犬は知っている
大倉崇裕
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刊行日 2024/01/15 | 掲載終了日 2024/03/27
ハッシュタグ:#犬は知っている #NetGalleyJP
内容紹介
犯罪者の秘密は全部お見通し!
警察病院のスーパー癒やし捜査犬が、難事件を迷わず賢く解決!!
犬が主役で助手は窓ぎわ警官。
超異色コンビの警察ミステリー
〈あらすじ〉
ゴールデン・レトリバーのピーボ(7歳オス)は、患者の恐怖や苦痛などを和らげるために警察病院に常駐するファシリティドッグだ。小児科病棟で子供達を癒やす存在なのだが、ピーボには裏の任務がある。特別病棟に入院する余命わずかの囚人患者の心を開かせ、彼らが隠していた事件の秘密を聞き出す。どんな凶悪犯もふさふさの毛並み、つぶらな瞳、愛らしい動きに癒やされてつい心を許してしまうのだ。そして、ピーボ専任担当の笠門達也巡査部長は、ピーボが聞き出した患者の秘密を端緒にして、事件の捜査を開始する。
〈著者プロフィール〉
大倉崇裕(おおくら・たかひろ)
1968年、京都府生まれ。学習院大学卒。1997年「三人目の幽霊」で第4回創元推理短編賞佳作を受賞。98年「ツール&ストール」で第20回小説推理新人賞を受賞。「福家警部補」「白戸修の事件簿」「警視庁いきもの係」のシリーズがテレビドラマ化され、反響を呼んだ。17年、映画『名探偵コナン から紅の恋歌』の脚本を担当し、21年のテレビアニメ『ルパン三世PART6』ではシリーズ構成を手がける。他の著作に『死神さん』『一日署長』などがある。
出版社からの備考・コメント
※書影は仮のものです。
※ゲラは校了の前のデータにつき、修正が入る可能性がございます。
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出版情報
発行形態 | ソフトカバー |
ISBN | 9784575247114 |
本体価格 | ¥1,700 (JPY) |
ページ数 | 288 |
閲覧オプション
NetGalley会員レビュー
ピーボがかわいい!癒されたい!と思ったのが第一印象です。
どの事件もピーボからの手がかりで解決に向かうのが読んでて楽しかった。
小説家との攻防はハラハラして目が離せませんでした。
笠門さんのダメっぷりも作中で言われるほどでもないと思うし、とても親近感がわく。
何よりピーボを大事にしているところがいい!
このコンビの活躍、まだまだ読みたいと思った。
患者を癒し、希望を与えるため、警察病院に常駐するファシリティドッグのピーボ。小児科病棟で子供と触れ合う一方、「裏の任務」で囚人患者から秘密の情報を聞き出し、冴えない警官とタッグを組んでを解決していく警察ミステリ。
ピーボとの触れ合いを糧に病気に立ち向かう子供たちと、子供たちの笑顔を糧に努めるピーボ。曇りのない純粋な瞳が、私利私欲塗れの犯罪をあぶり出す、至高のエンターテインメント作品。
癒しと捜査、相反する事を同時に行うピーボの本質がそのまま作品に反映されている事に感動した。警察犬ではミステリ色が強くなり、セラピー犬では医療色が強くなる。その間を絶妙に掬い取り、予想以上のシナジー効果を生み出し、癒しとミステリどちらの欲求も満たされた。
事件をよりややこしくするポンコツな相棒警官や、傲慢だが憎めないキャリア警官など、インパクトの強いキャラが揃い、ピーボ頼みになっていない所もとても良かった。是非シリーズ化をしてほしい。
警察病院でファシリティドッグとして働くピーボと、その相棒の笠門巡査。
小児科病棟で子どもたちに寄り添い、癒しを与える彼らには、裏任務があって…
ゴールデン・レトリバーのピーボが、
犯罪をあばくわけでも、声高く言い立てるわけでもないけど
全てを理解し、受け入れてくれているようで
子どもたちだけでなく犯罪者の心をも開かせる
もっともっと、ピーボの活躍を見守りたいと思いました。
シリーズ化すると嬉しいです。
動物は私心なく接してくれる。
私たちはそこについつい甘えてしまう。
ファシリティドッグのピーボの献身と距離感は、どこか切ない。ハンドラーの笠門がピーボを気遣えば気遣うほど、その「役割」を強いている人間の側のエゴや打算が見えて、胸が痛い。
ゴールデン・レトリバーのピーボは警察病院に常駐するファシリティドッグだ。
普段は子供たちを癒す存在だが、裏の任務がある。
ピーボとピーボを担当する笠門巡査は独自に捜査を任される。
連作短編で、この事件の真相はいったいどこに?ピーボはどんな活躍をするのか?と引き込まれるように読み進めました。
子供たちに寄り添うピーボ、賢すぎる行動にすっかりファンになりました!こんなに賢く愛らしいピーボにならうっかり私も秘密を話してしまうかも。犬アレルギーなのでピーボをもふもふ出来ないのが残念です。
数年前からファシリティドッグという言葉をニュースなどでも聞くようになりました。ピーボのように寄り添ってくれたら辛い入院生活にどれほどの癒しとなるでしょう。
決して子供たちには明かせないけれど、裏の任務を知ったら驚くだろうな。ファシリティドッグと警官という異色のバディの活躍をもっと読みたいです!
