ようこそ、ヒュナム洞書店へ

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刊行日 2023/09/26 | 掲載終了日 2024/06/30

ハッシュタグ:#ようこそヒュナム洞書店へ #NetGalleyJP


内容紹介

「ここで働いているうちに、自分が前より少しいい人間になった気がします」
ソウル市内にある小さなブックカフェ。
新米書店主と店に集う人々の、ささやかな毎日を描く。

韓国25万部のベストセラー!
ソウル市内、平凡な住宅街にできたブックカフェ、ヒュナム洞書店。
会社を辞めた30代のヨンジュは、追い詰められたかのように書店を立ち上げた。
就活が決まらずアルバイトのバリスタとなったミンジュン、いつも夫の愚痴をこぼすコーヒー豆業者のジミ。
すべてに無気力な高校生ミンチョルとその母ミンチョルオンマ、ネットで炎上した作家のスンウ……。
それぞれに悩みを抱えた人々は、今日もヒュナム洞書店で出会う。

★特設サイトには著者による朗読ムービーも!
https://lp.shueisha.co.jp/hyunam-dou/

「ここで働いているうちに、自分が前より少しいい人間になった気がします」
ソウル市内にある小さなブックカフェ。
新米書店主と店に集う人々の、ささやかな毎日を描く。

韓国25万部のベストセラー!
ソウル市内、平凡な住宅街にできたブックカフェ、ヒュナム洞書店。
会社を辞めた30代のヨンジュは、追い詰められたかのように書店を立ち上げた。
就活が決まらずアルバイトのバリスタとなったミンジュン、いつも夫の愚痴をこぼすコー...


おすすめコメント

本書は韓国のある電子出版プロジェクトから始まって電子版で刊行されたのちに、「紙の本がほしい」という声に押され紙でも出版化、累計25万部を突破した作品です。

ソウルの閑静な住宅地にできたカフェつきの小さな書店、ヒュナム洞書店。30代半ばで脱サラして書店を立ち上げた女性店主ヨンジュのもとには、さまざまな人が訪れます。

いい就職のために生きてきたのに、就活に失敗し、バリスタのバイトをすることにしたミンジュン。すべてに対して無気力な高校生ミンチョルとその母ミンチョルオンマ。いつも夫の愚痴を言うコーヒー焙煎業者のジミ。テーブルの隅でひたすら編み物をするジョンソ、ブログが炎上した作家スンウ。

本書の登場人物は個性ゆたかですが、各々それなりに悩みを抱えくよくよする、普通の人々です。「好きなことをすれば必ず幸せになれるのか?」「今までまじめにやってきた人生は無駄だったのか?」誰もが一度は考えるような不安や心配に、周囲の人々とさまざまな実在の本、そしてこのヒュナム洞の物語は、やさしく寄り添ってくれます。

大きな目標に挫折しても、何かから逃げたとしても、その後の人生は続いていく。
つかれた人々へ贈る、小さく温かな灯りのような小説です。

本書は韓国のある電子出版プロジェクトから始まって電子版で刊行されたのちに、「紙の本がほしい」という声に押され紙でも出版化、累計25万部を突破した作品です。

ソウルの閑静な住宅地にできたカフェつきの小さな書店、ヒュナム洞書店。30代半ばで脱サラして書店を立ち上げた女性店主ヨンジュのもとには、さまざまな人が訪れます。

いい就職のために生きてきたのに、就活に失敗し、バリスタのバイトをすることにしたミンジュン...


販促プラン

<書店様向け情報>
4/10出来新オビ付き重版決定!
S-BOOK(https://www.sun.s-book.net/)内のscrumにて
4/2(火)締切でご注文受付中です。


<書店様向け情報>
4/10出来新オビ付き重版決定!
S-BOOK(https://www.sun.s-book.net/)内のscrumにて
4/2(火)締切でご注文受付中です。



出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784087735246
本体価格 ¥2,400 (JPY)
ページ数 368

閲覧オプション

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NetGalley会員レビュー

本は人の上ではなく人のそばに立たせてくれるものだという考え方がとても好きで胸に残っています。そうだった、本は、嬉しいときも悲しいときもそばにいてくれて、そんな本のような存在に自身も近づけることができるのだったと静かに思い出すことができました。ベストセラーに頼っている売り場を作ることに疑問を抱きつつも売上のために流行を追う毎日。ヒュナム洞書店のような本屋さんがあることが私にとっては救いです。

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静かでやさしいお話でした。
韓国の作品を読むのは初めてでしたが、日本と似ている状況や悩みも多く、とくに仕事について登場人物たちが話す場面は、共感しながら読んでいました。
読書会のテーマになっていた「働かない権利」読んでみたいのですが、日本語での出版はないようで残念です。

こんな本屋の空間をつくっていけたらいいなと思う物語でした。

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緩やかな時間が過ぎていく書店
いつまでもいてしまいたくなる
読んで
気に入ったら買ってなんて言ったら
ずっと読んで居座ってしまう
美味しいコーヒーを
飲んで…オアシスじゃないか
生きにくく感じた人にとって心の洗濯ができる場所
そして
また生きていこう
まだもう少し頑張れる気がすると思わせる書店
素敵なお話でした

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素晴らしかった!何週間もかけてじっくり読んだが、何度癒やされ何度考えただろう。物語はもちろん、表紙も柔らかい雰囲気漂う本。優しい気持ちになりたい方にオススメです。若い世代にも読んでもらいたい!買う!絶対買う!予約する!

