業界怪談
中の人だけ知っている
NHK「業界怪談 中の人だけ知っている」制作班
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刊行日 2023/10/06 | 掲載終了日 2023/10/05
ハッシュタグ:#業界怪談 #NetGalleyJP
内容紹介
“事故物件住みます芸人”松原タニシさん推薦!
この世に業界は数多あり、その数だけ、内側の人間だからこそ知りえる「怪談」が存在する。時代とともに社会が変容していく中で、期せずして掘り起こされた怪奇現象の数々。生々しく、怖気の走る怪談が「社会のリアル」を映し出す――。
NHKの人気番組がついに書籍化!
番組の再現ドラマをもとに体験者たちに徹底追加取材し、より恐ろしく、より不可思議に、全16篇からなる怪談小説として編み上げたノンフィクションホラー。
各業界の実情を赤裸々に語り合った「業界関係者座談会」も収載し、業界のリアルに迫る。
「建設業界」「清掃業界」「美容師業界」「葬儀業界」「タクシー業界」「登山業界」「リフォーム業界」「フードデリバリー業界」全8業界、全16篇の怪談小説を収載。
おすすめコメント
怪奇体験から垣間見える、現代社会の実像と歪み――。
その業界にいれば当たり前のように周囲の間で知られていたり、経験したりするような出来事でも、その外にいる人間には知る由もない、ときに不思議で、ときに身も毛もよだつ恐ろしい体験談が多数存在します。体験者たちが語ったエピソードの数々はどれも生々しいだけでなく、奇しくも怪奇体験を通してその業界の「いま」を映し出すのです。
登山やハイキングが以前より身近なものになったことで“映え”を求めて気軽に登るハイカーが増える一方、日本では山は古来「畏れ」の存在でした。それを知らずに山に臨むと何が起こるのか。
また、リフォーム業界では、生活様式や家族形態の変化に伴って、需要が高まり依頼件数が増えています。ですが、その依頼場所は思いもよらない土地の縁に“触れる”こともあり……。
社会の変化によって、いままで見えていなかったものが「怪談」として現れることもしばしばであり、業界ごとにその怪談も多様です。
本書は、NHKの人気同名番組を書籍化し、番組の再現ドラマを参考に、体験者たちひとりひとりに徹底追加取材することで、ノンフィクション系怪談小説として細部にまでこだわって編み上げました。
ぜひリアリティあふれる怪談小説から、体験者たちの見たもの、聞いたものを一緒に感じ、その感想をお寄せください。
販促プラン
書店様店頭用POPの作成
事前のご注文等よろしくお願いいたします。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
株式会社 NHK出版
セールス・プロモーション部 書籍グループ
03-3780-3333
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出版情報
発行形態 | ソフトカバー |
ISBN | 9784140819494 |
本体価格 | ¥1,600 (JPY) |
ページ数 | 240 |
閲覧オプション
NetGalley会員レビュー
個人的には、怪談とか心霊とかは信じていない。信じていないが仕事で番組は作る。つながりで霊能力者に会ったりもする。
夏によくある怪奇番組も作ったことがある。写ってはいけないものが写ってしまった映像や写真を紹介したり、各地の不思議な現象、場所を紹介したり。医大生なのに、見ただけでその人が病気がわかっちゃうロシアの超能力者を紹介したこともある。
だが、それらが心霊であったり、超常であるとは思っていない。すべての現象にはなんらかの原因があり、その結果が心霊的に見えたり、超常現象に感じられたりするだけだ。
でも人は、心霊現象や超常現象が好きだ。なので、あえて「あらざるもの」として認識する。認識したくて認識する。だから番組も作られる。怖い怖いと言いながら、つい見てしまうからだ。
そんな番組の一つが「業界怪談」。NHK-BSで放送された時、なかなかうまい企画だと唸らされた。怪奇現象を職業できっていくという発想はありそうでなかなかない。それを書籍にまとめたのだから、面白くないはずがない。
業界の選び方もなかなかいい。これぞという業界もあるが、意外な業界もある。
テレビ番組でも書籍でも感心させられる企画はなかなかない。さすがだ。
忘れないでいることが一つの供養。
だからこそ話す。
忘れちゃいけない、忘れないことに意味がある。
タクシー業界、美容業界など中の人が体験した怪談話をまとめた一冊。
思えば直近の直木賞候補作は五作中二作が心霊モノだった。
これは科学が万能と思われている昨今の風潮を逆張りするだけのものなのかは本書を読めば分かる、かも。
業界あるある怪談話しみたいなものを集めてた感じだった。たしかに、建設業界とかで神社とかを移動させると怖いとかある。とくに狐系はこわい。清掃やタクシーなども、昔からあるある怪談はあるし、わかる気がする。ただ、怖いかと言うと、そんなに怖くなかった。
