なぜヒトだけが老いるのか

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刊行日 2023/06/20 | 掲載終了日 2023/06/29

ハッシュタグ:#なぜヒトだけが老いるのか #NetGalleyJP


内容紹介

人間以外の生物は老いずに死ぬ。

進化の過程でヒトだけが得た「長い老後」には重要な意味があった。

生物学で「老い」の常識が覆る!


【ベストセラー『生物はなぜ死ぬのか』著者による待望の最新作!】

・産卵直後に死ぬサケ、老いずに死ぬゾウ、死ぬまで子が産めるチンパンジー
・ヒトは人生の40%が「老後」
・長寿遺伝子の進化・寿命延長に影響した「おばあちゃん仮説」と「おじいちゃん仮説」
・老化するヒトが選択されて生き延びた理由
・ミツバチとシロアリに学ぶ「シニアの役割」
・昆虫化するヒト
・不老長寿の最新科学
・85歳を超えたら到達できる「老年的超越」というご褒美
・老化はどうやって引き起こされるのか
・生物学者が提言する「最高の老後の迎え方」とは ……ほか

「老いの意味」を知ることは「生きる意味」を知ることだった!

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著者/小林武彦(こばやし・たけひこ)
1963年生まれ。神奈川県出身。九州大学大学院修了(理学博士)、基礎生物学研究所、米国ロシュ分子生物学研究所、米国国立衛生研究所、国立遺伝学研究所を経て、東京大学定量生命科学研究所教授(生命動態研究センター ゲノム再生研究分野)。日本遺伝学会会長、生物科学学会連合の代表を歴任。日本学術会議会員。生命の連続性を支えるゲノムの再生(若返り)機構を解き明かすべく日夜研究に励む。地元の伊豆、箱根、富士山をこよなく愛する。著書に『寿命はなぜ決まっているのか』(岩波ジュニア新書)、『DNAの98%は謎』(講談社ブルーバックス)、『生物はなぜ死ぬのか』(講談社現代新書)など。

人間以外の生物は老いずに死ぬ。

進化の過程でヒトだけが得た「長い老後」には重要な意味があった。

生物学で「老い」の常識が覆る!


【ベストセラー『生物はなぜ死ぬのか』著者による待望の最新作!】

・産卵直後に死ぬサケ、老いずに死ぬゾウ、死ぬまで子が産めるチンパンジー
・ヒトは人生の40%が「老後」
・長寿遺伝子の進化・寿命延長に影響した「おばあちゃん仮説」と「おじいちゃん仮説」
・老化するヒトが選択されて生き延びた...


出版社からの備考・コメント

★校了前の仮データを元に作成しています。刊行時には内容が若干異なる場合がありますがご了承ください。

発売前の大切なゲラをご提供させていただいております。弊社では、下記のような方からのリクエストをお待ちしております。
○発売に向けて、一緒に作品と著者を応援していただける方
○NetGalleyへレビューを書いてくださる方
○自分には合わない内容だった際、どういったところが合わなかったかなど、建設的なご意見をくださる方

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販促プラン

読み終わりましたら是非NetGalleyへレビューを投稿ください!
著者・担当編集者ともに楽しみにお待ちしております。
また、適したメディアやお持ちのSNSにもレビューを投稿いただき、多くの方に本を拡げていただけますと嬉しく幸いです。

※発売前作品のため、ネタバレになるレビューはくれぐれもお控えくださいませ※

ご協力の程、何卒宜しくお願い致します。

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出版情報

ISBN 9784065326404
本体価格 ¥900 (JPY)

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NetGalley会員レビュー

生物学的なヒトの寿命は50~60歳くらいで、野生の動物は基本的に老化しない。

人にとって老いは必要なもの。
なぜか。
それは死を意識し公共を意識するためだという。

生物学的な「老い」と人の社会での「シニア」との関係から老いについて考えた一冊。

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「なぜヒトだけが老いるのか」これは常日頃から気にかかっている魅力的な課題でした。ヒト以外の哺乳類には老化期間が存在しないという不思議な現象。本書を読んで老化がヒトの進化によって獲得した貴重な産物であることに納得しました。
「おばあちゃん仮説」「おじいちゃん仮説」や随所に仮説が入って、人の老化の意味や社会的価値を考える上で、楽しみながら読み進められ、示唆に富む内容でした。生命の働き、生と死の関係について専門的用語も使って解説されていますが、たとえ話も交えられているので分かりやすく、気軽に読めました。
ヒトだけが人生の40%という長い老齢期を生き続ける意味を深く考える良い機会になり、老後の価値ある過ごし方や高齢化社会問題に興味のある方にもぜひお薦めしたい新書です。

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新書だし軽い内容かなと思って読むと大間違い。生物学者のきちっとした入門書でした。前作を読まず、先に本作を読んでしまったので、改めて『生物はなぜ死ぬのか』も読んでみようかと思ってます。アンチエイジングの本ではありませんのでお間違いのないように。

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前書『生物はなぜ死ぬのか』にて、「死は進化に必要である」とした著者は、本書にて「老いを実感しているシニアは社会にとって必須の存在であり、「老い」のおかげで人類の寿命が延び、今の文明社会が築かれた」と結論づけています。
「死」はすべての生物に共通した絶対的なものであるのに対し、「老い」はヒト以外の生物にはほとんど見られない現象であるらしい。生物が持つ全ての性質は、進化の結果できたと考えられるので、ヒトに特有の「老い」にも生物学的な意味があるはずである。本書では、様々な生物との比較のなかで、ヒトにしかない「老い」の正体を考察する。さらに本書がユニークなのは、生物学的な視点からの「老い」の意味を踏まえて、私たち人にだけ与えられた「長い老後」をどう過ごせば良いかのシニア論になっていることであります。
「老い」の意味を考え、それと向かうあう楽しみを考える本です。

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