アナグマの森へ
アンソニー・マゴーワン
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刊行日 2023/12/31 | 掲載終了日 2024/01/10
ハッシュタグ:#アナグマの森へ #NetGalleyJP
内容紹介
2020年カーネギー賞受賞『荒野にヒバリをさがして』の姉妹編
ケニーとニッキーの兄弟は、父さんと3人暮らし。
母さんはふたりが小さいころに家を出ていって、いない。
父さんは犯罪に巻き込まれ保釈中で、酒におぼれ気味だった。
兄のケニーの面倒はいつもニッキーが見ている。
ある日、村の不良たちはケニーに「アナグマと遊ぼう」と声をかけ、
ケニーとニッキーを雑木林に呼び出した。
ジェズボは、アナグマの巣穴に飼い犬をけしかけて
アナグマと戦わせる悪質な遊びに、ふたりを巻き込んだ。
不良たちが去ったあと、ニッキーが見つけたのは…?
動物とのふれあいを経て、苦しかった生活に光が射す様子を
みずみずしく描く感動作。
おすすめコメント
カーネギー賞受賞作『荒野にヒバリをさがして』と同じ兄弟たちの、数年前の物語。
動物とのふれあいで、一家の生活に光がさしていく様子が描かれ、短い作品ながらも胸にせまります。
『荒野に~』に登場した犬のティナを、この一家が飼うようになるいきさつもわかります。1冊ずつでも読めますが、両方読んでいただくのも、大変おすすめです。
カーネギー賞受賞作『荒野にヒバリをさがして』と同じ兄弟たちの、数年前の物語。
動物とのふれあいで、一家の生活に光がさしていく様子が描かれ、短い作品ながらも胸にせまります。
『荒野に~』に登場した犬のティナを、この一家が飼うようになるいきさつもわかります。1冊ずつでも読めますが、両方読んでいただくのも、大変おすすめです。
出版情報
発行形態 | ハードカバー |
ISBN | 9784198657468 |
本体価格 | ¥1,500 (JPY) |
ページ数 | 136 |
閲覧オプション
NetGalley会員レビュー
ニッキーの独り語りからは、ケニーを受け入れ気遣う優しい弟である彼の気持ちが滲み出てくる。それだけに、彼の目を通してのアナグマの王の気概、信念、そしてその結末を、息を殺して読んだ。
そして、この兄弟とクンクンとの出会い。2人の父とティナとの出会い。そしてティナとクンクンとの出会い。これらが、一人一人を変えていくことになるとは。でもそれはきっと、気づかないうちに、変化する準備ができていたから。きっかけを待つだけになっていたから。そう信じてる。
そして、ニッキーの行動力に拍手。そうして挿画のシーン。ボロボロな自分の自転車に乗る兄のケニーと、サミットから借りた自転車に乗る弟ニッキー。書かれている量は少ないけど、二人にとって、特にニッキーにとってはとても特別で長い長い時間と感じたことだろう。
しかし、うまく行きかけたところで、ジェズボによる急転直下。でも、ニッキーの頑張り、父の気迫、ケニーの優しさ。そんな良さを持ち合う親子として3人で道を切り開く様に拍手。
そしてラストは、やっぱりケニーとクンクン。彼という存在がいたから、この家族は再生できた。クンクンというきっかけによって。
この後日談『荒野にヒバリをさがして』を読んで、この家族にまた会いたいと思う。