本書の特徴を挙げれば、怖い話が業界ごとに分けられていることだろう。各業界から2つほど背筋がぞっとするような話を収録している。「登山業界」というのがあったので、最初登山は各人が趣味で行う者だろうと思ったのだが、出てきたのは山小屋などの経営者。確かに「登山業界」だ。
「葬儀業界」なんかは分かるような気がするが、他にも「美容師業界」とか「フードデリバリー業界」なども入っている。要するに色々な人を相手にするような仕事が危ないということだ。私自身は「見えない人」だが、「見える人」がそういった仕事をやっていると、あちこちで変なものが見えて大変だろうなと思う。自分を「見えない人」と思っていても、もしかすると見えている中に結構この世の者ではない人たちが混じっていて、それに気が付いていないだけという可能性もある。本書を読むと、怖くなって日が落ちてからは歩くのがいやになってくるのではないだろうか。
夜に読み始めたので、最初の数話は怖くて仕方なかったのだけれど、徐々に作品世界にも慣れてきて、数日で読破した。
私は見えない人だが、身近に見える人がいるので、見えなくて本当に感謝良かったと常々思っている。そんな私でも、そういえばと言うような奇妙な体験を思い出したりもした。説明出来ないような事は人間、忘れようとするみたいだ。気のせいだと思うのが一番手軽な方法だし。本書は、様々な業界の話で、みんな仕事なので、怖いと言って単純に逃げることは出来ない。タクシーにしても、山小屋にしても、話として読んでる側にいるありがたさを痛感。世の中は見えてる世界だけじゃないんだと、再確認した。
建設業界、清掃業界、美容師業界、葬儀業界・・・
業界ごとに集められた怪談話。
どれも怪奇現象が起こりうる業界であり、身近な業界であるからこそ読んでいてゾッとする。
各章の最後に体験者の座談会なる取材があり、それを読むことでさらにリアルに感じる。
私自身体験したことはないが、この世に起る怪奇現象を否定できないと感じた。
怖い話は苦手である。
それなのに、惹かれてしまうのは、それが見えない世界のことだから。
この本はその見えない世界を具体的に目の前に再現してくれるという、やっぱり怖い本だった。
しかし、それでもそのなかに登場してくる「そんな目にあっている」業界の人たちが、
自分の仕事を通して出会うお客様(これは生きている人のほう)が喜んでくれる姿を見るのが
うれしいと、口々に言っておられるのがすがすがしく、読んでいて清涼感を感じられる。
清涼感と恐怖感を交互に味わいながら読み進め、でも夜の道はやっぱり怖くなってしまうのだ。
読み始めたら止まらなくて一気に読みました。
きっと私たちが知らないだけで沢山あるんだろうな……業界怪談。
不可解な話であればあるほど、外には出ない。出せない。
自分の仕事でも確かにある。
そこを「業界怪談」という括りで集めたのは素晴らしい。
業界の現状と照らし合わせて考えることができるから。
不可思議な話というのは全てが説明できるものではないが、だからこそいろんな解釈ができる。
そこに意味を持たせるのは生きた人間だ。
1つだけ言えるのは、人間がわかっていることなんてほんの僅か。
説明のつかないことを迷信、古い考えと一蹴することはできないよなと改めて思った。
業界ごとに中の人が語る怖い話。
怪談や幽霊などは意識したことないけど、これを読むともしかしてあるかも?と思った。
条件を満たせば見えてしまうのか…読むだけでゾクっとする話ばかりだ。
特に、掃除、リフォーム、タクシーなどがめちゃくちゃ怖い。
数ある業界。
その内側で働く人たちしか経験できない恐怖がこの1冊に詰まっている。
その中でも、建築業界・清掃業界・葬儀業界・タクシー業界が、印象的でした。
仕事中に起きた恐怖は、すぐにその場から立ち去れる訳でないので体験した人は本当に怖かったと思う。
各業界の話の後に座談会があるのだが、それを読むと実際に起こった事なんだと実感しました。
業界怪談の番組は知らなかったのですが、見たくなりましま。
この内容が再現ドラマになるとどんな恐怖が待っているのだろうか、気になります。
世の中の「あるある」話の一つを一冊にまとめた作品であるが、これをあのお堅いNHKが企画したところが驚きである。かくいう私も幼少期、祖父母の家に泊まると、独りで床につくのがイヤだった。「必ずと言っていいほど出たから」少なくとも幼い自分にはそう感じた。そんな経験のある方には納得の「あるある」本でしょう。
怪奇現象より生きている人間の方がよっぽど怖いという認識で、ホラーは得体の知れない怖さや奇妙さが昔から苦手でしたが時代よって職業の幅や現象も変化していくのだと興味深く読みました。
病院に勤めていた頃怪奇現象、確かにありました。各業界に勤めている人は色々触れる機会がありそう。
文章だとそんなに怖く感じなかったけれど、映像化したものを見たら家の中でも夜に背後を気にして過ごすことになりそう。
実話系怪談が好きなので、とても面白く読みました。
番組自体は観たことがありませんでしたが、業界特有の怪談ということで、発売前から楽しみにしていました。
発売されて、当店では店頭のど真ん前に平積みしてます!
