チーム紫式部!

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刊行日 2023/09/07 | 掲載終了日 2023/09/07

ハッシュタグ:#チーム紫式部 #NetGalleyJP


内容紹介

『源氏物語』はこうして作られた!? 瞬間最大風力を記録した初恋が忘れられず、妄想が止まらない香子はー。平安お仕事コメディ!

『源氏物語』はこうして作られた!? 瞬間最大風力を記録した初恋が忘れられず、妄想が止まらない香子はー。平安お仕事コメディ!


おすすめコメント

著者紹介

楠木誠一郎(くすのき・せいいちろう)/作家。福岡県生まれ。大学卒業後、歴史雑誌の編集者をへて作家に。著書に、ロングセラーとなった「タイムスリップ探偵団」シリーズのほか、『馬琴先生、妖怪です!』『お江戸階段時間旅行』『そうだったのか! 歴史人物なぞのなぞ』『 ツリーハウスの風』『未来の給食、なに食べる?』『ウソ!? ホント!? 謎解き徳川家康』など多数。

著者紹介

楠木誠一郎(くすのき・せいいちろう)/作家。福岡県生まれ。大学卒業後、歴史雑誌の編集者をへて作家に。著書に、ロングセラーとなった「タイムスリップ探偵団」シリーズのほか、『馬琴先生、妖怪です!』『お江戸階段時間旅行』『そうだったのか! 歴史人物なぞのなぞ』『 ツリーハウスの風』『未来の給食、なに食べる?』『ウソ!? ホント!? 謎解き徳川家康』など多数。


出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784863897649
本体価格 ¥1,400 (JPY)
ページ数 224

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NetGalley会員レビュー

日本史で習う平安時代の貴族の生活をイメージできる(親近感がわく?)作品です。
写本が作られ、広まったことで現代までも伝えられている「源氏物語」が、本当にこんなふうにチームプレーで作られていたのなら楽しいと思います。
自分が高学年の頃に『なんて素敵にジャパネスク』を読んで平安時代に憧れたことを思い出しました。
主人公の言葉づかいが設定年齢に対し若々しいのがちょっと気になりました(対象年齢の読者にはむしろ自然なのでしょうが・・・)。

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ちょっと気が早いですが秋の夜長に「初めての」平安文学はいかが?9月に静山社・ほるぷ出版から刊行予定の児童向け文学案内を読んでみた。源氏物語のトピックを紹介しながら藤原さんちのおっとり少女「香子さん」が秘めた瞬間初恋を胸に嫁ぎ母となり寡婦となり内裏で働きながら「世紀の妄想物語」である『源氏物語』を書き上げるまでが描かれる。古典への堅苦しい印象を吹き飛ばすかなり自由奔放に想像を広げた展開ながら要所で『紫式部日記』や晩年の自選家集を踏まえているので平安のお仕事現場の雰囲気が伝わる内容。まずは扉を開けて、の一冊♪
9月7日刊行予定 #チーム紫式部 #NetGalleyJP

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紫式部は、藤原氏の流れを汲む越後守・藤原為時の娘として生まれた。下級とはいえ貴族の令嬢だった紫式部だがとてもそうは思えないしゃべり方をする。まるで現代っ子の喋り方なのだ。おまけにマスクやアマビエなどのことを知っている。この種明かしは最後に行われるが、ああそういうことなのとラノベをよく読んでいる人なら納得するのではないか。
 この作品には、同じ女房仲間として、和泉式部や赤染衛門が出てくる。和泉式部の方は直ぐに女房カースト?の頂点に駆け上がり、最初は紫式部と敵対していたのだが、彼女の書いていた源氏物語を読んでその魅力にすっかり嵌り、写本隊である「チーム紫式部」の中心人物として活躍する。赤染衛門の方は、最初から紫式部の良き先輩として登場している。そして最初は浮いていた紫式部だが、源氏物語を通して女房たちのなかでの立ち位置が確立される。正に「一芸は身を助く」である。紫式部の娘である賢子(一般には大弐三位で知られているかもしれない)も、なかなかかわいらしい。

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チーム紫式部!/楠木誠一郎 静山社・ほるぷ出版

ー 新鮮な、歴史×ラノベ 源氏物語の雰囲気をコミカルに味わい学べる一冊 ー

平安時代の雰囲気と、源氏物語の誕生秘話が、
源氏物語の作者の視点で、面白く可笑しく描かれる。

源氏物語の作者として知られる紫式部こと香子(妄想女子)が、
藤原道長(イケメンおじさま)の要請で宮中に上がる。
その宮中の、ライバルとの争いや女子トークの中で書き上げた源氏物語。
誕生に際しての「チーム紫式部」の結成が素晴らしく面白すぎる。

紫式部(香子)の心情を現代風に表現するのは親しみあっていいなぁ
…からの意外な展開にびっくりしました。それがまた良い。
歴史に興味を持ってもらうための1冊として良いと思いました。

素敵な物語をありがとうございます。

#フタバ図書 #読了 #NetGalleyJP

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難しい言葉ではなく、わかりやすい、少し軽いくらいの言葉なのでさらさら読めます。
これをきっかけに源氏物語の現代語訳を手に取るきっかけになりそう。
小中高学校図書室にぜひ!
マスク、アマビエは昨今の話題として取り入れられたのでしょう。
いろんな感染対策が疎かになってきた今こそ、これを読んで手洗いうがいも怠らないようにと
改めて考える機会になりますように。

