唐国の検屍乙女
水都の紅き花嫁
小島 環
この作品は、現在アーカイブされています。
ぜひ本作品をお好きな書店で注文、または購入してください。
出版社がKindle閲覧可に設定した作品は、KindleまたはKindleアプリで作品を読むことができます。
1
KindleまたはKindleアプリで作品を閲覧するには、あなたのAmazonアカウントにkindle@netgalley.comを認証させてください。Kindleでの閲覧方法については、こちらをご覧ください。
2
Amazonアカウントに登録されているKindleのメールアドレスを、こちらにご入力ください。
刊行日 2023/09/15 | 掲載終了日 2023/09/15
文芸小説 | ミステリー/サスペンス | ロマンス
ハッシュタグ:#唐国の検屍乙女 #NetGalleyJP
内容紹介
検屍から謎を解く!
人生に絶望した少女が破天荒な天才少年とバディを組む、中華✕ミステリー✕ラブコメ?
大注目の中華検屍ミステリー、ますます最高潮!
---------------
〈あらすじ〉
引きこもりだった見習い医師の紅花に、祖父が決めた結婚が舞い込む。
相手は心優しい高官の天佑だった。
一族の繁栄のため、自分の幸せのため。板挟みになった彼女の前に、白い寒牡丹に彩られた美しい水死体が現れる。
検屍で事件を解き明かす少年・九曜とともに紅花は事件に関わることとなるが、婚礼の準備は着々と進み――!
〈目次〉
◆序章_危急存亡の秋
◆第一章_浮かぶ寒牡丹
◆第二章_翡翠の殺意
◆第三章_囚われの花
◆第四章_君を記す
---------------
著者/小島 環(こじま・たまき)
1985年生まれ。愛知県立大学外国語学部中国学科卒業。2014年、「三皇の琴 天地を鳴動さす」で第9回小説現代長編新人賞を受賞。同作を改題した『小旋風の夢絃』でデビュー。著書に『囚われの盤』(講談社)、『泣き娘』(集英社)などがある。最新作は『災祥』(潮出版社)。
出版社からの備考・コメント
発売前の大切なゲラをご提供させていただいております。弊社では、下記のような方からのリクエストをお待ちしております。
○発売に向けて、一緒に作品と著者を応援していただける方
○NetGalleyへレビューを書いてくださる方
○自分には合わない内容だった際、どういったところが合わなかったかなど、建設的なご意見をくださる方
下記に該当する方のリクエストはお断りさせていただく場合がございます。
ご理解のほど、宜しくお願いいたします。
○お名前・所属などに詳細な記載がなく、プロフィールにてお人柄が伺えない方
○作品ごとに設けました外部サイトへのレビューのルールをお守りいただけない方
○フィードバック率の低い状態が長く続く方
-----------------
※※リクエストの承認につきましては現在お時間をいただいております。
おすすめコメント
〈編集担当者より〉
検屍って、字からしてなんだか怖いですよね。
でも検屍に携わる少女の冒険譚である本作は、字の怖さからは想像もつかないほど等身大で、瑞々しいです!
家族に、仕事に、やりがいに、そして三角関係に悩みながら道をひた走り続ける
まっすぐな少女・紅花と一緒に――唐国へようこそ。
〈編集担当者より〉
検屍って、字からしてなんだか怖いですよね。
でも検屍に携わる少女の冒険譚である本作は、字の怖さからは想像もつかないほど等身大で、瑞々しいです!
家族に、仕事に、やりがいに、そして三角関係に悩みながら道をひた走り続ける
まっすぐな少女・紅花と一緒に――唐国へようこそ。
販促プラン
★
読み終わりましたら是非NetGalleyへレビューをご投稿ください!
