金より価値ある時間の使い方
アーノルド・ベネット、河合祥一郎=訳
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刊行日 2023/12/22 | 掲載終了日 2023/12/21
ハッシュタグ:#金より価値ある時間の使い方 #NetGalleyJP
内容紹介
DaiGo氏推薦!
「SNSやショート動画、不要な人間関係で自分の時間をムダに失う、つまり全ての人類へ。」
この45分の読書が人生に奇跡を起こす。――時は金なりと言うが時間は金よりもずっと価値がある。しかも全ての人に平等に与えられ誰にも奪えない。どう使えば限りある人生をより良く生きられるのか。「毎朝あなたの財布には24時間がつまってる」「一晩おきの1時間半がきらめく真珠に」「原因と結果の法則を叩きこめ」等心に刺さるメッセージが満載。時代と国境を越え多くの知識人に愛される時間術の名著、新訳! 解説・特典も充実。
原題 How to Live on 24 Hours a Day
『自分の時間 1日24時間でどう生きるか』の新訳!
目次
はじめに 賢いワーク・ライフ・バランスは一杯のお茶から
第1章 毎朝あなたの財布には二十四時間がつまってる!
第2章 知的好奇心を持てば本当の人生が送れる
第3章 「時間がもっとあるとき」など決してこない
第4章 一日のプロローグとエピローグという考えを捨てる
第5章 一晩おきの一時間半がきらめく真珠になる
第6章 一週間を六日とし週七時間半で奇跡を起こす
第7章 史上最高の賢人たちの提案――「思考の集中」
第8章 幸福になるための内省時間は夕方の帰り道に
第9章 教養を身につけることで充実する毎日
第10章 原因と結果の法則を叩きこみ退屈な人生を変える
第11章 読書好きのあなたに勧める「熟慮を要する読書」
第12章 日常に奇跡を起こす最初の一週間
解説
ハズリットのエッセイ「詩一般について」抄訳
オシアン「セルマの歌」夏目漱石訳
時間をめぐるシェイクスピアの名言
訳者あとがき
著者紹介
アーノルド・ベネット
イギリスの小説家・劇作家・評論家。代表作に小説『二人の女の物語』(別題『老妻物語』1908年)。イギリスで創設された最も古く最も権威ある文学賞ジェイムズ・テイト・ブラック記念賞を1923年に受賞。小説家マーガレット・ドラブルによる評伝(1974年)もある。特に『知的効率』、『人生最高活用法』などの自己啓発書が人気であり、なかでも本書は世界的なベストセラーとなっている。
河合祥一郎
1960年生まれ。東京大学およびケンブリッジ大学より博士号を取得。現在、東京大学教授。著書に第23回サントリー学芸賞受賞の『ハムレットは太っていた!』(白水社)、『シェイクスピア 人生劇場の達人』(中公新書)、『NHK「100分de名著」ブックス シェイクスピア ハムレット』(NHK出版)など。角川文庫よりシェイクスピアの新訳、『不思議の国のアリス』や、シリーズ「新訳 ドリトル先生」「新訳 ナルニア国物語」「ポー傑作選」などを刊行。
出版社からの備考・コメント
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出版情報
発行形態 | 文庫・新書 |
ISBN | 9784041141441 |
本体価格 | ¥800 (JPY) |
ページ数 | 128 |
閲覧オプション
NetGalley会員レビュー
「人よ、汝自身を知れ」=自分がどんな人生を送りたいと思っているかを知るということ、内省する習慣を持てと説く。
原題『一日二十四時間で生きる方法』1907年と100年以上前にワークライフバランスについて書かれた本があったという驚き。
おそらく唯一、誰にでも平等な「時間」という資源をいかに活かすか考えるための一冊。
本書は1908年に刊行されたベストセラーだという。
朝起きて、私の財布の中には24時間という時間が入っている。
しかしその時間は貯蓄することもできない。
私たちは財布の中の24時間をどう使えば良いのだろうか。
SNSや動画サイトやゲームで今日あなたはどのくらい時間を使っただろうか?私はスマホ利用時間を毎週確認しているが、こんなに時間を使っているのかと驚くときがある。まさに時間が溶けたという感覚だ。そこに加えて家事や他の用事や趣味.......私の財布のなかの24時間はあっという間に減っている。
そして残念なことに「後日時間ががあるときに○○をやろう」と後回しにしたところで、時間があると思ったその日も私の財布のなかの24時間は変わらないのだ。
タイパを重視している人には耳が痛い言葉もある。
小説だけ読むという人は反発さえ覚えれるかもしれない。
しかし、もし週に3日の90分の夜の時間⇨1年にすると一万八十分の使い方を変えれば、私たちの人生が輝くと書かれている。その時間の使い方は勉強をするというもの。
勧められている本は読んだことはないが、私は夜読む本は小説よりも現代詩や歴史書、ノンフィクションなどを読むほうが好きで、それが勉強の域に達すれば、著者のいうことが実践できるのではと思った。毎日続けなくてもいいというのも気楽で長続きしそうだ。
私の24時間は私にしか使えない。その自分の財布のなかの24時間を浪費するのかそれとも知識として貯蓄するのか、そう考えるきっかけとなった。
1908年に刊行された本書だが、当時と変わらず自分の時間の使い方に悩む現代人に普遍的なメッセージを教えてくれる。