今日、君と運命の恋に落ちないために
古矢永塔子
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刊行日 2023/10/20 | 掲載終了日 2023/10/10
ハッシュタグ:#今日君と運命の恋に落ちないために #NetGalleyJP
内容紹介
好きになったら、絶交。
赤い糸を叩き切られた「運命の恋」はこの先どうなる⁉
「日本おいしい小説大賞」受賞作家が贈る、花の香りの恋物語。
☆ ☆ ☆
【ゲラを読まれる方へ大切なお願い】
・校了前のデータを元に作成しています。刊行時には内容が異なる場合があります。
・レビューなどでのネタバレ行為はネットギャリーのみならず、外部サイトやSNS等の多くの方が目にする場でもお控えください。
・自分には合わない作品だった場合、今後のためにも建設的なご意見をよろしくお願いします。
※今作は作者のご厚意によって提供いただいた校了前の大切なゲラを公開をしています。
※今作にこれから出会うであろう多くの読者のためにも、ご理解の上、素敵なレビューによる応援とご協力のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
☆ ☆ ☆
【あらすじ】
「運命の赤い糸」を幼い頃から信じて生きてきた立花颯太(たちばな・そうた)。
20歳になった彼がついに出会った運命の相手・宝生(ほうしょう)まゆらは、少し変わった「予知能力」を持つ少女だった。
「私は絶対にあなたと恋なんかしない」そう言い切るまゆらは、颯太にある提案をするのだが――。
能力をもったためにずっと苦しんできたまゆらは、運命が「絶対」ではないことを証明しようとし、
運命を信じてきた颯太は、好きな相手の思いも尊重したくて思い悩む。
いつ破綻してもおかしくないこの関係の行く末は――⁉
【目次】
プロローグ
第一話 インパチェンス
第二話 チューリップ
第三話 日々草
第四話 シナモンとカルダモン
第五話 ミモザ
第六話 ブーゲンビリア
第七話 クリスマスローズ
第八話 キンセンカ
第九話 モミの木
エピローグ
◆著者について
古矢永塔子(こやなが・とうこ)
青森県出身。高地在住。2018年『あの日から君と、クラゲの骨を探している。』(宝島社文庫)にて書籍デビュー。2020年に『七度笑えば恋の味』にて小学館主催「第一回日本おいしい小説大賞」受賞。他既刊に『今夜、ぬか漬けスナックで』(ともに小学館)がある。
◆イラストレーターについて
セカイメグル(せかい・めぐる)
イラストレーター。漫画家。『お伊勢水神様のお宿に嫁入りいたします』(スターツ出版文庫)『キミの生きる世界が、優しいヒカリで溢れますように』(野いちご文庫)等書籍装画実績多数。
出版社からの備考・コメント
◎拡材や新刊配本のお申込みにつきましては、
【マイクロマガジン社 販売営業部】までお問い合わせいただけますと幸いです。
件名に「ことのは文庫 10月新刊の注文」と明記の上、
「番線 or 番線情報」「書店名」「ご発注者様名」をご記載いただき
【hanbai-bceigyou@microgroup.co.jp】までメールにてご連絡くださいませ。
※受注状況によってはご希望数より調整が入る可能性がございます。予めご了承ください。
※価格は予価です。
◎こちらの新刊タイトルのお申し込み締め切りは2023年9月13日迄承っております。
おすすめコメント
①じれキュン感満載の「運命の恋」
片や運命に従って付き合いたくて、片や運命に逆らって付き合いたくない。
そんな真逆な状況で、気を抜くと「恋人」になってしまいそうなところを、
なんとか「親友」で持ちこたえる二人のやりとりがじれキュン感Maxです!
②未来に進む勇気をくれる「青春小説」
運命は決して「絶対」じゃない、と自分の人生をかけて証明しようとするまゆらの力強さと、
運命を受け入れたいと思いつつも、大切な彼女の生き方も同じく尊重する颯太の姿勢に、
「人生」を真剣に歩む・自分で選択する勇気をもらえる、さわやかな青春小説です。
販促プラン
あなたの【おすすめコメント】大募集!!拡材に使わせていただきます!
①応援レビューを拡材(帯またはPOP)やECサイトに使用させていただきます!
期間内にいただい応援レビューを、拡材に使用させていただく場合があります。
掲載文字数に制限がありますので、一部抜粋の上、整理した文面になります。
書籍オビに採用された方にはサイン本を1冊進呈します。
※掲載時には事前にご連絡・確認をいたします。
※サイン本の発送は国内に限らせていただきます。
※出版社にメールアドレスを開示設定されていない場合は、送付先の確認のご連絡ができかねますのでご注意ください。
《拡材用の応援レビュー募集期間》
~2023年9月8日(金)午前10時
②応援レビューを特設サイトで紹介します!
