちんと引き出すインタビューの妙にも感心する。
「ひとり出版社」、次の作品が楽しみだ。
インタビューの本はあまり読むことはないのですが、赤江珠緒さん、堀井美香さんというTBSラジオで馴染みのお2人が挙げられていたので「これは読むべし!」と手に取りました。
インタビューの内容ではありますが、インタビューの域を超えて親しい友人との会話のような親近感。
同時に、インタビューする相手に「親しき中にも礼儀あり」という尊敬の念を抱かれているようにも感じました。
中でも、よくぞこの言葉を引き出してくれたというのが、堀井美香さんの朗読会にかける熱い情熱と強い意思。
念入りにインタビュアーの準備をされたからこそ、堀井さんの人柄がすーっと浮かび上がったのでしょう。
素敵な作品をありがとうございました。
タイトルに惹かれて読み始めたのですが、優しい空気感と素敵な写真が心地よく次々とページを捲りました。語らている言葉のひとつひとつに共感したり励まされたり…。ぜひ手元に置きたい一冊になりました。偶然にも今日が発売日とのことで嬉しいです。購入して、大切に何度も読み返したいと思います。
タイトル通り、自分の生き方に芯を持っている女性たちのお話をじっくり読めるインタビュー集。
ありのままの自分で過ごすという憧れの生き方を実現されている方達の言葉は、キラキラと輝くだけでなく、そこに至るまでにしてきた苦労や、大切にしている感覚なども伝えてくれているので、とても参考になるし、「私もまだまだがんばれる」という気持ちにもさせてくれる。
インタビュアーの方が、相手の言葉の真意を汲み取り、寄り添って質問をされていることにも、温かみを感じて素敵だと思った。
この本に登場する女性たちは、どの方も今注目され活躍されている。世の中の多くの人がこの方々のことを知りたい!と思っているだろう。センスのよい構成だと思う。お一人お一人との丁寧なインタビューの内容もとてもいい。そして、タイトルの通り、ほんとうに「かざらない」方々だ。自分の芯を一本ぴんっ、ともっているから、かざらない内容も好感をもってリラックスして読むことができる。「かざらない」のに、この方々はこんなに輝いているんだ。私も「私であること」を大事にしたい。リラックスして読むことができ、読後背筋がシャキッとする本だ。
メディアやラジオなどで活躍されている方を中心にインタビューされたものをまとめた本。
知ってる人も初めて知る人もいました。
ラジオを聴きながら仕事をしているので 赤江さんや堀井さん、佐藤さんのエピソードは聞いたことのあるものもあったけれど、聞き手が違うことでまた新しい話として新鮮に捉えることができた。
皆さんに共通点を挙げるのであれば自分の大切にしていること、苦手なこと得意なことを把握している。うまく力が抜けていて人懐っこい。
出来ないこと、頼ることを恥ずかしく思わないところだと思う。
羨ましい立場の方なのに心がザワザワしたりしないのは軸がしっかりとしていて考えていることをありのまま飾らず出せているからなんだろうな、と思った。
色々な人からお話を聞くのが好きなので楽しい時間でした。
月と文社さんの間あいだに挟まれる文章も心地が良かった。