ファシリティドック初めて耳にする名前です。
セラピードッグはよく聞きますが。
「警察病院の犬」の改題の作品なんですね。
題名はこちらの方が真実味が増して好きです。
裏の任務はフィクションぽいですがでも
警察と犬のバディーぶりが迫力もあり面白くてよかった。
表紙の『ピーボ』の絵がカッコイイです
続編希望です!!
#犬は知っている
#NetGalleyJP
老人ホームなどで活躍する犬の名称、ファシリティドッグ、この本で初めて知りました。人間よりも空気を読むのが上手いピーボが、子どもたちに寄り添いながら、犯罪者からの独白も引き出し、縦横無尽の大活躍に魅了されました。ピーボが小説の中の犬でよかった。あまりにも働きすぎて、犬でもメンタルがやられそうですから、、!
表向きは患者を癒し、密命として特別病棟に入院する受刑者と接し隠し持った情報を引き出すファシリティードッグ〈ピーボ〉が相棒のわけあり警察官と組んでを活躍する警察ミステリ。病院で病と闘う子供に寄り添う犬の存在は知っていたが、“ファシリティードッグ”という名称があることを今作で知った。ウルウルした瞳の犬に見つめられたら、ついつい秘密を語ってしまうのも何かわかる気がする。大倉さんの警視庁いきもの係シリーズファンなので、また動物絡みのミステリが読めて嬉しい。警察犬はリアルに存在するので、活躍する姿が目に浮かんで読みやすかった。ピーボとハンドラー・笠門巡査部長とのコンビが絶妙に良いし、サブキャラも癖があって面白い。今作もシリーズ化するといいな。
ファシリティドッグというのは実在するのかな?病院で子どもたちを支える姿も、捜査にあたる姿も、凛々しくてカッコいい。ピーボの優秀さと、「犬がいないとほんとにダメだな」と言われる笠門氏のバディが素敵。モリオウのくだりで泣きました。これはシリーズ化されるのかな。
ファシリティドッグのピーボは、本来の仕事の他に裏の任務を持っている。相棒の笠間と共に病気の子どもに寄り添う一方で、入院した犯罪者から本人しか知り得ない情報を聞き出すのだ。ピーボは子どもも犯罪者も同じように癒していく。裏の任務を苦々しく思っている笠間と、犬は皆そうだが、一瞬にして人の心をとらえるピーボの名コンビが、いつしか事件の真髄に近づいていく短編集。犬のかわいさと、かつて別の犬と一緒に働いていた笠間の心の葛藤、そして資料室にいて、情報をくれ、時には現場で一躍を担う、五十嵐という女性も個性的で面白いキャラクターだ。またこの続きを是非読んで見たいと、強く思った。
警察病院でファシリティドッグとして働くゴールデンレトリバーのピーボとハンドラーの笠門巡査部長。彼らには裏任務がある。思いがけず『一日署長』の五十嵐巡査も相棒的存在として登場するのが嬉しい。いきもの係、死神、樹海など大倉さんの他シリーズも匂わされてニヤニヤしてしまった。
誰にも言えない秘密も動物になら打ち明けたくなる。ただ、実際このやり方は賛否が分かれそう。本当はピーボには小児病棟の子ども達のためにだけ頑張ってほしいけれど、ピーボの鋭さはそれだけでは勿体ないかな。実家で飼っていたおバカなラブラドールとは大違い(笑)
小説家との攻防はコロンボ警部を彷彿させてゾクゾクするほど面白かった。表紙のピーボも凛々しくて素敵。本棚に飾りたいので買ってきます!猛烈に続編希望です!
ファシリティドッグという言葉を初めて知りました。セラピードッグより高度な訓練を受けた専門家(犬)なんですね。そして警察病院に常駐するピーボは患者のセラピーとは別に隠れた任務があり、担当の笠門とともにそれまで表に出ていなかった事件を解決して行く。とても優秀で優しいピーボに癒されたうえにミステリ要素もありとても面白かったです!是非テレビドラマ化して欲しいです!犬好きにはたまらないです!
警察病院の小児科病棟で子供たちを癒すファシリティドッグ・ピーボ。彼には、特別病棟に入院する余命僅かの囚人患者の心を開かせ彼らの隠していたものを聞き出すという裏の任務があった。そんな彼と担当の笠門巡査部長が事件の真相を探る連作。とにかくピーボが可愛い。彼と接した子供たちが勇気を出し病気に立ち向かおうとする様子に心から応援したくなるし、しゃべることはできないけれどその目としぐさで思うところを笠門に伝える場面では健気が彼が心配になるほど。笠門が思った以上に重い過去を抱えていることもあり物語自体が重くなりそうだが、周りのキャラもたっていて読みやすくてとてもよかった。続編が出ればぜひ読みたい。