自分が嫌いなまま生きていってもいいですか?
横川良明
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刊行日 2023/09/27 | 掲載終了日 2023/09/26
ハッシュタグ:#自分が嫌いなまま生きていってもいいですか #NetGalleyJP
内容紹介
「まんま自分のことかと思いました」
「毎回、激しく頷きながら読んでいます」
生きづらさを抱える女性たちから、共感の声多数!
Webマガジン「mi-mollet」にて連載の、“推し本”著者による人気エッセイが書籍化!
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本屋に行けば「自己肯定感」をテーマにした書籍がずらりと並ぶ昨今。
「誰かに愛されるためには、まず自分が愛してあげること」
そんなアドバイスが溢れかえる世の中ですが、実際に自己肯定感の低さで悩む人にとっては、自分を愛することの大切さは理解しつつ、「そんな簡単に好きになれてたら苦労しないよ…」というのもまた偽らざる本音でしょう。
本書では、自分が嫌いなことには誰にも負けない自信のある(?)著者が、
◆「自分嫌い」を決定づけた、幼い頃からのコンプレックスや苦い経験の数々
◆大人になって日々直面する“自己肯定感が低い人あるある”
◆自分を好きになりたくて、“自分磨き”で試行錯誤した日々
◆そして辿り着いた「これ以上、自分が傷つかないための方法」
を、面白おかしく、ときに切なさも交えて綴ります。
【 目次 】
第1章 自分嫌い人間の厄介な日々
・本人不在のカメラロール・僕は雑談ができない・子供はいらないと決めたけど etc…
第2章 僕が自分を嫌いになった理由
・家コンプレックス・「キショ」の呪縛・なれなかった側の人間・他者からの愛とか言われても etc…
第3章 すすめ!自分好き人間への道
・外見磨きが無理ゲーすぎる・不純な結婚願望・セルフ迷子・人は好きだと思ってた etc…
第4章 自分が嫌いなまま生きていってもいいですか
・愛を知らないのではなく・選択的おひとりさま・性別解放運動 etc…
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著者/横川良明(よこがわ・よしあき)
1983年生まれ、大阪府出身。ライターとして、テレビドラマから映画、演劇まで、エンタメに関するインタビューやコラムで幅広く活躍。誰もが「わかる!」と思わずにはいられない共感を呼ぶ切り口、うっかり吹き出しそうになる比喩の面白さといった圧倒的な文章力で多くの支持を集めている。著書に『人類にとって「推し」とは何なのか、イケメン俳優オタクの僕が本気出して考えてみた』(サンマーク出版)、『役者たちの現在地』(KADOKAWA)、共著『脚本家・野木亜紀子の時代』(blueprint)がある。
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出版情報
ISBN | 9784065331040 |
本体価格 | ¥1,300 (JPY) |
閲覧オプション
NetGalley会員レビュー
「はじめに」の言葉から共感することばかりでした。
自虐に関しても誰かに気を遣って欲しいわけではないんです。私自身も年齢のことなど自虐であるけれど先手を打ってしまうんです。「自分を愛そう」キャンペーンも苦手なので、分かる分かると何度も頷きました。
「自分が嫌いなまま生きていってもいいですか?」を模索するエッセイは自分嫌いな人なら100%共感できる厄介な日々から描かれています。自分のコンプレックスと向き合ってみたり、迷走し外見磨きをしてみたり。そのままの自分で生きるということは、何と難しいことなのでしょう。
横川さんが丁寧な暮らしに挫折したり、自分の外見のコンプレックスに心に傷を持っていたり、誰かの言葉に翻弄されたり、私も同じ様な事したなと懐かしくなったり、理解されない気持ちが分かると切なくもなりました。
自分を愛そうキャンペーンという流行りに乗らなくても良い、今の自分が嫌いなままで生きていていいのだと、すっきりした読後感です。
自分を愛そうキャンペーンが気持ち悪いと思ったことのある人、コンプレックスに悩む人、自己肯定感の低い人にぜひおすすめしたいです。
本書ではTwitterになっていますが、発売されたらXになっているのでしょうか。
読み終えて横川さんのXのアカウントを検索してみました。
ドラマのレビューを書いていたり、推し活などとても楽しそうでした。しかし、私もレビューを書いたと認知されずこっそり活動をしたいので、フォローせずにそっと閉じました。この本が発売され腕がもげるほどサイン本を作っているであろう頃にまた検索してみようと思います。
「自分を愛そう」という風潮を好きになれない背景にあるのは、自分を好きになること自体が目的化していること。
人の数だけ正解があるし、解き方だって人それぞれ。
だから無理に自己肯定感なんて上げなくても良いし、輝かなくたって良い。
自分がいちばん楽だと思える生き方を選ぶことを肯定してくれる一冊。
第1章は自分のことが嫌いすぎる著者の表現が大げさに見えて、面白くて、笑いそうになりながら読んだ。でも、第2章はしんどかった。多感な小中学生の時期に、こんな仕打ちを受けたら、そりゃ自虐的にもなるよな、と。
それは、自分にも既視感のある光景だからかもしれない。いじられる側、いじる側、それを傍観する側。きっと同世代の人なら、同じ光景をどこかで経験しているはず。
だからこそ、最後の章での著者の宣言、そしてこの本のタイトルが、一筋の光になって、心を軽くしてくれる。
