どうぶつまねっこたいそう

まねっこをするのは、簡単なようで、実は確かな情報に基づかなければできない。動物たちの動きをまねて、同じように歩いたり、這ったり、飛んだり。オノマトペが楽しく、リズミカルで、読みながら体が動き出す感じがいいですね！その動物の体の特徴まで頭にインプットされていないとなかなか上手にまねっこができません。想像力と表現力が必要です。巻末のそれぞれの動物の「動きのコツと解説」も役に立つ情報です。

大森さんの描くユーモラスで可愛い動物たちが大好きです。動物の動きをまねつつ、実はその動物の身体の仕組みをいつのまにか学んでいる、というのが面白い。理科関連で、動物のブックトークをする時に入れたい一冊です。小学生も楽しんでやってくれそう。

どうぶつの真似をする。特徴を捉える。
その際にこれくらい大きな動物の絵とそれを真似する子供の対比。
どうぶつの特徴って、特化したところがあってそれが生きる上で重要。
子供たちみんなの個性もあって、個性を真似していいところを学ぼう、
という感じの読後感になるのが、優しい子供向けの絵本から伝わってきました。

パッと見る限り、それほど無理な動きと思われるものは見当たらないので、楽しみながら体を動かすことができるのでいいと思います。これは何のまねとかやって遊んだら楽しいかもしれませんね。ただいくつか気をつけたいことは、①決して無理はしないこと。②公園などでは、周りの人にぶつからないように気をつけること。③車の通るところでは絶対にやらない。④季節柄熱中症に注意。といったところでしょうか。このようにいくつか注意事項はあるものの、安全に気を付けてやれば子供たちも楽しみながら体力を付けられると思います。