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授業で源氏物語を読んだきり、紫式部とは2000円札をおいて縁が無かったなあ。そのお札にもあまりお目にかかった事はないし。でも来年の大河ドラマのために少し予習しようと本を探した。なにしろ縁が薄いのでコテコテなのは除外し、うわずみだけをすくったような本を。で、手にしたのがこれ。狙い通りだった。いやいやうわずみって言い方悪いけど、言葉遣いも今風で読みやすく、多少宮中の事も人間関係も解った。でもまだまだあっちの世界には馴染めないわ。

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時は平安。よわい31歳最後の夜に、ひとり月を見上げる香子は…………
なんてしんみり感は全くなし。現代感覚/超現代語版で、読者(現代人)に向かって太陰暦と太陽歴の違いを講義し、親をうざがり、平安時代のSDGsの様を一人語る! モラハラ、バリキャリ、ウラ番などの言葉を駆使し、平安時代の社会制度をハイテンションでノリノリで語りつくしていく!
そして、その調子で香子(後の紫式部)による『源氏物語』誕生秘話へと続いていく。藤原道長の口利き、内裏でのイジメ、引きこもり。そして、もちろん超現代語版での『源氏物語』のお披露目。
しかし、その『源氏物語』さえ幕間劇にして、再び紫式部の一人語りが再開する。
そこからの展開に唖然。「チーム紫式部」(!?)が結成されるとは。更に「魔巣苦」や「海女美絵」の由来秘話と繋がっていく。
これに首を傾げていたら、最後に見事にやられた。『源氏物語』さえも超え、文字通りストーリーをぐるりと一回りするこの物語に、まさに背負い投げされた。

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源氏物語とは全く別物として楽しむことができます。フィクションが多すぎなので、これが源氏物語だと勘違いしないように児童に渡さないといけない。
こんな風にして、たくさんの人に読まれ続けるようになったんだなぁと想像すると、ワクワクしました。
女たちの怖い怖い争いの宮廷?、マスクやアマビエなど時代が混乱する作品の世界観。そういう設定だったんだと納得がいきました。

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紫式部があの当時の平安時代の様子や自身のことを、私たちがわかるように現代の様子に例えて教えてくれる。
藤原道長、和泉式部、源氏物語など遠い存在の人や物事がグッとイメージできるようになる。
史実と照らし合わせて比較しながら読むのも面白い。

ちなみに最後にはまさかのライトノベル的展開が待っている。
10代の人たちにすすめるときには、この展開を含ませて紹介したら刺さるかも。

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現代のティーンズに昔の風習や物事をわかりやすく現代風に置き換えて語る設定の工夫が随所に見られる。なんせ、平安時代と現代では家族のあり方や恋愛の仕方なんて全く違うのだから、古典作品を読んでも今一つ遠い存在に感じてしまうかもしれないが、これなら読める・わかるを引き出してくれそう。紫式部の結婚、道長との恋愛、そしてかの名作『源氏物語』が誕生するまで、なるほどさもあったかとよくわかる一冊。

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『源氏物語』をJKに読んでもらうために書きました。
って感じでしょうか?
現代風には書かれてますがびみょ~にゆるすぎな感じが
強かったように感じます。
まんがで描くところを字でまとめてみましたであればありなのかもしれません。


#チーム紫式部
#NetGalleyJP

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レビューは公開の可能性があるとのことなので直接的には書きませんが(といってもどうしてもあのことに触れずにはいられないのですが)ラノベやアニメで流行っている手法を使って紫式部の生涯をわかりやすく伝えようという試みは新しいのかな、と思いました。
ただ、その手法を最大の驚きというか仕掛けのようにするのは、うーんどうなんだろう。
最初のほうで「あーこれ◯◯モノみたいだな」って気がつくので驚きにもならないし、下手な言い訳みたいにも感じてしまう。
正直「行ったり来たりしてた」というのも納得できない。行ってる間、来てる間、体はどうなってる?二つあんの?とか思っちゃう。
知識の偏りもなんで?ってなる。アレは知ってんのに、なぜコレは知らんのかみたいな。
どうせならその手の「◯◯モノ」の王道に乗っかって「来る」ところから描いて(最初のほうの語り口から30代女性とかの方がしっくりくる気がする)ガッツリと平安時代を平安時代の価値観で生き抜いたほうがいいんじゃないだろうか。
以前、◯◯モノは子供向けではなく30代40代をターゲットにしていると聞いた事があるのですが、この話も児童書というよりはそっちなのかなーと思いました。
どっちにしろ、仕掛けに頼るよりちゃんと人間ドラマで魅せてもらわないと児童書としてどうなんだろう?って思います。
謝ったり拝んだり、人の心の動きが軽すぎます。
あと、まだ初稿段階なのでしょうか? 素人なのでそういうのわからないのですが、195ページ「首を小さく首を横に振る」など単純な文の間違いのようなのが散見されました。

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古典へのアプローチとして、こういう読み物もいいかもしれませんね。ただし、書かれていることを鵜呑みにすると、本当の古典文学への誤解が生じることは否めません。ともあれ、楽しく拝読致しました。『源氏物語』の魅力を語るのではなく、この超有名な古典文学がどのようにして生まれたのか?はたまた、古代の「本」がどのように流布していったのか?を興味深く知ることができます。紫式部の誕生、そして、内裏の暮らしやシステム、詳細ではありませんが、とにかく読み手の気をそらさずに読ませるテンポがよかったです。読み手の懸念をぶっ飛ばす種明かしも、楽しい。

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