黒い糸
染井為人
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刊行日 2023/08/30 | 掲載終了日 2024/02/19
文芸小説 | ミステリー/サスペンス | ホラー
ハッシュタグ:#黒い糸 #NetGalleyJP
内容紹介
横溝賞出身、『悪い夏』著者による初のホラーサスペンス。
千葉県松戸市の結婚相談所でアドバイザーとして働くシングルマザーの平山亜紀は、仕事で顧客とトラブルを起こして以降、無言電話などの嫌がらせに苦しめられている。
亜紀の息子・小太郎が通う旭ヶ丘小学校の6年2組でも、クラスメイトの女児が失踪するという事件が起きていた。
事件後に休職してしまった担任に替わり、小太郎のクラスの担任を引き継いだ長谷川祐介は、クラス委員長の倉持莉世から、クラスの転入生の母親が犯人だという推理を聞かされて戸惑うが、今度はその莉世が何者かに襲われ意識不明の重体となってしまう。
特定のクラスの周辺で立て続けにおきる事件の犯人は同一なのか、またその目的とは。
出版社からの備考・コメント
初回指定(7/23(日)〆切)はWebHotLineマイページからお願いいたします。
▼ご注文方法
①『WebHotLine』Myページにて「 【文芸単行本】8月刊 染井為人『黒い糸』ゲラ読みDLご案内!」を開きます
②ご感想はマイページからアクセスできるGoogleフォームでも発売日まで募集しております。
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おすすめコメント
染井さんの小説はとにかく読ませる! 読者をぐいぐいと作中に引き込む力があります。
最新作『黒い糸』は、『悪い夏』読者に特におすすめしたい作品です。
結婚相談所と小学校に勤める三十代男女の(いささかトラブルと苦労の多い)日常は身につまされ「ホラーサスペンス」であることを忘れさせられるほど。
しかし没頭して読み進めるうちにいつのまにか大事件の渦中にあることに気付かされ、その先には怒濤の、予想外の展開が待っています。
タイトル「黒い糸」の意味は作品全体に通じるテーマです。ぜひ読んでお確かめください。
出版情報
発行形態 | ソフトカバー |
ISBN | 9784041140451 |
本体価格 | ¥1,850 (JPY) |
ページ数 | 352 |
閲覧オプション
NetGalley会員レビュー
怖かった〜途中、亜紀にイライラして「もう!なんで気づかないの〜!!」と叫んでしまった。長谷川先生視点も読んでいるから読者は気づけるのか。いやいや、そこかしこに不穏な描写あったし、食事のシーンなんかもうあからさまなのに気づかないの?亜紀さん!!
しかし、なんで恐ろしい事件なんだろう。ありえないでしょ!と一蹴できない。意外と現実でも…あー本当に怖かった。まだまだ恐怖は続くのかもしれない。あの人が帰ってくるかも…
(シリーズ化期待してます!)
立て続けに起こる学校周辺での事件。
シングルマザーの亜紀の身に振りかかる被害。
重なり合う様々な恐怖がこれでもかと畳み掛けてきます。
もしかして、あの人ではないの?と読みながら疑い出したら怖くてたまらない。
どう考えても理解できないことが一番の恐ろしさかもしれませんね。
これ、このままで終わるとは思えないんですけどーー!!
染井さんのどす黒い糸、私には絶ち切る自信ありません。
冒頭は日常を感じつつも、火種のような不穏さが存在しており、ずっとハラハラしていました。爆発してしまったあとの展開は今まで積み上げてきたものへの、丁寧とすらいえる回収でむしろ爽快でした。
タイトルの黒い糸も読み終えてみればなんだか秀逸で、寄せて束ねて織ってみたらこんな柄ができあがってるんですか!という驚きを感じ大変面白かったです。でも怖い!
読み始めたら最後、不穏な空気にあっという間に包まれ、身も心も捕らわれるようでした。
続く不審な出来事が、少しずつエスカレートしていく様子に背筋が凍ります。まるで、背後から恐ろしい何かに、ずっと跡をつけられているようなドキドキ感。この事件の結末は、どこへ向かうのか…外界が遮断されたように、夢中でページをめくっていました。そして、絶句と衝撃1000%の後半に、冷や汗が滝のように流れ震えました。身の毛がよだつとはまさにこの事。ラストに見た壮絶な光景が、脳裏に焼き付いています。夜に読んでしまったことを、後悔しました…。夢に出そうです…(泣)心身共に、ショックが止まらない驚愕のブラックミステリ!すごすぎました!
あなたは経験ありませんか?
「父親、あるいは母親の悪いところばっかり似てて、、、」って笑いながら言ってしまうこと。
でも、この小説を読んだ後は、その笑いが凍り付いてしまうかもしれません。
小学生の失踪事件から始まり、
犯罪の連鎖にからめとられるかのように人物が動いていく。。
そしてついには、思いもよらない様相を呈してくる。
とにかく、ハラハラして緊張しっぱなしなのですが、
唯一、祐介と風介の関係性が微笑ましく、
この兄弟と出会えた亜紀と小太郎親子は、幸せになって欲しい。
いつのまにか巻き込まれていた
息子と同じクラスの少女が行方不明のなり
また別の少女も被害にあう
呪われたクラスと揶揄され
保護者やマスコミの対応に疲弊する先生達
元夫のDVから逃れ息子との生活に小さな幸せを感じていたのに、仕事でのトラブルからか無言電話や嫌がらせが始まる
息子の周りで起こってる事件と私のトラブルで心身疲弊し仕事も出来ない日々
混ざり合わないはずの事柄が
どこで結ばれ、いつ巻き込まれていたのか
裏で糸を紡ぐのは誰なのか
真相が顕になるたび
恐怖がじわりと忍び込み
引き込まれずにはいられない
ミステリサスペンスとして最高でした