波の鼓動と風の歌

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刊行日 2023/09/20 | 掲載終了日 2023/09/30

ハッシュタグ:#波の鼓動と風の歌 #NetGalleyJP


内容紹介

佐藤さくらは、まちがいなく、これからの日本のファンタジーを背負って立つ才能のひとり。
――大森望氏、絶賛!

魂が震える、傑作冒険ファンタジー!

【あらすじ】
湖に転落した女子高生のナギは、異界の地・サライで目を覚ます。しかも、人と獣の「まじりもの」の姿で。岩牢に囚われた彼女を、紺碧の瞳の少年・サージェが助け出す。都へ行けば、元の人間の生活に戻れるかもしれないというが……。美しいサライに潜む、恐ろしい「秘密」。交錯する人々の思惑は、やがて国の存亡を懸けた戦いにまで発展し――その時、ナギは何を想い、どんな運命を選び取るのか。

【著者紹介】
佐藤さくら(さとう・さくら)
福岡県生まれ。2015年『魔導の系譜』で第1回創元ファンタジイ新人賞の優秀賞を受賞し、デビュー。他の著作に、「真理の織り手」シリーズ、「千蔵呪物目録」シリーズがある。

佐藤さくらは、まちがいなく、これからの日本のファンタジーを背負って立つ才能のひとり。
――大森望氏、絶賛!

魂が震える、傑作冒険ファンタジー!

【あらすじ】
湖に転落した女子高生のナギは、異界の地・サライで目を覚ます。しかも、人と獣の「まじりもの」の姿で。岩牢に囚われた彼女を、紺碧の瞳の少年・サージェが助け出す。都へ行けば、元の人間の生活に戻れるかもしれないというが……。美しいサライに潜む、恐ろしい「秘密...


出版情報

ISBN 9784087445695
本体価格 ¥0 (JPY)

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NetGalley会員レビュー

これは「ファンタジー」と一括りにしてはいけない本だ。
ファンタジーだけど、超絶現実的だし、登場人物がみな本当にこの世に生を持って生きている人たちのよう。
ファンタジーはちょっと…と言っている友達にも読ませたい。ただのファンタジーじゃないんだよ!この本を読まずにこの先の人生を生きていくなんてもったいない!
大袈裟ではなく、「人生を変える一冊」

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「リアル」ってなんでしょう?いつもなら迷うこの答えに、この物語の後なら答えられます。
「魂が揺すぶられるような時間を生きたとき」それこそが自分の人生におけるリアルだと。
たとえ、そこが、現実生活であっても、異界であっても・・・
主人公の女子高生、来島凪は、うまく人との付き合いができないのです。いるだけで自然とみんなを和ませ、当たり前に太陽の光を浴びて咲く、花のようなクラスメイト、北村ありさと違って。
「自分はみんなとは違うんだ。自分はきっとみんなと同じ人間じゃないんだ」、そう思わなければやっていられない。なんだか、自分の周りだけ、空気が薄い。苦しい。ああ、こんなの全部ウソだといいのに・・・
凪にとって、こんな現実の生活は、リアルな実感も親近感もない、ある意味「ファンタジー」の世界でした。
それが、ひょんなことから、北村ありさとともに、突然放り込まれた異界とは・・・
美しさとは裏腹に何でも溶かす恐ろしい水晶の海の上に、人柱ならぬ、徳ある王達が身を献じた「王柱」によって、かろうじて支えられる島の上、命は明日どうなるかなど保証などない世界でした。
しかも、この世界で凪こと「ナギ」は存在自体が忌み嫌われる「まじりもの」!
今度こそ本当に「普通」の人間ではなかったのです・・・
「天は囁く。命よ、ただ在れ、ひたすらに在れ、と」 佐藤さくらさんがこの物語に込めた思い、「ただ在れ」。それはきっと「自分の命を生ききれ」ということなのでしょう。
また、それは、きっと、「嘘の人生を生きるな。他人の人生を生きるな」ということなのでしょう。
このファンタジー『波の鼓動と風の歌』には、野太いリアルがあります。
心の深いところが揺すぶられます。鷲掴みにされ、何かが響き突き動かされていきます。
じっとなどしていられなくて、心が走り出す、そんな、熱い熱い、ほてりを感じます。
生きる意味。命の価値。愛。その答えがナギと一緒に旅した後、きっと見つかるはずです。
最後ナギの選んだ選択の意味を一緒に語り合いたい!はたして、あなたは、どう受け止めるのでしょう?
このファンタジー、「わたあめ」ファンタジーじゃありません!「超ハード・リアル」ファンタジーです!
成長していくナギ、他人を深く認め、そのホントのしあわせを思うナギ。自分を受け入れていくナギ。
本当に愛しいです!ありがとうございました。

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人はどんな時に他人を犠牲にできるのか?
読み終わってからも、なんだかぐるぐる考えてしまっています。
よく作り込まれた世界観で、自然と引き込まれました。面白かったです。
まだまだ謎がたくさん残っているようなので、ぜひ続編を!

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