エタンプの預言者
著:アベル・カンタン/訳:中村 佳子
この作品は、現在アーカイブされています。
ぜひ本作品をお好きな書店で注文、または購入してください。
出版社がKindle閲覧可に設定した作品は、KindleまたはKindleアプリで作品を読むことができます。
1
KindleまたはKindleアプリで作品を閲覧するには、あなたのAmazonアカウントにkindle@netgalley.comを認証させてください。Kindleでの閲覧方法については、こちらをご覧ください。
2
Amazonアカウントに登録されているKindleのメールアドレスを、こちらにご入力ください。
刊行日 2023/04/22 | 掲載終了日 2023/05/05
ハッシュタグ:#エタンプの預言者 #NetGalleyJP
内容紹介
21年フロール賞受賞作! フランスの名だたる文学賞レース、ゴンクール賞、フェミナ賞、ルノードー賞、アカデミー・フランセーズ賞、ジャン・ジオノ賞の6賞候補入り!
『恥辱』クッツェーを読んだ方にぜひ、読んでいただきたい超弩級の問題作!
かつてタレント歴史学者を夢見たジャン・ロスコフは、落ち目だった。1995年に「冷戦下米国のソ連スパイ事件」を巡る書籍を刊行したが、直後CIAが機密解除、本は一夜にして紙くずに。妻とは離婚し大学を退職、酒浸りだったロスコフは、同性愛者の娘のラディカルフェミニストの恋人に刺激され、研究を再開、サルトルやボリス・ヴィアンと親交があったアメリカの詩人・ウィローについての書籍を刊行する。客わずか5人の出版記念トークショーの席上、ロスコフはウィローが黒人であることを記述しなかった理由を問われる。翌朝掲載されたブログ記事が炎上し、ロスコフはレイシストだという非難にさらされる。さらに自分を擁護するツイートに返信したロスコフは、炎上を煽ってしまう。ツイートした知人は、極右政党に入党していたのだ――。
あらすじを読んだ瞬間、クッツェー『恥辱』、フィリップ・ロス『ヒューマン・ステイン』、ウェルベックの系譜作品と直観し買い付けました。2020年代の悲哀は、さらに過酷です。爆笑し戦慄してください。
「今読むべき21世紀の必読小説」豊崎由美さん(書評家)
//著者紹介
弁護士、作家。2019年に小説デビュー。デビュー作Soeurでゴンクール賞のロングリスト入りを果たしたほか、ゴンクール賞処女小説賞候補。2作目となる本作で、ゴンクール賞、フェミナ賞、ルノードー賞、フロール賞、アカデミー・フランセーズ小説賞、ジャン・ジオノ賞の6賞候補入り、フロール賞を受賞し注目を浴びている。
出版社からの備考・コメント
※頂戴したフィードバックコメントは拡材や広告などで使用させて頂く場合がございます。
出版情報
発行形態 | ソフトカバー |
ISBN | 9784041124963 |
本体価格 | ¥2,400 (JPY) |
ページ数 | 384 |