三びきのやぎのどんけろり
マック・バーネット、ジョン・クラッセン
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刊行日 2023/03/10 | 掲載終了日 2023/04/30
ハッシュタグ:#三びきのやぎのどんけろり #NetGalleyJP
内容紹介
あるところに橋がありました。橋のしたには、お腹を空かせた恐ろしいトロールがすんでいます。三びきのやぎのどんけろりは、その橋をわたろうとしていました。トロールは、やぎをどう料理するかで頭がいっぱい。欲を出して、「もっと大きいやぎが食えるなら」と、一番目、二番目のどんけろりを見逃します。ところが、待ちわびた三番目のどんけろりが姿を現すと…。
【対象年齢:5歳~】
あるところに橋がありました。橋のしたには、お腹を空かせた恐ろしいトロールがすんでいます。三びきのやぎのどんけろりは、その橋をわたろうとしていました。トロールは、やぎをどう料理するかで頭がいっぱい。欲を出して、「もっと大きいやぎが食えるなら」と、一番目、二番目のどんけろりを見逃します。ところが、待ちわびた三番目のどんけろりが姿を現すと…。
【対象年齢:5歳~】
出版社からの備考・コメント
ジョン・クラッセン 絵
青山 南 訳
286 × 222 ミリ ・40ページ
マック・バーネット 文
ジョン・クラッセン 絵
青山 南 訳
286 × 222 ミリ ・40ページ
出版情報
発行形態 | ハードカバー |
ISBN | 9784759822960 |
本体価格 | ¥2,200 (JPY) |
ページ数 | 40 |
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閲覧オプション
NetGalley会員レビュー
令和版の『三匹のやぎのがらがらどん』といった絵本でしょうか。トロルが住むのは橋の下ですがゴミだらけだったり、ヤギを食べるのに美味しそうなメニューが出てきたり。他にも文章に込められたメッセージがあるかと思ったのですが、分からず…。まだまだ読解力を身につけないと、感じる奥深い絵本なのです。
『がらがらどん』に慣れすぎているので、絵も言葉もスタイリッシュな印象を受けます。違う訳だとこんなに印象が変わるのか、という事に大人は感動を覚えるかも。
学校図書館で扱うなら、「このはなし、きいたことない?」という問いかけ付きで読み聞かせをするのも楽しいかもと思います。
『三びきのやぎのがらがらどん』と関係性がわからないまま読みましたが、おそろしさはそのまま、内容が少し違って『がらがらどん』はどんなだったかなと読み返しました。トロールはそんな贅沢な材料はあるのかいとおもってしまうくらいレシピのアイディアが豊富で面白かったです。少し可哀想になっちゃいました。
私の世代だと、よい子悪い子普通の子みたいなのがあって、
それぞれが特色があって、それを見ていろいろ考えさせられる。
なまじっか自分が強くなると、相手を搾取することだけしか考えられなくなる。
下を見て自分はそこそこイケていると思うからこそトロルは全能感のもと判断する。
それが、このトロルが上を見てまだまだ私は雑魚だなと思えばもっと違う話になる。
強いものには強い考えがあって、弱い者には弱いだけの知恵もある。
なければ淘汰されている。実力長所などを補完しあう仲間は大切だなあと感じます。
知恵で食べられるのを回避してトロールを倒してヤッター!めでたしめでたし…なのか、欲張った結果酷い目にあう教訓物語なのか…ヤギ目線、トロール目線で解釈が変わってくるなんとも面白いお話。
いろんな考え方が出来る事をこの絵本を通して学べそうです。、
橋の下で獲物を待つトロール、そこを通り掛かるやぎのどんけろり。さて、やぎは食べられてしまうのか?
絵は幻想的でお話は怖くて、強く心に残る絵本でした。何度も見てしまいます。怖いもの見たさかな。最後、めでたしめでたし、とは素直に思えないところがとても良かったです。
マック・バーネット流『三びきのやぎのがらがらどん』へのオマージュでもあり、挑戦状でもあるのだろう。
トロルの邪さも結構書き込んでいる印象だが、やっぱり詰めが甘いところにくすり。
そして、三匹のやぎのどんけろりたちの圧倒的な存在感。特に三匹目に至っては、一目見るなりお手上げ感満載‼︎
ここで読者もしてやられたと思い知るのだ。
全く、マック・バーネットからは目が離せない。
ノルウェーの昔話。
あまりにも衝撃的で、たぶん子供の頃もそして大人になってから部屋の隅から出てきた絵本をみてよみかえしても、うーんこれはすごい、と思ったものです。これが伝えるメッセージってなんだろう、と読み聞かせに選ぼうかと思った時に考えこんだ記憶もあります。あまりにも有名なすでにあるヤギが三匹表紙に踊っている「あの」絵本のことなのですが。(マーシャ・ブラウンさんの)
あのお話の、そしてきっとみんな大好きなクラッセン版登場です。
どんけろり、はまた面白く楽しい音として訳されました。
絵本が好きな人はきっと手に取らずにはいられないほどのワクワクでしょう。
クラッセンの、あの、どこかすっとぼけたような、眼が怖いような、コミカルなような恐ろしいような・・・独特の世界が広がります。
そして、最後のクライマックスが、結末は同じなのだけれど、描かれている絵柄で印象がこれほどかわるとは。手元に並べて比較したわけではないのですが、どんがんばん!と何かが起こり、また静けさが訪れます。正直私の目には、トロールはぜんぜん怖くなくてむしろずっとよわっちい感じがします。
茶色っぽいトーンで統一され、画面の隅々まで子供達と一緒に眺めてしまいそうな。
とにかく読んでみてください。
絵本の棚に必須の一冊になることでしょう・・・・
THE THREE BILLY GOATS GRUFF
Text copyright © 2022 by Mac Barnett
Illustrations copyright©2022 by Jon Klassen