福島第一原発事故の「真実」 ドキュメント編
NHKメルトダウン取材班
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刊行日 2024/02/15 | 掲載終了日 2024/03/11
ハッシュタグ:#福島第一原発事故の真実ドキュメント編 #NetGalleyJP
内容紹介
//科学ジャーナリスト賞2022 大賞受賞作品//
『福島第一原発事故の「真実」』所収「第1部 ドキュメント 福島第一原発事故」がついに文庫化!!
他の追随を許さない圧倒的な情報量と貴重な写真資料を収録した、第一級のノンフィクション。
ドキュメント編は、事故発生の経過を緊張感溢れる迫真の筆致で描く!!
いま解き明かされる福島第一原発事故の真相。
美談や 英雄譚では語れない、驚愕の真実。
吉田所長の判断は本当に正しかったのか?
*関連リンクから試し読みができます
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東日本壊滅はなぜ免れたのか ――?
取材期間10年、1500人以上の関係者取材で浮かび上がった衝撃的な事故の真相。
// 東日本壊滅が避けられたのは偶然の産物だった!? //
極限の危機。核の暴走を食い止めようと、吉田所長らは、爆発や被ばくの恐怖と闘いながら決死の覚悟で現場にとどまり、知恵を絞り出して、原子炉に水を入れ続けた。幸いにして、格納容器の爆発は免れた。当時の政府のシミュレーションでは、最悪の場合、福島第一原発の半径170キロ圏内がチェルノブイリ事故の強制移住基準に達し、半径250キロ圏内が、住民が移住を希望した場合には認めるべき汚染地域になるとされた。半径250キロとは、北は岩手県盛岡市、南は横浜市に至る。東京を含む東日本3000万人が退避を強いられ、これらの地域が自然放射線レベルに戻るには、数十年かかると予測されていた。
10年にわたる取材で、この最悪シナリオが回避されたのは、消防注水の失敗や格納容器のつなぎ目の隙間から圧が抜けたりといった幾つかの偶然が重なった公算が強い。この事故では、当初考えられていた事故像が新たに発見された事実や知見によって、どんでん返しのように変わった例は枚挙に暇がない。この極限の危機において、人間は核を制御できていなかった。それが「真実」である思いも寄らない真相が次々明らかに
真相1 吉田所長の英断「海水注入」はほとんど原子炉に届かなかった
真相2 1号機で唯一残された冷却装置は40年間にわたり「封印」されてきた
真相3 原子炉を救う減圧装置には、高温高圧になると動作しにくくなる弱点があった
真相4 2号機の消防注水の失敗が皮肉にもメルトダウンの進行を遅らさせて「最悪の事態」を防いだ
真相5 巨大な津波に備えて、津波対策に着手していた原発があった
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おすすめコメント
本書は2021年2月に刊行された、『福島第一原発事故の「真実」』所収「第1部 ドキュメント 福島第一原発事故」に加筆・修正のうえ、文庫化したものです。
本書は2021年2月に刊行された、『福島第一原発事故の「真実」』所収「第1部 ドキュメント 福島第一原発事故」に加筆・修正のうえ、文庫化したものです。
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出版情報
ISBN | 9784065328170 |
本体価格 | ¥850 (JPY) |
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NetGalley会員レビュー
元日に我が家が大きく揺れた。長く強い揺れに震撼する。津波の一報にあたふたと避難するという経験をすることにもなった。
その後、志賀原発においても、福島の事故同様、電源の多くがダメになったこと、床が隆起し構内に被害が出たこと、燃料プールの水があふれて水浸しになったことなど、わずかながらではあるがニュースで知ることとなった。しかし本当の意味での被害は明らかにされたのだろうか、正しく伝わっているのだろうか。福島の原発事故の再来が私の住む石川県でも起きたかもしれないと思うと、原発が稼働していなかった幸運に深く感謝するばかりだ。
本書は、福島の事故当事者の視点で物語風に綴られた記録である。しかしその一つ一つの事実はいくつもの調査会の検証報告を読み込んで説得力のあるものであった。これまでの「Fukushima50」や「The Days」で映像として事故当時の様子を知り関係者の奮闘を感じてきたが、本書では刻々変わっていく状況を事実の検証を元に誰が何に悩み、何を決断していったのかを知ることができた。誰かを悪者扱いにするのではなく、その時に何が必要であったのか、どんな情報が共有された、またはされなかったかなど知り得る範囲での事故当時の様子が一般人の私にも分かるように書かれている。それがフィクションとドキュメンタリーの違いなのであろうが、とても貴重な記録であると感じる。