期間内にいただいた応援レビューは、刊行時に公開する予定の作品特設サイトのレビュー紹介欄にて掲載する場合がございます。
※レビュアー様のお名前も併せて掲載させていただきたい場合は、事前にご連絡いたします。
《特設サイト応援レビュー募集期間》
~2023年9月8日(金)午前10時
作品の拡材や指定配本をご希望の書店様は、恐れ入りますが『マイクロマガジン社 販売部』まで直接お問合せをお願い致します。
出版情報
発行形態 | 文庫・新書 |
ISBN | 9784867164808 |
本体価格 | ¥710 (JPY) |
ページ数 | 256 |
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NetGalley会員レビュー
2人が近づいていく様子がとても微笑ましく、『名前で呼んでいいよね。親友だから』のセリフにキュンとして、『あの夜―――今まで一番、悲しかった』
に切なさが込み上げてきて涙しました。
二人の関係が変化していく様子や心境にスパイスを加えるようなたくさんの花言葉。甘酸っぱい運命の相手との恋に、私の心にもたくさんの花が咲きました。恋を諦めたくない時に読みたくなる1冊です。
タイトルに、どういうことなんだろう?と興味を惹かれました。未来が視えるまゆらちゃん。掴みたい夢があった。だからこそ、未来に抗うための努力をしていたんですね。普通に幸せそうな未来だけど、自分はもっと貪欲でありたい……。そういったことをはっきり意思表示できる彼女の芯の強さは好きです。運命の恋はあるとしても、それに従うだけなんてつまらないよ、と思わせてくれる青春の恋のお話でした。
運命の赤い糸を夢見る颯太は、大学生になりようやくその相手と出会ったのだが・・・
周囲からすると一目瞭然なのに、当人同士の自覚がイマイチなじれったさに、それぞれのツン具合、デレ具合がたまりません。そして周囲の人々の優しさと、あの力の真意が色どりを添え極上に仕上がっています。また色とりどりで華やかな花と花言葉がいいスパイスに。
運命の赤い糸の新解釈、極上ラブコメ。
「運命の赤い糸」、私は信じます!真っ直ぐで、焦ったくて、胸キュンが止まらない!運命のラブストーリーに、最高に幸せな気持ちになりました!
主人公の颯太と一緒に一喜一憂しながら読むのが、めちゃくちゃ楽しかったです。
颯太の家族や友達や周りの人達、みんながみんな優しくて、だから颯太も良い子なんだなぁとぽかぽかしました。
そしてなんと言っても、予知能力を持つまゆらちゃんが、一生懸命で良い子で可愛いすぎます…!これが可愛すぎてつらいという感情でしょうか!?
まゆらちゃんの発言や行動にドキドキさせられっぱなしでした。
度々登場する花言葉もとてもいいですね。自分では口にする事の出来ない言葉もお花でなら伝えられる…。そこもまたロマンチックでした。
これから先の2人の未来が、すごくすごく楽しみです!末永くお幸せに…!
素敵な作品をありがとうございました!
「運命の赤い糸」を幼い頃から信じて来た立花颯太がついに出会った運命の相手・宝生まゆら。
まゆらは予知能力を持つ少女だった。
恋する気持ちが溢れ出しているのにも気付かず、「あなたと恋なんかしない」そう言い切るまゆらが可愛くて可愛くてたまりませんでした。今年一番可愛いヒロインはまゆらに決まりでしょう!
予知能力により苦しみながら生きてきたまゆらが、自分が見た未来を受け入れるのではなく、必死に自分の未来を変えようと努力する姿もとても好きです。
そして颯太のまゆらへの思いは、自分の思いを優先せずに彼女を思うからこその優しさを感じきゅんとします。
手の届く範囲の半径50cmにいる人達を心から思い大切にする颯太、その半径50cmに入ろうとしないまゆら。2人の距離は章ごとにつけられた花の花言葉と共に変化していきます。
この「運命の赤い糸」で出会った2人の思いが叶い、2人の思いにぴったりな花が咲いてほしいと応援したくなる素敵な物語です。
「運命の赤い糸」を幼い頃から信じて生きてきた立花颯太と、
運命に従わず違う道へ進もうともがくまゆら。
お互いを好きで気になってたまらないふたりの言動がバレバレで
それを温かく見守り友人たちが尊くて、最初から最後まできゅんきゅんする展開。
恋したい年ごろにはもちろん、恋することから離れてしまった人たちにこそ
これを読んでみてと言いたい!