著者・担当編集者ともに楽しみにお待ちしております。
また、適したメディアやお持ちのSNSにもレビューを投稿いただき、多くの方に本を拡げていただけますと嬉しく幸いです。
※発売前作品のため、ネタバレになるレビューはくれぐれもお控えくださいませ※
ご協力の程、何卒宜しくお願い致します。
★★★★★
作品の拡材や指定配本をご希望の書店様は
恐れ入りますが<講談社 出版営業局>まで直接お問合せをお願い致します。
★★
出版情報
ISBN | 9784065324769 |
本体価格 | ¥760 (JPY) |
閲覧オプション
NetGalley会員レビュー
白い寒牡丹の中に女性の死体が……。一面の花に埋もれているところはゾクッとする美しさでした。今回も紅花と九曜が大活躍。紅花は九曜といると活き活きとしていますね。強制的に婚礼の準備を進められますが、お相手が天祐なので、そこはどうするんだろう?という恋愛の要素でも楽しめました。
唐が滅びた後に中国を統一した宗(北宋)での物語。プロローグの様子から女傑へと向かう紅花の武勇伝かと思いきや、約1,000年前の冒険/ミステリとは。そんな予想外だった本編を、アクは強いが純真さが見え隠れするところが憎めない、紅花や九曜ら登場人物たちの物語を、没入て読んだ。
自由であろうと足掻く、危機に直面すれば高揚する、医師で武術士の紅花。自由奔放で自分の感情に正直、女性の明珠娘娘としても活躍する、検死と推理が命の九曜。ふとした時に本音を交わす、この二人のセリフがあまりにもこそばゆい。
当時の宗の世相の中、様々な思惑をくぐりぬけた二人がたどり着いたのは、人々の命を脅かす大きな陰謀だった。それを未然に防げるか?
1,000年前の中国の世相、でも今にも通じる人々の気持ちの中、自分の信じるものを抱き素直に突き進んだ2人に、拍手を送りたい。
相変わらず自分の思う通りに行動する九曜。彼の側にいたら好奇心が満たされる。ダメだとわかっていてもその魅力には逆らえず、共に事件を解決したい紅花。(しかしこの二人がそろうと逆にトラブルを生み出してしまっているような?)
望まない結婚を周囲から強要され、もう逃げられない状況にまで追い込まれた時に現れたのは......!
自分らしく、心のままに振る舞うことは今の時代でも簡単ではない。大変な目に遭いながらも、九曜と共に自分の力で状況を変えようと動く紅花。
彼女が最後に選んだ道は。
謎解きとそれぞれの気持ちの行方が気になって一気に読みました。
前作読んでいませんが、とても面白かったです。
見習い医師の紅花に望まない結婚話が舞い込む。
彼女はこのまま結婚してしまうのか?
彼女を理解してくれる九曜とはどうなるのか?
時々見せる紅花が戦う時の高揚した表情が美しくもあり、今までどれだけの思いを抱え戦いをしてきたのだろうと思うと紅花をもっと知りたくなり前作も読んでみたいと思いました。
白い寒牡丹に彩られた美しい死体から、紅花と九曜がたどり着く犯人の真の狙いまで眼が離せませんでした。
自分の意思を貫き生きようともがく紅花の今後も楽しみにしています。
祖父が決めた婚礼の準備は着々と進む中を抜け出し、検屍で事件を解き明かす少年・九曜とともに捜査する紅花。旧弊に凝り固まった祖父に反発する彼女に対して、九曜自身は相変わらずの変人っぷりで、掴みどころがなく分かりづらい存在でしたけど、それでも彼女を大切な存在だと思っていることは感じられて、事件を捜査してゆく中で改めて考える自分らしくいるためにどうあるべきか、自ずから出た答えに覚悟を決めた彼女の今後が気になるところではあります。
シリーズものだったのですね。知らずに読みました。
紅花の強すぎる承認欲求、九龍の髑髏とか明珠娘娘となっている理由がわからなかったので、前作を読んでからの方がもっと楽しめたんだろうなと思いました。
望まない結婚を周りから固められ逃げられない見習い医師の紅花。
女性の自由を奪う時代背景もあり、そんなお話なのかなと思わせるプロローグからの牡丹に囲まれた死体を見つけ、九龍と一緒に勝手に検死。第一発見者として犯人だと疑われ、潔白を証明するために真犯人を追う。
それだけではない何かが裏で起きていて…。ほんのりとした恋愛要素もあり、これからも続いていきそうなラストで先が気になりました。
前作を読まなくては!
性別により生き方を左右される世の中。生きづらいのはどの時代も同じなのかなぁ。家族のため、家のために嫁ぐのが当たり前の時代。そして家長や年配者の言葉が絶対の世界。自由ということをどれほど主張していいのか。主張するほどに変わり者扱いされるのか。なんともも言えない。
望まない結婚を無理強いするお祖父さんがほんと時代錯誤(って言うのも変ですが)で嫌だ。やっとトラウマを克服して外に出る事がかなった主人公、恋の行方も気になりますが、やっぱり検死を行なっているときの彼女が一番輝いているなぁと思う。九曜はもう少し大人になってもらいたい。