ふがいないきょうだいに困ってる
「距離を置きたい」「縁を切りたい」家族の悩み
吉田潮
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刊行日 2023/05/24 | 掲載終了日 2023/05/24
ハッシュタグ:#ふがいないきょうだいに困ってる #NetGalleyJP
内容紹介
親の老後の相談ができないきょうだい、経済的な危機感がないきょうだい、生活が自立していないきょうだい、トラブルを持ち込むきょうだいetc.
自身の将来ですら不安なのに、「ふがいないきょうだい」の問題がのしかかってきたら――
著者含む13の事例と専門家への取材をもとに、「家族だからなんとかなるはず」「家族だからサポートしなくては」「家族だから家庭内で解決しないと」という思い込みを手放すヒントをひねり出す。
親の老後の相談ができないきょうだい、経済的な危機感がないきょうだい、生活が自立していないきょうだい、トラブルを持ち込むきょうだいetc.
自身の将来ですら不安なのに、「ふがいないきょうだい」の問題がのしかかってきたら――
著者含む13の事例と専門家への取材をもとに、「家族だからなんとかなるはず」「家族だからサポートしなくては」「家族だから家庭内で解決しないと」という思い込みを手放すヒントをひねり出す。
出版社からの備考・コメント
※書影は4月25日時点のものです。実際の表紙とは異なる場合がございます。
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書店の皆さま
初回指定のご希望がございましたら
以下の【販促素材】『ふがいないきょうだいに困ってる』初回指定用紙にてFAXでお申し込みいただくか、
光文社書籍販売部 関口までご連絡ください!(☎03-5395-8112)
※締め切りは5月7日(日)中です
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出版情報
ISBN | 9784334953799 |
本体価格 | ¥0 (JPY) |
閲覧オプション
NetGalley会員レビュー
日本において家族は聖域である。
きょうだい間の関係がうまくいかない背景には『関係性の歴史』があり、それは即ち親との関係があるという。
困ったきょうだいがいる方13人にインタビューした記録。
それぞれが自分らしい生き方を選択するため、これは社会の問題なのだと思う。
自分自身、きょうだいとの仲は悪い方だと思っていたのですが、
読んでみると、世の中にはたくさん酷いケースがあるんだなと感じました。
取材対象者がある程度の年齢に達している人ばかりなので、お金と、親の面倒を誰がみるのか、
といった問題に直面して、困っている人が多いようです。
ただ、いずれのケースも、幼少期からのいろいろな出来事の積み重ねで、最後に解けないわだかまりができてしまったケースが多く、また往々にして「人の気持ちを理解することのできない人=(自分に都合が悪いものは)理解する気がない人」が家族間にいるために、解決が遠のいているように見受けられました。
本の最後に書かれているように、家族であろうときょうだいであろうと、合わない人とは離れるのが一番の解決策だと思います。
離れてみて、自分の心が解放される感じがするなら、それが自身の幸せということだと思います。
親子関係のルポは多数出版されていますが、きょうだい関係に着目した本は珍しいと思い読んでみました。
13名の事例からは、きょうだいに困っているが身内だから放っておけない、という気持ちが滲み出ていて、自分自身に向けて使われることが多い「ふがいない」という言葉がぴったりだと感じました。
本書では実家が裕福で親が特定の子を甘やかし、それを反面教師にして自立したきょうだいに影響を及ぼすケースが多く見られ、2人の子を持つ親としても考えさせられる面がありました。私自身、成人後はほぼ没交渉のきょうだいがいるので、親の介護や相続に直面したときにスムーズに連絡がとれるのか不安があります。
配偶者の親の問題はそれぞれ実子で、という考え方はある程度浸透してきたように思いますが、同じ親を持つきょうだい間では親の問題をどうするか、きょうだいの人数が少ないからこそ考えておかねばならないなと思いました。
「ふがいない」という言葉に込められた意味がそれぞれに違ってそれぞれに重い。
私にはきょうだいがいない一人っ子で、それをさみしく思ったことも親の介護など将来を不安に思ったこともあるが、「ふがいない」きょうだいを持つゆえの悩みは想像を絶するものだった。
こういう取材を受けてくれる人が女性に多く男性に少ないというのも興味深い。実際、この本でも配偶者のきょうだいに悩む女性の話が出てくるが、そこでもやはり語るのはそういったきょうだいを持つ男性ではなくその妻なのだ。
きょうだいに関して、色々思うところは日頃からあるけれどだいぶマシだと思った。
親とそのきょうだいはエピソードにもありそうな感じだった。いくら仲が良くても親が亡くなったりや意思疎通が出来なくなったときはどうなるか分からない。
血が繋がっているからといって仲良くしなくてはならないなんてことはなく、合わないなら離れるのも解決策と本書の中にはあって間違ってなかったと心が軽くなった。
インタビューに答えてくれた方がすべて女性だった、という件には少し驚いたけれど思わず頷いた。