記憶書店
殺人者を待つ空間
チョン・ミョンソプ
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刊行日 2023/07/10 | 掲載終了日 2023/07/09
文芸小説 | ミステリー/サスペンス | 海外翻訳
ハッシュタグ:#記憶書店 #NetGalleyJP
内容紹介
いま最高に面白い、
韓国ミステリーの最前線!
だれが本当の犯人なのか‥‥‥
最後までわかりません!
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残忍な男によって、目の前で妻と娘の命を奪われたユ・ミョンウ。犯人は捕まらず、未解決のまま15年を迎えた。犯人が古書に異常な執着を持っていることを見抜いたユ・ミョンウは、犯人をおびき出すために古書だけを扱う〈記憶書店〉を開店した。そこに現れた4人の怪しい客。「この中に犯人がいる」と確信し、調査をはじめるが‥‥‥。
家族を失った怒れる男のかつてない復讐劇が、いま始まる。
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著者/チョン・ミョンソプ
1973年ソウル生まれ。大企業勤務やバリスタを経て現在は歴史小説、推理小説、ヤングアダルト小説、童話など多様なジャンルと年代の作品を発表している。中編小説『記憶、直指』で2013年第一回直指小説文学賞最優秀賞を受賞し、2016年第21回釡山国際映画祭においては『朝鮮弁護士王室訴訟事件』でニュークリエイター賞を受賞した。ヤングアダルト文学『ミス・ソンタグ』は2019年〈原州一都市一冊読書〉対象図書に選定された。2020年『墓の中の死』で韓国推理小説賞大賞を受賞した。著書として『星世界事件簿│朝鮮総督府バラバラ殺人』『月が砕けた夜』『オンダル将軍殺人事件』『墓の中の死』『遺品整理士│蓮の花の死の秘密』『上海臨時政府』『南山谷の二人の記者』、共著『ゾンビ説録』などがある。
訳/吉川 凪(よしかわ・なぎ)
大阪生まれ。仁荷大学国文科大学院で韓国近代文学専攻。文学博士。著書に『朝鮮最初のモダニスト鄭芝溶』、『京城のダダ、東京のダダ──高漢容と仲間たち』、訳書としてチョン・セラン『アンダー・サンダー・テンダー』、チョン・ソヨン『となりのヨンヒさん』、李清俊『うわさの壁』、キム・ドンシク『世界でいちばん弱い妖怪』、金源一『深い中庭のある家』、朴景利『完全版 土地』、崔仁勲『広場』などがある。金英夏『殺人者の記憶法』で第四回日本翻訳大賞受賞。
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おすすめコメント
◆担当編者より◆
韓流ドラマも面白いですが、次は韓流小説がきます!!
韓国でも売れ行き絶好調の本作は、
衝撃のラストが待ち受ける、面白さ太鼓判のミステリ―です!
◆担当編者より◆
韓流ドラマも面白いですが、次は韓流小説がきます!!
韓国でも売れ行き絶好調の本作は、
衝撃のラストが待ち受ける、面白さ太鼓判のミステリ―です!
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★★
出版情報
ISBN | 9784065289440 |
本体価格 | ¥2,100 (JPY) |
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NetGalley会員レビュー
こいつら全員怪しい。
古書愛好家の連続殺人者をおびき出すために大学教授が開店した「記憶書店」。そこに訪れた、異常に古書に執着する木工職人、軽薄そうなユーチューバー、児童虐待の可能性のある親子、古書ではなく教授に会いに来たという男。全員が怪しい。「ハンター」は誰なのか。ドキドキする。そして、後半の犯人との対峙まで、ドキドキの加速は最高潮に達する。ラストまで駆け抜けるような展開。そして、ラストの物悲しいエピローグにダークヒーローさながらの教授の信念のかっこよさと切なさと抱える哀しみの余韻で胸が締め付けられた。すばらしかった。
手に汗握るとは、まさにこの事!ページをめくるたびに、激しい衝撃に包まれ、卒倒しそうになりました!冷酷非道な殺人鬼VS老齢の男性被害者。その復讐劇に背筋が凍り、読後も、溶けそうにありません。壮絶な作品を読んでしまった…!すごすぎました!
家族の命を奪われたユ・ミョンウが
復讐のために始めた古書だけを扱う記憶書店。
古書に執着する仮面を被った客人の誰が犯人なのか。誰もが疑わしく翻弄される。
ミステリーを追う面白さと、15年もの間に積もらせた見えない犯人に対する復讐心が見せるスリリングな展開に一気読みでした。
フィードバックが遅くなり申し訳ございません。とても面白く拝読いたしました。復習を果たす為、自分と共通の「古書収集」が趣味の犯人を書店を開いておびきよせる、というセットアップが面白かったです。韓国の文学が分からなくても楽しめました。後半の復讐劇も韓国らしく派手で痛快で思わず声がでる気持ちよさがありました。
著者の方は初めましてでしたし、サスペンスもあまり読まないので、新鮮な読書体験でした。細部がとてもリアルで、映像的だなあと感じました。古書を扱っているので、「アリラン」は小説が原作であることとか、有害図書として漫画が焼き払われたことなど、戦後の韓国の出版事情を少し垣間見ることができました。最後に出て来る元北朝鮮スパイの探偵が気になります。この著者の他の作品も読んでみたいと思いました。
韓国発のミステリー。
韓国映画など観ていても思いますが、復讐がエグいです!
しかも年月と手間を厭わない!
長い時間をかけて目的のためにかける時間と手間、生きていく目的がもはや復讐。
15年前に目の前で妻と娘を殺された主人公。
犯人が古書に執着があることを見抜き、おびき寄せるために古書店を開業する。
犯人が誰かはわからない。でも必ずやってくるはず。
主人公と犯人の視点から語られるので、ハラハラが止まりません!
犯人は一体誰なのか?復讐は成功するのか、それとも返り討ちか?
ぜひ読んでみてください。
主人公の復讐物語であることは冒頭で明かされるので、果たしてそれが叶うのか、叶うとしたらどの程度復讐できるのか、という話になるが、清々しいほど徹底した、最高の復讐っぷりだった。
何も心配いらずに読めます。
妻と娘を殺されたユ教授が本に興味を抱いていた犯人「ハンター」を誘き出し復讐をする物語。
古書店に訪れた怪しげな男の調査をするようにユーチューバーに依頼。なんだかイマドキ。
読みやすくてあっという間に読んでしまいました。映画化しても面白そう。
ちょっと怖くて読み応えがある作品でした。
事件の劇的なエピソードと強いインパクト。眼をおおいたくなるような惨劇から始まるユ教授の孤独な戦いをじっと見守る。冒頭部を読んでタイトルから予想した静謐なイメージに違和感を持ったが、なるほどサブタイトルの通り。韓国映画が好きでよく鑑賞するが、この小説もスピード感のある畳み掛けるような展開で最後まで手に汗を握って読んだ。まさかの犯人とユ教授の覚悟がラストの見所だ。