雨穴さんや背筋さんなどの本と合わせて展開しているので、これからも売れ行きが楽しみです!
NHKの人気番組の書籍化で、8つの分野の業界で起きた怪談噺をそれぞれ2話と業界関係者座残会を収録しています。各エピソードの語り手は当然ながら事情に精通した熟練者が多いですので、地に足がしっかりと着いている談話は嘘ではないなと感じさせる真実味と説得力があってリアルに怖いですね。無責任ではなく業界に生きる異常はそういった存在と争うのではなく共存共栄しながら日々を粛々淡々と働いてゆくといった感じですねとNHKの場の影響もあり上品さの漂う雰囲気でしたがヴァラエティー豊かで楽しめましたよ。
NHKの番組が書籍化。
番組の再現ドラマを元に体験者に追加取材をして小説にしたものだそう。
建設業界、清掃業界、美容師業界などなど、様々な業界で語られる怪談。
確かに病院とか、葬儀業界とか人間の生き死に直接かかわっていたり、不動産関係とか事件や事故の現場になってしまったり、そういういかにもありそうだし、今までも聞いたことがある業界以外にもこんなに色んな職場で怪談ってあるんだ!と驚きました。
美容師業界は考えたこともなかったです。
読むと、確かに…他人の髪って怖いかも。呪うときに使ったり?など勝手に想像が膨らみます。
王道のタクシー業界も安定の怖さです。
さて、あなたの業界は?
いろいろな職業ごとにわけられたその業界ならではの怪談。
私は美容師をしているので、一番気になっていて読みたかったのはやはり美容業界の怪談。
昔から髪の毛は念が残ると思っていたし、職場で不思議な体験をしたことがないわけではない。なのでこちらでもそういう体験談を読むことができてとても興味深かったです。
それぞれの仕事ごとにやはりいろいろな体験をされるのですね。何の仕事についてもいろいろな意味で大変なのですね…笑
NHKスペシャル 「中の人だけ知っている」 業界怪談の書籍化。建設業界、タクシー業界、登山業界、美容師業界などその業界の人が体験をもとにした怪談小説と業界関係者の座談会をそれぞれワンセットで収録。特に業界の人達のリアルな情報が聞ける対談が興味深い。
深夜のタクシーで幽霊を拾って…というのはよく聞く話。他にも怖い体験をしがちな業種はいろいろあるらしい。建設業や葬儀屋さん、ハウスクリーニングなどなど。東京五輪で大規模に行われた再開発や、コロナ禍、アプリの隆盛などこの時代ならではの要素が思わぬ霊障に繋がっていくのもリアリティがある。怖いと同時に皆さんの仕事への誇りも伝わってきた。
夫が今日から一週間出張の今、読むタイミングを誤った。怖い。
いろんな業界で起きた怪談がたくさん載っていますが、美容室業界にもあるんだとびっくり。
そしてフードデリバリーはむしろ女性だったら幽霊よりも人間の方がよっぽど怖いなと思いました。
家はやはりテッパンで怖い。どうしてもやはり事故物件とかあったりするし怖い話もいろいろ出てきそうです。
そしてタクシー業界もテッパンですね。怖い話によく出てくる業界という感じがします。
どのお話もリアルで怖いので暗い部屋で一人きりの時に読むのはおすすめしません。