海神の娘
白川紺子
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刊行日 2023/07/14 | 掲載終了日 2023/09/26
ハッシュタグ:#海神の娘 #NetGalleyJP
内容紹介
今宵もまた、ひとりの巫女が舟に乗せられ、月明かりの下、島影へ近づいてゆく。
世界の南の端にある「花勒」「花陀」「雨果」「沙文」の四つの島は海神のものだという。
「後宮の烏」につながる中華幻想譚開幕!
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娘たちは海神の託宣を受けた島々の領主の元へ嫁ぐ。彼女らを娶った島は海神の加護を受け、繁栄するという。
今宵、蘭は、月明かりの中、花勒の若き領主・啓の待つ島影へ近づいていく。
蘭の父は先代の領主に処刑され、兄も母も自死していた。
「海神の娘」として因縁の地に嫁いだ蘭と、やさしき啓の紡ぐ新しい幸せへの道。「後宮の烏」と同じ世界の、霄から南へ海を隔てた島々の婚姻譚。
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著者/白川紺子(しらかわ・こうこ)
三重県出身。同志社大学文学部卒。雑誌「Cobalt」短編新人賞に入選の後、2012年度ロマン大賞受賞。主な著書に『下鴨アンティーク』『契約結婚始めました』「後宮の烏」シリーズ(集英社オレンジ文庫)『三日月邸花図鑑』『九重家献立暦』(講談社タイガ)などがある。
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おすすめコメント
◆編集担当者より◆
あの「後宮の烏」と同じ世界で新しい物語がはじまります! 霄から南に位置する花勒、花陀、雨果、沙文の四つの島の物語。
夜のしじま、娘たちは小舟で婚儀に向かいます。海神の導きに従って嫁入りするという娘たちを待ち受ける運命は?
神の娘たちの愛しき婚姻譚をお楽しみください!
◆編集担当者より◆
あの「後宮の烏」と同じ世界で新しい物語がはじまります! 霄から南に位置する花勒、花陀、雨果、沙文の四つの島の物語。
夜のしじま、娘たちは小舟で婚儀に向かいます。海神の導きに従って嫁入りするという娘たちを待ち受ける運命は?
神の娘たちの愛しき婚姻譚をお楽しみください!
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★★
出版情報
ISBN | 9784065318089 |
本体価格 | ¥720 (JPY) |
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NetGalley会員レビュー
夏にぴったりのファンタジーですね。読み始めてすぐ、この世界観に引き込まれ、頭の中には島々、浜辺、海の情景が思い浮かび、暑さを忘れて涼やかな気分になりました。海神の娘と我が君の関係性がどの話も優しい気持ちにさせてくれました。
後宮の烏で出てきた島の名前が、懐かしく思われ、またあちらのシリーズも読み直したくなりました。
託宣によって嫁ぎ先を決められる「海神の娘」と、託宣に逆らうことが許されず「海神の娘」を娶らなければならない領主。
嫁ぎ先が平穏な場所とは限らないし、どんな扱いを受けるかもわからない。それでも彼女たちは向かうしかない。覚悟を持って。
淡々と語られる物語。望んだ結婚でなくとも、幸せになることはできるはず。夫となった領主たちが妻を大切にしようとする姿がよかった。お互いを尊重し、信じあうことで夫婦になっていく二人。みんな幸せになってほしい!そう思いながら読んだ。
領主が海神の娘を娶ることで、島は海神の加護を得て繁栄すると言われ、領主と彼女たちの物語。海神の真意も知らされず、様々な想いを抱えながら嫁いだ海神の娘たちが、苦難に向き合い、それを乗り越えて幸せになってゆく姿がなかなか印象的な物語になっていました。
『後宮の烏』を読んでないとつらいかな?
と思っていたのですが、問題なく楽しめました!!
短編になっているので読みやすいですし、
これはオススメですね。
シリーズ化の予定との事。まだまだ謎も残っていそうですし、続きが楽しみです!
海神によって島の領主に嫁ぐように運命を定められた女と、海神の加護を受けるために無条件で海神から遣わされた女を娶らねばならない領主のである男の話。
きっかけはそうではあるが、そこからどのように夫婦として添い遂げるのかというのが、それぞれのお話で違いがあって興味深かった。
海神と霊子の関係性、こちらが匂わす程度で。今回はそれで丁度いいなと思ってますが、想像をかなりかき立てられますね…。
理不尽な出来事にも抗うことなく、心根は強く、生を全うする生き方。昔はこんなふうに、根拠のないことで命を奪われたり自由を失ったりすることが今より多々あったのだろうな。自由を声高に叫べる、自分の権利を主張できる今はそんな時代を越えてきてこそなのだが、つい忘れがち。
テーマとしては日本のおとぎ話のような雰囲気でしたが、海神の娘として嫁いでくる少女とその夫になる人のそれぞれの関係がとてもよかった。
特に、二人同時に選ばれた娘たちとその幼馴染、夫との関係がとてもよかったです。
運命を受け入れて嫁ぐというのはなかなか覚悟のいることだと思いますが、夫婦で苦難を乗り越えていく様はとてもよかった。