すてるデザイン
持続可能な社会をつくるアイデア
永井一史+多摩美術大学 すてるデザインプロジェクト
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刊行日 2023/07/21 | 掲載終了日 2023/10/22
ハッシュタグ:#すてるデザイン #NetGalleyJP
内容紹介
ものづくりに携わるすべての企業・クリエイター必携の書
「すてるデザイン」とは、“つくる”ことで産業を支えてきたこれまでのデザインから、“すてる”を考えることで社会や産業を支えていくデザインへシフトすることを示した言葉です。
本書では、「ゴミ問題をどうデザインすべきなのか?」をテーマに、企業・団体・デザイナー等による最先端の取り組み事例を発想・プロセスから紹介します。廃棄を前提としない製品やシステム・サービスといったサーキュラーエコノミーについて、デザインの視点からビジュアルでわかりやすく解説しています。
ものづくりに携わるすべての企業・クリエイター必携の、新しい生活、環境、経済に役立つサステナブルデザイン事例集です。
※すべての用紙にFSC®認証紙と、環境に配慮した植物油インキを使用しています。
著者:永井一史+多摩美術大学 すてるデザインプロジェクト
永井一史:アートディレクター/クリエイティブディレクター
多摩美術大学教授
株式会社HAKUHODO DESIGN代表取締役社長
多摩美術大学卒業後、博報堂に入社。2003年、デザインによるブランディングの会社HAKUHODO DESIGNを設立。2014年より多摩美術大学 統合デザイン学科教授。統合デザイン学科では、これまでのデザインの領域区分を取り払い、諸領域を横断した新しいデザイン教育を行なっている。著書に『博報堂デザインのブランディング』『これからのデザイン経営』など。
出版情報
発行形態 | ソフトカバー |
ISBN | 9784756257642 |
本体価格 | ¥2,000 (JPY) |
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NetGalley会員レビュー
デザインのための本だけあって、とにかく見やすい。1章では、ゴミ問題に関する基本的な知識をピクトグラムみたいなイラストとわかりやすい解説で学ぶことができる。3章ではゴミ問題を解決するための方法を、企業や個人の取り組みと共に紹介している。社会でこういう取組をしている人たちがいることを知り、自分の行動と結びつけることができそう。SDGsの補助資料に最適。
とにかく見やすい、読みやすい。それはすなわち、内容を理解しやすいことにもつながります。
デザイン畑の方が関わると、紙面から無駄が省かれるので個人的にはとても好きです。
スタートが「そもそもゴミとは何か?」という定義から始まり、巻末には参考資料がきちんと載っている点も、教育現場に提供する際はとてもありがたいです。
3つのReくらいまでしか知らなかったので、8つのReに出会えて視野が広がりました。
これは図書館に入れます!
タイトルと表紙のデザインに惹かれて読みました。
サーキュラーエコノミーという言葉を本書で初めて知ったのですが、様々な分野で資源を循環させる取り組みがあるのが興味深かったです。廃棄のプロセスであるにも関わらず創造的なアイディアで、一つの役目を終えたその先へ繋がっていくのが素敵だなと思いました。
捨てるしかないと思っていた紙おむつまで再生する技術があるのには驚きました。粗大ごみをメルカリで売る自治体のニュースくらいしか知らなかったので勉強になりました。
「もう、これ以上ごみを捨てる場所がない」「国内で処理できないゴミを輸出している」ということを理解している人がどれだけいるのでしょうか?
ゴミに関する問題の中で、「ゴミ処理の現状を知らない」ということが最初の問題です。ゴミは燃やせばカサが減るじゃないとしか考えていないのが大半の人です。でも、みんなが気付いていない「埋める場所がない」というのは、実に深刻なことなのです。
ゴミを減らそう、できればゴミにしない生活をしようとする人が増えてきました。余計な包装はしない。必要な分だけ買う。それだけでもかなり違うはずです。包装紙を束ねてノートを作ったりする人もいます。こういうことは、昔のおばあちゃんはみんなやってましたね。
ゴミではなく資源として使うために、捨てる時に分別しやすくデザインする、ペットボトルの上につけているラベルのような無駄なものを失くすというのも、大事なアクションです。
そして、何よりも大事なことは、「何でもお金で買おう」という考えを捨てることなのだと思います。食べ物は、廃棄しなくてすむように早めに食べ切ろうとか、新しく服を買おうとする前に、今持っている服の着こなしを考えてみようとか、それって本当に必要?と考えることなのだと思います。
本当に地球環境を守ろうとするなら、そこから考え直さないとね。