運命の赤い糸って。
運命だからじゃなく、自分の力で運命は切り開いていくもの、力強く、でも優しさを忘れずに頑張る姿がとてもいい。
キュンキュンするのって、いいよね。
恋してる人も、両想いの人も、恋に臆病な人も、みんなに読んで欲しい、恋って素敵だなって改めて感じて欲しい、そんなお話です。
運命の相手と出会えると信じていた颯太、運命の相手から遠ざかろうとするまゆら。
二人ともいい子で自分だけじゃなく相手のことも考えてて。読んでてキュンキュンしました。
最後まで目が離せず二人がどうなってしまうのか気になって仕方なかった。
この二人のこれからも違う人物目線で追っていきたいですね。エピローグまで読んだらみんなきっと読みたくなると思います!
城下町広前。花の名の各章でその花言葉に絡めたストーリーが、心の機微をついた言葉遣いで進んでいく。特殊設定ミステリならぬ、日常系で『特殊設定』なラブストーリーが。
全ての偶然に逆らってまで、運命の恋の相手颯太を避けるまゆらの、彼を『危険人物』とまで断じる極端さ。その空回りする生真面目さが逆に微笑ましいが、更に特殊設定「運命の恋人と恋に落ちない実証実験」を始めるとは。それを共にやっていく颯太も颯太だ。まゆらが真剣に実験を実行すればする程、真逆の想いが募るに決まってるのに。
そして、運命の恋がもたらす未来を、まゆらからとうとう聞き出す颯太。それは………… まゆらにとっては「許せない」未来。未来が見えるまゆらの力ではなく、これが本当の『特殊設定』。ならば、運命の恋に惚れ込んでる颯太だからこそ、実験失敗を認めざるを得ないよな。確かに。
でも、その「許せない」をどうにかできないのか? 颯太。未来を変えるのではなく、それをどうにかできないのか? 平々凡々の颯太が、なぜまゆらの運命の恋人なのか。それに颯太が気づけるか、それで決まる。ヒントは『オレンジの片割れ』。
2人を取り巻くバイプレイヤー達、その一人一人の個性がなんと光っていたことか。彼らが2人と関わってきてくれたから、この結末がある。それから、颯太が住む、そして住み続けたいと考えているこの商店街とその人々。自分も住んでみたいと思う街がここにはあった。
表紙の絵とあらすじにひかれてこの本を読んだのですが、この物語の設定に夢中になって読みました。それぞれの人物が実に魅力的で、まゆらと颯太を中心に、颯太の親友サブロー、姉の美咲、両親、商店街の人たち、ご近所さんがみんな助け合って、気に掛け合って日々を営んでいる様子が生き生きと描かれていました。まゆらと颯太が付き合うまでの様々なもどかしいやりとり、不器用で全く持って素直になれないまゆらにイライラしながらも、一方で不器用さゆえの可愛さもあり、読みながら颯太を応援せずにはいられなかったです。
絶世の美男子のサブローの恋もこの物語には欠かせないもので、後半の颯太の姉の結婚式では彼の行動に泣かされました。かっこよくても、モテモテでも、本当に好きな相手と結ばれなければ意味がないのだなと、彼の未来の幸せを願わずにはいられませんでした。
どんなに願っても、頑張っても、手に入らないものがある、それでも頑張らずにいられないまゆら。だから打ちのめされて傷つくのだけど、そんなまゆらをゆるりと見守る颯太。家族に恵まれず、颯太の家族に息子、兄弟、弟のように愛されるサブロー。颯太の強くてヤンキーあがり(母)、やさしくて尻に敷かれている父、これまた強い姉。この人たちのその後の物語を読みたい、とこの本を読み終わって強く思いました
本を読んで悲しくて泣いたことはあれど、幸せで涙が溢れたのは初めてでした。運命に抗うまゆらと運命を受け入れる颯太。磁石みたいにくっついたり離れたりを繰り返す2人がどういう道を選ぶのか、それは幸せなのか不幸なのか。そして運命の2人とは別に、1人の人を思い続ける幼馴染の恋の行方。どれも先が気になって仕方ありませんでした。登場人物全員愛しい!素敵な物語をありがとうございます!
運命の相手がいると実感できる主人公、羨ましいです。でもようやく出会っても拒まれるって。どんな理由なんだろうと思うと、側から見ると、それだけ?と言う気もしますが、これまでの生き様を考えるとそうも言えず。確かに運命で決められた人でなく、自分が決めた人と決められてレールでない人生を歩みたいかもです。
運命の相手を幼い頃から信じて生きてきた大学生・立花颯太。彼女自身も颯太のことを運命の相手と認めつつも、頑なに恋人になることをよしとしないまゆらが抱えている秘密。恋人ではなく二人で親友を目指すことを提案して、運命が「絶対」ではないことを証明したいまゆらと、好きな相手の思いも尊重したくて思い悩む颯太の関係は相性抜群なのにとても不器用で、けれどお互いが積み重ねてゆく思いを考えれば、そのままではいられなくなるのも必然の展開でしたけど、なかなか素直になれない不器用な彼女の想いに向き合い、寄り添うことで見出してゆくその結末がとても素敵な物語でした。