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だんだん読み進めていくうちにおもしろくなっていき、何かを目指していた末に挫けたり、失ってしまった人たちが、ちょっとした息抜きに、本屋ヒュナム洞書店に通ううちに、自身を認めてあげたり、新しい自分を発見したりと、読む側の心もほぐしてくれる作品でした。

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読みながらハッとさせられるところがたくさんあり、書店員として考えさせられたり学ぶべき部分も数多いので、読了していませんが購入を決めました。
傷ついた人々が癒され再生していく物語は今の日本にあふれかえっていて、ひとつのジャンルのようになっていますが、正直辟易していたところがありました。が、この作品のような描き方のものは読んだことがないように思えます。久しぶりに優しく温かい物語を心から楽しむことができてうれしく思います。
人との関わり方や働き方などの価値観がアップデートされているのもとても清々しく、NHKで放送されたドラマ「作りたい女と食べたい女」を見た時のような感覚を覚えました。
翻訳もとても良いのだろうと思います。

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同じ本屋として共感できる部分がたくさんあった。
日々の忙しさを理由におろそかにしていた部分をもっと大切にすべきなんだと再認識させられたし、高くてもそこを理想として日々少しずつでも努力していこうと前向きになれた。

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街から書店が減っていく今、この作品を読めて良かった。店主の行動力は素晴らしいと思うし、過去にあったことを明かす場面でも自分なりによく考えて動いたことが伝わって誠実な人だと思った。
ミンジュンたち非正規雇用の人が抱えている内情を掬い上げる描写が良くて、日本に通ずる問題と重なると思いながら読んだ。
自分が書店員という立場で何ができるか考えるのをやめてはいけないなと改めて思うシーンがいくつもあった。
書店が好きな人、本が好きな人は海外文学と敬遠せず読んでもらいたいと思った。
近所にヒュナム洞書店のような場所欲しいなあなんてしまった。

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静かで心に沁みる物語。特に「過去を解き放つ」の章でヨンジュがようやく過去を手放し現在をつかむことができる。それを「大切に大切に握りしめるだろう」という所。ヨンジュの晴れやかな笑顔が目に浮かぶ素晴らしい場面だ。自分の中での基準、これでいいのだ、という気持ちがあればやっていける。登場人物それぞれがそう思えるまでの過程がゆっくりと丁寧に描かれている。「ようこそ」と招き入れてくれる書店。本とコーヒーの香りのする書店。この本を読んでからヒュナム洞書店は私の中にも静かに佇んでいる。

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会社を辞め、夢であった書店を始めたヨンジュ。街からどんどん書店が無くなっていく昨今、経営していくのは難しいと思うけれど、アルバイトのミンジュンを雇ったのをキッカケにイベントを企画したりして本好きの仲間=お客を増やしていく。生き方や仕事に関する考え方等、哲学的な話題が多い割には一貫して穏やかな空気感でほっこり気分で読めました。私もヒュナム洞書店に行ってみたくなりました。

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人は何かを抱えながら生きているけれど、この物語では生き方について、これが正解だとかこうしなければいけないじゃなく、もっと自分の思うままに生きていいんだよと教えてくれました。

「書店のスタッフが本を愛するなら、その愛は客にも伝わるのではないだろうか」
このヨンジュの考えがとても好きです。書店の存続が危ぶまれているこの世の中で、書店員として大切にしていきたい言葉です。

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翻訳物は苦手であまり読まないのですが【2024年本屋大賞翻訳小説部門大賞】と言う事で手に、結果読めて本当によかったと思えた1冊でした。住宅街にある『ヒュナム洞書店』で働く、訪れる普通の人達が悩みながら前に進んでいく物語。「いい人が周りにたくさんいる人生が、成功した人生」「仕事は毎日食べるご飯、自身の身体と心と精神と魂に影響を与えるご飯」心の深くに染み込む素敵な言葉達に出会えました。こんな本屋さんが近くに欲しいです。

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読書人口が減る中で、読書が趣味です、という公言をすることが恥ずかしくないのだと気づかせてくれる本でした。色々な登場人物から立場を変えた視点を与えてくれます。多くの方に読まれることを望みます。本屋対象の翻訳部門についても注目していきたいです。

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人生に、働くことに疲れてしまった人にとって、この小説はじんわりと心のなかに灯をともしてくれるような気がしました。
最近、田舎で好きな本ばかりあつめて本屋さんができたらなと思うことがよくあります。
なので余計に、この本が心に響きました。

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会社を辞めたヨンジュは自分の人生の再出発に書店を立ち上げる。模索しながら地域の人に求められる書店を目指し、次第に挫折や将来に悩む人々が集まってくる。淡々と物語が進む中、ヨンジュの試みが来客の心を癒したり、力付けたり、新たな出会いを生んでいく様がとても良かった。日本も韓国も若者達の生き辛さは共通している。読後はやっぱり書店って大切と痛切に感じる。

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本屋のお話ということで、より親近感が沸きました。
様々な事情を抱えた人々が、ヒュナム洞書店を訪れたことで少しずつ胸の詰まりが溶けていく様子に癒されました。
生き方や仕事に行き詰まった時に読み返したくなると思います。

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書店を舞台に、色々な環境を背負った人達が
時には癒され、交流し
それぞれの人生を前向きに、歩いていく。
そして、店主自身の本屋としての葛藤や
プライベートの悩みは
同じ書店員として深く共感出来ました。
とても、素敵なヒュナム洞書店に訪問出来て
楽しかったです😊

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