寂聴 源氏物語
瀬戸内寂聴
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刊行日 2023/11/07 | 掲載終了日 2024/01/31
ハッシュタグ:#寂聴源氏物語 #NetGalleyJP
内容紹介
// 大河を前に読みたい、「源氏物語」の入門書にして決定版 //
読みやすく美しい寂聴さんの名訳で甦る、史上最高の恋愛ドラマ。
350万部突破のベストセラー・寂聴訳『源氏物語』が一冊で読める!
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2021年11月9日、99歳で逝去した瀬戸内寂聴さんは、作家・僧侶として人間の愛と悩みに寄り添い続けました。生涯に400冊を超える著作の中でも、最大のライフワークとして取り組んだのは、『源氏物語』の現代語訳でした。
1996年から98年にかけて刊行された瀬戸内寂聴訳『源氏物語』は、寂聴さんならではの読みやすく美しい名訳が評判となって「源氏ブーム」を巻き起こし、現在までに350万部を超えるベストセラーとなりました。
このたび、その寂聴訳『源氏物語』(全10巻)から名場面を抜粋し、全1冊に編みなおした『寂聴 源氏物語』を刊行しました。「時間がなくて、全10巻はなかなか読めない‥」という読者にもお勧めの、入門書にして決定版です。
この1冊で「源氏物語」の主人公・光源氏の誕生から、様々な恋愛や試練を経てこの世を去るまでの一生をたどることができます。また、光源氏をとりまく個性豊かな女性たちの愛と苦しみを、寂聴さんが深い共感をこめて描いていることに気づくはずです。
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寂聴さんは「源氏物語」の現代語訳にかける思いを、以下のように書いています。
《 私が源氏物語の現代語訳を手がけたのは、日本が世界に誇る最高の文化遺産であるこの千年前の傑作小説を、日本人のすべての人々に読んでもらい、日本人として生れた心の誇りを取りもどしてほしいと願ったからであった。
源氏物語がどんなに面白い大長篇恋愛小説であるかを、知ってほしいと思ったからである。これを書いた子持ちの若い未亡人だった紫式部の天才に、目をみはってほしかった。
光源氏という絶世のハンサムで、あらゆる才能を生れながらに恵まれた主が、次々起すラブアフェアは、二十一世紀の現代でも決して旧(ふる)くはない。どれほど文明が進んでも、人間の心というものは、千年前も今も、根本に於てはほとんど変らないし、人を愛する喜びと悩みもまた、千年をへだてても一向に変っていないからである。
一人でも多くの人が、源氏物語により更になじんで下さることを心から祈っている。》
寂聴さんが全身全霊をこめて取り組んだ現代語訳は、千年の歳月を超えて、「源氏物語」の面白さ、尽きない魅力を伝えてくれます。
2024年の大河ドラマ「光る君へ」でも注目を集める「源氏物語」。寂聴訳ならではの読みやすさと、日本語の美しさを味わいながら、史上最高の人間ドラマである「源氏物語」の世界を体験してみてください。
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瀬戸内寂聴(せとうち・じゃくちょう)
1922年、徳島県生まれ。東京女子大学卒。1957年「女子大生・曲愛玲」で新潮社同人雑誌賞、1961年『田村俊子』で田村俊子賞、1963年『夏の終り』で女流文学賞を受賞。1973年に平泉・中尊寺で得度、法名・寂聴となる(旧名・晴美)。1992年『花に問え』で谷崎潤一郎賞、1996年『白道』で芸術選奨文部大臣賞、2001年『場所』で野間文芸賞、2011年『風景』で泉鏡花文学賞、2018年、句集『ひとり』で星野立子賞を受賞。2006年、文化勲章受章。1998年『源氏物語』現代語訳(全10巻)を完訳。他の著書に『比叡』『かの子繚乱』『美は乱調にあり』『秘花』『わかれ』『死に支度』『いのち』『その日まで』『瀬戸内寂聴全集』(第一期20巻、第二期5巻)など多数。2021年11月9日、99歳で逝去。
出版社からの備考・コメント
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★★★
