レーエンデ国物語 喝采か沈黙か
多崎 礼
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刊行日 2023/10/16 | 掲載終了日 2024/01/12
ハッシュタグ:#レーエンデ国物語喝采か沈黙か #NetGalleyJP
内容紹介
// シリーズ累計13万部突破!絶賛続々の王道ファンタジー、第三弾! //
運命の幕が上がる。
たった一曲が世界を変えた。
灯火(はじまり)は、愛を知らない双子だった。
* * *
ルミニエル座の俳優アーロウには双子の兄がいた。
天才として名高い兄・リーアンに、特権階級の演出家から戯曲執筆依頼が届く。
選んだ題材は、隠されたレーエンデの英雄。
彼の真実を知るため、二人は旅に出る。
果てまで延びる鉄道、焼きはらわれた森林、差別に慣れた人々。
母に捨てられた双子が愛を見つけるとき、世界は動く。
* * *
著者/多崎 礼(たさき・れい)
2006年、『煌夜祭』で第2回C・NOVELS大賞を受賞しデビュー。著書に「〈本の姫〉は謳う」、「血と霧」シリーズなど。
*関連リンクも是非ご確認ください*
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出版情報
ISBN | 9784065335833 |
本体価格 | ¥1,900 (JPY) |
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テッサが命を懸けて守ったものが時の流れと共に風化されていく。それでも、一度燃え上がった炎はそう簡単に消えたりはしない。彼女の遺志を受け継ぐ者たちが必ず現れる。
このシリーズの登場人物たちの悲惨な最期に何度涙したことか。彼らの願いが叶う日がきっと来ると信じて、次の物語を待とうと思う。
前巻から百年以上も時が流れてもなお虐げられているレーエンデ人。槍斧を持ち革命を起こしたテッサ。その彼女たちの志をペンに置き換えて戯曲を上演することで引き継ごうとしたリーエンとアーロウ兄弟。お話の間に戯曲が挟まることによって革命の熾火がもう一度燃え上がることを期待できそうな高揚感がありました。この戯曲を喝采するのか沈黙を通すのか………。現実は無慈悲です。だからといって彼らの起こした行動は無意味ではなく、人々の心に自由と尊厳を求める気持ちをもう一度思い起こさせたはずです。
運命に抗いひたすらに自由を求めるレーエンデ人の深い絆を描いた王道ファンタジー、第三弾。
一巻から二巻、三巻と約100年ずつ時が流れ、感情的な戦がメインだったこれまでとはがらりと角度を変え、文明的な「革命」にシフトされていて、その意外性がとても良かった。
何度潰えても「希望」を与え続ける英雄。不器用な双子が描く「劇」を通し、一巻のユリア達、二巻のテッサ達の想いを再度ゆっくりと噛み締める事が出来る構成がまた心に響いた。
変わらず続く迫害に苦しみながらも、知性と理性が加わった多角的なアプローチがゆっくりと芽吹く予感がし、四巻が待ち遠しい。
革命の話をしよう。
そう始まるこの物語群は、世代を重ねて革命の炎が育てられていく。
なので、王族・貴族や戦士以外の主人公が登場することは予想していた。
市井に住む革命家の卵が出てくることももちろんあるだろうと。
だが、劇作という手段は想像していなかった。
しかも、ルーチェが生んだ娼館保護法が結果として演劇を保護し、
隠されていたテッサの真の歴史を掘り起こすことにつながるという、
偶然と必然が紡ぐ運命の皮肉、または奇跡。
そこに重なる双子の、命がけの戦い。
時間ではいよいよ斧を抜く者が現れるのだろうか?
発売が待ち遠しい。