NHKは様々な批判を受けているがこうした地道な取材が消えていかないように、事実の検証を利害や忖度なく続けていってほしいと願っている。
恥ずかしながらあの事故の時現場でどんな事が起きていたのか、この本を読んで初めて詳しく知りました。
地震は天災だけど、原発事故は人災だと思っていました。けれどそうとも簡単に言い切れない、たくさんの人の覚悟や相当の努力があったことは覚えておきたいと思います。
登場する人々のきめ細かい描写で、その場にいるかのような臨場感、緊迫した空気感が伝わってきました。丁寧な取材に基づくものとして、感服いたします。事実と真実の違い、ギャップなどをあらためて考えさせられました。
福島の原発で水素爆発が起きたその日、私は生後半年の長男と共に群馬県高崎市の自宅アパートに居ました。
3月11日以降、地震に関連した情報を集めるためにつけていたテレビに突然映された煙を上げる原発の映像。メルトダウンという言葉。専門家は可能性の話ばかりで、実際にはどうなっているのか全く分からなかった。
あの時、一体何が起こっていたのか。
NHKメルトダウン取材班が13年かけて行ってきた取材や検証により浮かんできた真実。
非常に興味深く読ませて頂きました。
あの時のモヤモヤが少し晴れました。
当時報道されていたこと全てが正しいわけではなかった。
不確定なことへの向き合い方が、少し分かった気がします。
福島第一原発事故の真相を10年にわたる取材により明らかになる。あの事故の「真実」ドキュメント編。
3.11の地震、1号機爆発までのカウントダウンが同時に始まる。
あの日の地震で感じた揺れ、中継される映像、水が売り切れ困った日々、色んな記憶が頭に浮かんでくる。
あの原発事故が連日報じられていたが、現場の危機感と、テレビ会議室、官邸との温度差が伝わってくる。
そして当時のニュースでは知り得なかった真実を知った。なぜこんなにも大きな事故の真実を知ろうとしなかったのかとも思う。だからこそ検証編もぜひ読んでみたい。
【福島第一原発事故の「真実」ドキュメント編】
#NHKメルトダウン取材班
膨大な内容の本書です。
370ページ近くある本書は新刊で1000円と破格の値段である。
原発事故がいかに悲惨であったかがわかる内容であった。
個人的に、核では第二次世界大戦で唯一被曝し、悲惨な目にあった日本であるが
どうしてこれが安全といわれ、原発がつくられたのかが疑問である。
核は人間に扱えるものではないことを本書を読んでより感じた。
皆さんはどう感じていますか??
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#東日本壊滅 はなぜ免れたのか? 取材期間13年、のべ1500人以上の関係者取材で浮かび上がった衝撃的な#事故の真相 。
他の追随を許さない圧倒的な情報量と貴重な写真資料を収録した、単行本『#福島第一原発事故 の「真実」』は、2022年「科学ジャーナリスト大賞」受賞するなど、各種メディアで高く評価された。文庫化にあたっては、同書を「ドキュメント編」と「検証編」に分冊して刊行。ドキュメント編は、単行本の第1部をもとに、新たに判明した事実を加筆修正している。なお、同書第2部の「検証編」は、最新の調査結果を踏まえた取材成果を盛り込んだ新章を加えたうえで、文庫版「検証編」として同時刊行した
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#福島第一原発事故の真実ドキュメント編
#福島第一原発事故
#真実
#ドキュメント編
#原発 #原子力発電所 #核 #核燃料 #メルトダウン
#シーベルト #被災地 #311 #津波 #災害
3.11に合わせて読みました。
福島は母の故郷です。
関東住みの私は当時母と一緒にテレビで水素爆発の中継をただただ眺めていました。
安全、経済効果もある、と誘致したはずなのに目の前の現実は恐ろしいものでした。
当時1〜4号機で何が起きていたのか。
東電は政府とどんな話し合いを持ってどう行動していたのか。
放射能濃度が高い為検証は出来ないので真実が全て明らかになった訳ではありませんが、今だからこそ分かった事実や、報道の中だけでは知り得ない情報がこの本にはありました。
自然災害の二次災害は人間にとって脅威だと思いますが、ただ大人しく爆発を見ていたのではなく限られた環境の中でもがいてどうにかしようとする人たちがいたのも事実です。
放射能濃度が高い地域の病院にいた方が転院できず命を落としてしまったのも事実。
風化させてはならないと思います。
こちらの「ドキュメント編」とは別に「検証編」もあるそうなので読みたいと思います。
東日本壊滅はなぜ免れたのか?
こうかかれると、え?そんなに危なかったの!?と。
あれから13年。復旧復興は進めど、取り残された問題も多い。
取材期間13年。地震当日からあの現場で一体何が起きていたのか、どう対応したのか。
その行動はどう影響したのかー
当時、死がよぎる緊迫した現場で動いてくれた方々に感謝。
私はなにも知らなかった。
核を制御するこが我々人類にできるのか、考えさせられる作品だった。
第2部、検証編も読んでみたい。