もっと まざっちゃおう!
アリー・チャン/作 小栗左多里+トニー・ラズロ/訳
この作品は、現在アーカイブされています。
ぜひ本作品をお好きな書店で注文、または購入してください。
出版社がKindle閲覧可に設定した作品は、KindleまたはKindleアプリで作品を読むことができます。
1
KindleまたはKindleアプリで作品を閲覧するには、あなたのAmazonアカウントにkindle@netgalley.comを認証させてください。Kindleでの閲覧方法については、こちらをご覧ください。
2
Amazonアカウントに登録されているKindleのメールアドレスを、こちらにご入力ください。
刊行日 2024/01/26 | 掲載終了日 2024/02/04
ハッシュタグ:#もっとまざっちゃおう #NetGalleyJP
内容紹介
多様性を描いた絵本『まざっちゃおう!』続編!
色たちは「まざっちゃおう」って決めて、いろいろな家族やなかまたちができた。だけど、その色や形や大きさの違いで、いっしょにいられなくなることも…。
違いのあるものたちが混ざり合った=多様化した後の悩みや心配を描きつつ、新しい世界への希望を感じられるストーリー!
<訳者あとがき>
子どもの世界は絵の具セットのようだ。同じ常識や考えを持っている子ばかりだと、セットの色の種類は限られ、描ける作品はバラエティに欠ける。一方、たとえば出身地や性別、年齢、価値観の違う子があつまれば、その分だけ絵の具セットにいろいろな色がそろう。
色の種類が多いと、うまく混ざりあう場合もあれば、ぶつかりあう場合もある。だから、絵を描いていくのはけっして楽なことではない。でも、すばらしい作品ができる可能性が大きく広がるのは、色が豊富な絵の具セットのほうだ。
──トニー・ラズロ
<著者プロフィール>
●アリー・チャン(Arree Chung)/作・絵
アメリカ・サンフランシスコ在住。作家、イラストレーター 。Pixer、ゲ ーム会社を経て、絵本作家となる。作品に、「NINJA!」シリーズ、『OUT!』『THE FIX-IT MAN』(すべて未邦訳)など。『まざっちゃおう!』(フレーべル舘)の原書 『MIXED』でイギリスのFCBG(子どもの本グループ連盟)による、2019年チルドレンズ・ブック賞大賞を受賞。
●小栗左多里/訳
岐阜県生まれ。漫画家。夫のトニー・ラズロとの日常を描いた大ヒットコミックエッセイ「ダーリンは外国人」シリーズをはじめ、夫との共著で 「ダーリンの頭ン中」シリーズ(共にKADOKAWA)、「大の字」シリーズ(ヴィレッジプックス)など、作品多数。翻訳は 『まざっちゃおう!』(フレーベル館)に続き、2作目。
●トニー・ラズロ/訳
アメリカ・ニュージャージー州生まれ。1985年から日本を拠点にジャーナリスト、講師として活動。著書に 『トニー流幸せを栽培する方法』(SBクリエイティブ)、『英語にあきたら多言語を! ~ポリグロットの真実~』(アルク)など。
おすすめコメント
🖍️多様性の困難をきちんと描く!
家族やなかまとはいえ、うまくいかないことも…多様性による衝突や心配ごとを描いた共感しやすいメッセージ!
🖍️変化を恐れず、進もう!
「同じままでいなくてもいいじゃない」と変化をポジティブに伝えます。
🖍️「ダーリンは外国人」でおなじみの小栗左多里氏とダーリンことトニー・ラズロ氏の共訳!
🖍️多様性の困難をきちんと描く!
家族やなかまとはいえ、うまくいかないことも…多様性による衝突や心配ごとを描いた共感しやすいメッセージ!
🖍️変化を恐れず、進もう!
「同じままでいなくてもいいじゃない」と変化をポジティブに伝えます。
🖍️「ダーリンは外国人」でおなじみの小栗左多里氏とダーリンことトニー・ラズロ氏の共訳!
販促プラン
*陳列POPあり
●多様性・共生の学習に!●読書感想文に!
*陳列POPあり
●多様性・共生の学習に!●読書感想文に!
出版情報
発行形態 | ハードカバー |
ISBN | 9784577051832 |
本体価格 | ¥1,500 (JPY) |
ページ数 | 34 |
関連リンク
閲覧オプション
NetGalley会員レビュー
『まざっちゃおう!』より、一層個々の違いが強調されて、多様性をストレートに打ち出していますね。ともすれば人はとかく安定を求めて、そこから外れることを恐れ、「否」とする向きがありますが、変化しつつ幸せを求めても、なるほど一向に構わないのだと考えさせられました。
いっ時の悲しみや苦しみを経て、また立ち上がり、新たな出会いに心を動かし、生きていく。
みんな違う、でもみんな繋がって生きたい、そんな願いがひしひしと感じられます。
共に生きる、そんな世界のために希望を掲げましょう。
このお話を読んでまず思ったのは、「万物は流転する」ということでしょうか。そうずっと同じ姿だというものはないのです。色々な変化があります。しかし、それは何も恐れることではありません。心を開けば新しい出会いがあります。最初は混乱があるでしょうが、そのうち、それが当然のようになっていきます。短い絵本ながら、なかなか含蓄の深いお話だと思います。
まざっちゃう。混ざる、交ざる。共有するのかな。それよりも深いのかな。
あおくんときいろちゃんを考えてみると、この本の登場人物は芯が強い。
自分が決めたこと、それに沿って人生は進んでいく。
もっと別の方法があったかもしれないけれど、とりあえず進む。
その中に交わってたからこそ先へ進んだ時の可能性が広がる。
あの時と同じ、似ている景色、それとも新たなまだ見ぬ世界。
それらが多いほどみんながみんな夜やったことって思えるのかな。
子ども向けの本かと思いきや、大人の私でもちょっとドキドキしながら楽しめる絵本でした。
原文か訳か分かりませんが、この語りかけるような文体がとても好きです。
読んだ後、幸せな気分になれる、年齢関係なく全ての人におすすめしたい本です。
この本の「混ざる」とは、自分の色と他の色が合わさって別の色になること、ではなくて、いろいろな色が混在することだった。
いろんな色があっていいし、自分の色は変わらなくてもいい、いろいろあるのはむしろ楽しいこと、とやさしく教えてくれる。
成長とは、自分を変えることではなくてさまざまなものごとを理解し、受け入れて行くことなのだと教えてくれる本。
子どもたちは勇気をもらうと思う。人生のいろいろを経験してきたオトナも、ほっとするような本だった。