単純に自分を好きになれない人、どうしても自信が持てない人には、途中で投げ出したくなるくらいのしんどい共感が出てくるかもしれないけれど、どうか最後まで読んでほしい。著者がこの本を書いてくれたことに感謝したい。
どの章も心に刺さり過ぎて「わかる〜」と共感の嵐と共に自己嫌悪の渦。
でも作者の赤裸々な心の内を読んでると同志がいる…!と、気が楽になります。
自己肯定感が低いのをどうにかしたいなぁと思案しても、自分らしさとかけ離れたキラキラした世界に行ける気がしない。でもそんな自分のままで生きていくのも悪くないかもって思わせてくれる本でした。
連載されているwebマガジンをまったく知らなかったので著者のことをノーマルなライターくらいにしか認知していなかったのですが、世の中きいてみないと分からないことが溢れていますね。本音でこれまでの常識に疑問符を投げかけてくれるところ顔多くの共感を呼ぶのでしょうね。色眼鏡はいけないけど、いやいや認識を新たにしました。続編も楽しみにしています。
これは著者自身による、著者自身のトラウマセラピーではないか。
読み終えてそう感じた。
「自分を愛そうキャンペーン、もう良くない?」というコピーに釣られて読んだ。
好きになれるならなりたいもんだが、そう上手くいかない。
著者ほどではないけれど、自己嫌悪でのたうち回る事が多いので「それでもいいんじゃないのかな」という著者の結論はホッとした。
「なぜ自分を愛せないのか」「友人、知人との距離感」などの理由を冷静に分析し、説明しているところがすごい。
自分の事を書く行為は自分を振り返る行為なので著者はきつかったろうが、整理できた事を共有してもらったことはありがたい。
そこには「このもやっとした気持ち、どう説明すれば」の答えがあったり、「あ、自分の感情はこういうところに起因しているかも」など気づくヒントがあった。
自分を好き!と言えず、パーフェクトではないかもしれないけど、今の自分ができる事をしながら少しずつ成長すればオーライなのかなと少し気が楽になった。
自分が嫌いな人間としてはとても共感することがたくさんありました。ただ、私には「死にたい」と考えるときと全てを忘れたいときしかありません。この作品では、表現にとてつもなく力が籠っていますが、センスもあるし品もあります。言語化がとても巧みだと思いました。
第二章で筆者が自分を嫌いになった理由を語っていますが、本当に辛いし、読者を気遣う筆者の優しさを思うと、筆者はいい人だなと感じます。また、自分を好きになるための努力についても説明されており、大変説得力があり、また共感できます。
それでも日常生活の中でたまに輝く瞬間はあり、自分が嫌いなままでも生きていけるという希望をもらえました。
「キラキラ系女性が自分を愛そう!」
ポジティブワードを並べてSNSや書籍でよく目にしていた人も多いと思う。
私もそういう類のキャンペーンは苦手。
捻くれ拗らせ逆自意識過剰なところが自分と似ている気がして親近感や好感が持てるので共感しながら読める部分もあったけれど
この方はどちらかと言うと拗らせ過ぎな部分もあるのでそこまで卑下しなくても良いんじゃ、、と思ったりしながら読んだ。
私も自分のことはそんなに好きじゃない。けど楽しく生きてる。愛する、まで行かなくても自分のことを大事に生きれたらそれで良いんじゃないかな。そんなことを思いました。
エッセイとしても面白かった。
自分がかわいいけれど嫌いなまま生きてきてしまって、好きになろうとか言われても、そんなの無理だからと思ってきたので、タイトルだけでも、すごい勢いで惹きつけられました。内容も、そうそうと思える箇所も多く。最終的には、好きでも嫌いでも、楽しく生きていけるといいなとなんだか当たり前な結論に自分としては至りましたが、そこまでの道のりを肯定してもらった気がします。
自分に正直に、好きなものは好きと言い、嫌いなものは嫌いと言う。興味のないことに無理に興味を持たずに、関心のあることにだけフォーカスして生きていく。好きにならなければならないという気持ちを持たず、好きになれれば好きでいいし、特に好きにならなければそれだけでいい。
こうやって自然に生きることは意外にもけっこう難しいということを教えてくれるエッセイ集。読んでいると気持ちが楽になってくる。全てに共感できるとは言わないが、けっこう共感ポイントは多くて、読んでいると気持ちよくなれる、楽になれる。
とかく現代は生きにくい。特に日本は生きにくい。
しかし私たちは生きていかなければならない。そんな時の指針になってくれる一冊。
私自身はポジティブな人間になりたいと思ってはいるものの、自分を嫌いな気持ちはそう簡単に変えられるわけではない。私事で恐縮なのですが、−30kgのダイエットに成功した経験から、少しずつでも自己肯定感は高められるということを知りました。それでも、「自己肯定感は高くあるべきだ」と強く主張されると、居心地の悪さを感じてしまう。ある程度自分自身を労ることは大事だけど、「自己肯定感を高めよう」「自分を愛そう」として無理をした結果、自分を傷つけることになっては意味がない。このことに気づかせてくれたエッセイです。
自己肯定感が低い私には、たくさん共感する内容でした。一方で、自分以上に自己嫌悪感を抱えて生きている人もいるということを知ったとき、自己肯定感の低さに悩んでいたにも拘らず、「本当は低くなかったのではないか」と錯覚していまいそうになりました。その錯覚体験に加え、”自分を嫌いなまま生きていく生き方”を当書で見つけたことで、少し心が軽くなりました。「このままの自分でいいんだよ」「無理に自己肯定感を高めなくてもいいんだよ」というメッセージ性が、私に生きる力をくれました。自己嫌悪に陥ったときに再読したい一冊です。