左利きの言い分

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刊行日 2023/09/16 | 掲載終了日 2023/09/20

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内容紹介

「自動改札機を通過するとき、腕をクロスさせなければならない」「ハサミや定規、スープをすくうレードルが扱いにくい」など、左利きならではの不便は多々存在する。

さらに、かつては左利きだと結婚に差し障りが生じたことすらあったという。

中国の古典『礼記』に「食事をする手は右手」と記されているため、日本では長らく左手で箸を持つのは不作法と見なされ、左手で箸を持つ女性は「親の躾がなってない」と判断されることがあったのだ。

本書では左利きの苦難の歴史と現状を解説し、左利きが暮らしやすい社会を生むための取り組みも紹介。

坂本龍一や石原慎太郎など左利きの著名人のエピソードも語る。

●人類における左利きの割合――世界と日本
●なぜ左利きが誕生するのか?
●「左利きは九年寿命が短い」説
●儒教の教え――「食事をする手は右手」
●日本神道の教え――「左は右よりも尊い」
●左利きだとお嫁にいけない?!
●「左利きは右脳型」説は本当?
●左利きの才人、偉人たち
●左利きへの共感を示した米津玄師

「自動改札機を通過するとき、腕をクロスさせなければならない」「ハサミや定規、スープをすくうレードルが扱いにくい」など、左利きならではの不便は多々存在する。

さらに、かつては左利きだと結婚に差し障りが生じたことすらあったという。

中国の古典『礼記』に「食事をする手は右手」と記されているため、日本では長らく左手で箸を持つのは不作法と見なされ、左手で箸を持つ女性は「親の躾がなってない」と判断されることがあっ...


出版情報

発行形態 文庫・新書
ISBN 9784569855530
本体価格 ¥1,100 (JPY)

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NetGalley会員レビュー

人口の約一割が左利きだという。
利き手をめぐる「左利きと右利きの相互理解」を深めて育む共感力と人間愛をめざすための試み。

だれひとり取り残さない社会という社会的包摂のため、左利きについて学ぶ一冊。

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明治の有識者が、左手も訓練しようと述べたり、右手への矯正に疑問を呈していて、戦後の小学校学習指導要領に左利きを容認していたのには驚きました。「両手利きが本来の自然の姿」のことばが一番しっくりきます。先生や親は子供に右利きへ矯正させる前に、一度お箸を左手で使ってみてほしいものですね。左利きの著名人はあの人もこの人も!と、左利きとしてはとても嬉しかったです。(私は正確にはクロスドミナンスです。)

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左利きの妹がいるので、興味を惹かれて読んだ。右利き優位の社会の中で、左利きが受けるストレスを、もっと想像して、生活していきたいと思った。
家族に左利きがいる人ならば、左利きの人の箸を並べる時は左側に持ち手が来るように、だとか、外食の際には左側にぶつからないように座るといった配慮ができると思うのだが、周りに左利きがいない人はそれを想像する機会がない。
この本や、左利き協会からの発信などによって、互いの違いを知り、共にストレスなく生きられるように協力することが大事だと改めて感じた。

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自分も妻も矯正右利きで娘は普通に左利きということで気になって手にとった一冊でしたが、世界と日本における左利きの割合やそもそもなぜ左利きが誕生するのか?自動改札やハサミといった道具や設備の問題、文字や習字におけるデメリット、左利きを矯正していた各国事情だったり、各国で左利きでどのような不利益が生じていたのか、左利きの脳と身体の関係や著名人なども紹介していて、左利きが潜在的に抱えているサイレンスストレスをいかに解消し、左利きにやさしい社会づくりのためには何が必要なのか、改めて考えてみる上でとても参考になる一冊でした。

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左利きなので、興味をひかれて読みました。
ピアノは有利だから、字を書くのは右じゃないと…など、様々な場面で左から右に直され、かなりのストレスを受け育ちました。
ハサミも切るのが下手くそで困っていましたが、右利き用だったのだから仕方ありませんよね。でも幼い自分はそんなことは分からず自尊心が育ちません。
早く右利き有利の社会から変わるといいな。
シスコーンの開け口、初めて知り感動しました。こういう企業が増えるといいですね。

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左利きに憧れたけど実は生きずらいというのは 友達にも聞いたことがあった。
子供も小さい頃は左でご飯を食べていたけれどなぜか祖父母が嫌い右手で食べることも教えとうとう右利きになっていたなぁ。今の時代では左利きの方が脳の発達にはいいのでしょうね。

#左利きの言い分
#NetGalleyJP

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