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★★
出版情報
ISBN | 9784065336496 |
本体価格 | ¥2,700 (JPY) |
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NetGalley会員レビュー
『源氏物語』は来年の大河ドラマが楽しみで関連本をいくつか読んでいる。
今作は瀬戸内寂聴さんの現代語訳である。全十巻から名場面を抜粋されていて私のように全巻読んだことがなくても、教科書などで知る場面が登場するので読みやすい。
何より寂聴さんの訳がとても美しく読んでいて、場面ごとに引き込まれていた。
特に「葵」の葵の上の最期の場面など、とても切なく胸が詰まった。
いつか全巻読破にも挑戦してみたいと思っているが踏み出せずにいる。
寂聴さんの現代語訳なら挑戦できる気がしてきた。
なぜ紫式部はこのような物語が書けたのだろう。
来年の大河ドラマがますます楽しみになった。
なるほど、入門書。
「あさきゆめみし」や国語の便覧なんかで源氏物語のあらすじは知っていて
でも、教科書やなにかで一部しか読んだことがない、というレベルにぴったり。
瀬戸内寂聴さんの訳は読みやすくてするする読めて
元本が20年以上も前に出版されたなんて思えないほど。
考え方がちょっと…と思うところもあるけど、
原文がそうなんだからしょうがない。
全巻読んでみようかな…という気になりました。
面白かったので買って全部読みました。
源氏物語を瀬戸内寂聴さんで読む企画。10冊ある瀬戸内版源氏物語を一冊にまとめたのが本書です。その特徴は読みやすさにあります。重要で面白い場面をほぼ読めるので、光源氏の生前についての物語は、この一冊で把握できて楽しめるようになっています。寂聴さんの源氏物語は、川端康成や与謝野晶子さんのものよりも、かなり今風てあり読みやすいのもいい。源氏物語を知りたい人には最適の本だと思います。
学生の頃に円地文子訳の源氏物語を読んで以来の、本当に久しぶりの源氏物語を、寂聴さんの名訳で読めた事は非常に喜ばしい事だった。すべての日本人に読んで欲しいと翻訳されたということだが、文章の美しさ、そして和歌の名訳により、すらすらと、千年以上も昔に書かれた物語と思えぬほどに古びず、人の心というのは、昔も今も変わらないことだとしみじみ思った。また是非、通読してみたいと感じた。
寂聴さんが訳した源氏物語全10巻を1冊にまとめた作品とのことで。入門編的な感じなのかな??とても読みやすくて分かりやすかったです。ただ、こちらでは賢木までしか読めなかったので、残りは書籍で読もうと思います。
わたしはこの作品は好きでした。
かなり前になりますが、寂聴訳の源氏物語も読んだことがあります。最近では角田光代訳のを読んでいたので、新鮮に読むことができました。
源氏物語の入門編、というよりは『あさきゆめみし』でも良いので大体のストーリーを知っていた方が楽しめると思います。文章もそのままなのでしばらく源氏物語から遠のいていた人でも気軽に楽しめそうです。
今まで何度も挑戦しては挫折してきた源氏物語。
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こちらの一冊は、源氏物語全五十四帖のうち、第二部(幻巻)までのダイジェスト版といったところ。
物語の重要なポイントは押えられているので、挫折を繰り返している私のような人にはとても簡潔に書かれていて分かりやすかったです。
それにしても源氏のプレイボーイぶりにはもう笑うしかない😅
たしかに優しいのかもしれないけど、どうしても自分勝手に思えて共感は全くできないな…。
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それよりも源氏を取り巻く女性たちの方が魅力的。
政治的なしがらみや、生い立ちに翻弄されながら生きる彼女たちがこの物語の主役なのだろうなと感じました。
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せっかくなので、ダイジェスト版ではなく宇治十帖も含めた全五十四帖も読んでみたいです。
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入門編にはピッタリの一冊でした📕